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半袖

【2-3】


「あっっつぅ”ーー。」


朝ホームルーム前、机に伏せながら呻き声をあげていたのは半袖になった莉桜だった


もう5月中旬

つい最近まで肌寒い風が吹いていたが表裏一変するように気温が急激に高くなっていたのだった


更に梅雨の時期でもあり、嫌な暑さが莉桜達を苦しめていた


この暑さには流石の楓も悶え、半袖へ切り変えていた


「汗がとまんなあ”いぃ。」

「ジメジメして嫌だね。ほら、ちゃんと汗拭かないと風邪引くよ??」


楓が持っていたタオルで莉桜の首周りを拭く


……楓の”使用済み”タオル、、


「変なこと考えちゃダメよー莉桜ちゃん。」


若干怖い笑みを浮かべる楓


「か、、考えてねえよっ、、」

「髪も湿気で飛んじゃうね、結び直そうか。」

「ん、ありがとう。」


莉桜の髪がはらりと解けてゆく


「あ。」

「?」

「やっぱりやめた。」

「え、なんd…。」

「莉桜ちゃんが髪の毛解いた時なんて珍しいんだから私以外に見て欲しくないの。♪」


耳元で囁く


「はっはあっ!?、」


楓のいじわるに莉桜はすぐ耳を赤くする


慣れた手つきで莉桜の髪を結っていく


「はい、これで元通り。結ぶのは2人の時ね。」

「なんなんだよ、、はあ…。」



【非常階段】


「いただきまーーす。」


2人はいつも校舎外についている階段でお昼ご飯を食べている。学校で居る時唯一2人になれる時間だ


莉桜も楓もこの時間か大好きだ


「んー!おいしい…へへ。」

「ほんと美味しそうに食べるねえ。そういう所大好きだよ〜。」

「う”っ…う、うるさい!!」

「ふふ。かわい。」


莉桜は楓を無視するように食べ続ける


「そうだ、髪結ってもいい?」

「あ、うん…ボサボサのままだし。」


髪を解き櫛を通す


「ん。」


櫛に髪が引っかかり少し体が倒れる


「んー?甘えん坊さんなのかなあ。」

「ち、ちがっ!ばかっ!」

「ふふ、はいはいー。」


髪を手でまとめさっきより少し高めの位置で結んでいく


「はい、出来上がり。」

「ちょっと高めに結んだろ、、」

「その高さが私1番好きなの。」

「いいけどさあ…、んん、もう。」


困った顔を浮かべながら内心嬉しくて堪らない莉桜であった。


昼休みも終わりかけ、戻る準備をして立ち上がる


「あ、綺麗。」


莉桜が目線をやった先には入道雲が天高く伸びていた


「綺麗だねえ。いい事あったね。」

「うん!」


莉桜は夏が好きだ。夏の雲が好きだ。目を輝かせ暫く空を眺めていた


「ん、そろそろ戻ろっか。」



教室に戻っていると遠くから1人の女子が駆け寄ってきた


「はあ、はあ…高宮さん、莉桜ちゃん!

クラスのみんなと一緒に海行こ!!」



「秘めるは咲く百合」


半袖っていいですよね。私も大好きです。

袖の隙間から見える二の腕も最高ですし、常に二の腕が露出しているのも最高です。


因みに私海鼠も夏が一番好きです。その次に秋と冬です。夏は勿論雲が綺麗だし、私の誕生日でもあるんです!秋は紅葉が綺麗だし冬は雪が降るから好きです。


どの季節も特徴があって素敵ですよね。


どうぞご自愛ください︎(*^^*)


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