勉強会
「ああ…、、勉強なんてしたくねえ、、」
ピンポーン
インターホンを鳴らす
「はーい、いらっしゃい莉桜ちゃん。」
玄関から覗くのは制服の時とはまた一風変わった楓だった
「ん、服新しく買ったのか?」
「あ、気づく〜?これから暑くなるし新しく買ったの。」
「い、いいと思う…。」
また耳を赤くする莉桜
これが莉桜なりの精一杯の褒めなのだ
「ふふ、ありがとう、ほら入って。」
「久しぶりに来た気がする。」
「春休み中は私が旅行とかで居なかったもんね。」
「あ、これお母さんが叔母さんに。って。」
「おいしそうー、ありがとう。」
2人はよく楓の家で勉強会をしたり遊んだりしていて2人の親も顔見知りなのだ
久しぶりからなのか、やけに静かな家の中は緊張する
部屋に入るなり壁に追いやられ熱く深くキスをされる莉桜は抗うことなどせずただただ受け入れる
「ふふ、ずっとちゅうしたかったんでしょ。」
「なっ、、なんでそんなっ。」
「前みたいに抵抗してないもんねえ。」
「そっ、それは…久しぶりだった…から、で、、」
莉桜は必死にその場しのぎの言葉を探している
そんなのお構い無しに楓は何回も何回もキスをする
「ん、んん…ぅ。」
莉桜の意識が薄くなっていく
、、同時にもっと欲しくなる
「…はいっ、じゃあお勉強しよっか。飲み物取ってくるから準備しててねえ〜。」
「んえ?」
莉桜は放心状態であった、段々と込み上げてくる恥ずかしさ。
「んんんーー!!!!」
あーーもう!楓ええ…!
それも全て楓には見抜かれているのだ
分からない…勉強なんてしたくねえ…
ゴンッ
莉桜が強く机に頭を打ち付け、伏せている
「もう、莉桜ちゃん…ちゃんとお勉強しましょうね。」
と、莉桜の横腹を楓が突く
「ひゃうっ!」
それと同時にみっともない声を発する莉桜
「かーえーでえ…、てめっ、」
「はいはーい。はーいこちょこちょ…。」
暴れる莉桜を上手く押えながら体の至る所を擽っていく
「ひゃっ、あっ…う、いやあぁ、ははっ、う、」
楓は知っている。莉桜の全てを。弱い所さえも全て
「ふふ、莉桜ちゃん…。」
「お、、おい…楓?…おいってば、、」
悪い笑顔を浮かべて莉桜へ迫る楓
後ろにはベッド、逃げる宛てもなく莉桜の額に汗が溜まる
ガタッ…
楓の足が机にあたりシャーペンが床に落ちた
カタッ
その音と同時に楓が莉桜に覆いかぶさり、弱い所を攻めていく
「いやっ、そこっだめえっ…あははっふ、あっ。」
擽ったさと、妙な感覚に襲われる莉桜
そして、また期待
「んっあっ、、ふっああっ…。」
「かわい、、はい…お仕置はここまで。ちゃんとお勉強しましょうね。」
「まっ、、」
またこれかよ!!…何なんだよっ
お仕置い?お仕置…お、しおき…、、
スラスラ、スラ
暫くシャーペンがノートを滑る音と、2人の吐息が部屋に響く
……
「分かんない!もうしない!やーめたっ。」
「どれどれ…後ちょっとだよ?頑張ろう莉桜ちゃん。」
「いーーーやーー。しらなーい。」
「ん、悪い子だなあ。お仕置が必要なのかなあ?」
「ふっ、やれるもんならやってみな。簡単じゃねえぜ。」
そう言うとそさくさと部屋の隅へ逃げる莉桜
「そう来ますか、、いいですよー。構ってあげようね。」
「は!?そ、そんなんじゃないし!!」
すぐ耳を赤くするなりベッドへ逃げ込む莉桜
楓はそれを予測していたのか、逃げ込んだ莉桜をそのまま押し倒した
「う、あ…え、、」
「莉桜ちゃん、私から逃げれ訳無いの分かってるよね?」
「う、うるs…。」
「あ、それともー…、お・し・お・き。されたかったのかなあ?」
「は、はあっ…、そんなっ、、」
「ぜーんぶ、お見通しだからね。」
そう言うと楓は莉桜の弱い耳を甘噛みし執拗に舐めていく
「はうっ、、ああ…ふ、、」
「ん、ん、、ああ…か、かえでえぇ、、」
「ふふ、かわい、構って欲しかったんだもんね。」
「ち、ちがあ、、」
莉桜は口をぽっかり開けたまま遠くを見ている
そんなのお構い無しに次々に莉桜の弱い所を攻めていく
耳から、腹から足へと…
「んんいやあ…、かえでええ、」
「甘えん坊さん…。」
暫く続けていると、莉桜は疲れ果てて眠ってしまっていた。そう、莉桜はとてつもなく弱いのだ。体力切れで毎回眠ってしまう。
「あらら。」
眠った莉桜へ毛布をかけ楓は勉強を再開する
勉強会
平和に終わらせたいと思っているのだが、そんな事絶対にないとも分かっている楓なのであった。