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嫌いなアイツ


「なーんでっ、なんで今年も楓と同じクラスなんだよ。楓っ、なんかしてるんじゃないの!」

「もう、物騒な事言わないよー、莉桜ちゃん。」

「もうもう、2人ともー、相変わらず仲がいいんだね。」

「喧嘩する程仲がいいって言うもんねー。」「ねー。」


いつものように楓につっかかる莉桜を女子が宥める


「仲良いのー。」「仲良くない!!」


ここは皇北高校2-3である

今日も莉桜の甲高い声とチャイム共に学校生活が始まっていく


「ほらーみんな座れえ。

ホームルーム始めるぞー。」


先生の低い声がクラスに響く


「くそっ、なんで今年も楓と…。」


莉桜が不機嫌そうな顔を浮かべブツブツ呟き楓の方へ視線を向けると、楓がこちらを向き、口元へ手を当て口パクで言った


「ふふ、どうしたのー。」

「なっ、!」


ゴンッ


「いってえ、、」

「おい、成瀬え、大丈夫かあ?」

「大丈夫っです、、」


きらいだあ、、あいつう…


【ホームルーム後2-3】


「大丈夫だった?莉桜ちゃん。」


目の前には首が痛い程高い位置で微笑んでいる楓


きらいだあ、


「うるさい、、誰のせいだよっ。」


莉桜が勢いよく立ち上がった拍子に椅子が歪な音を鳴らす


「う、、…」


莉桜より遥かに高い身長の楓を上から睨む事は出来ずただ楓に見下ろされるだけだった


楓が莉桜の耳元まで口を持っていく


「そんなにつっかかってきて、、かまって欲しいの??悪い子、ダメだよ?」


莉桜の好きな優しい声で囁く


「う、うるさいっ、ばかあ!」


楓を押し退け後退りする


莉桜の席は教室の一番後ろの端の席…

だ・と・し・て・も!!


「ふふ、耳真っ赤だよ?熱でもあるんじゃないの、大丈夫??」

「ひゃうっ…!」


楓が莉桜の耳へ触れると反射的に声が出てしまう

急いで口を両手で塞ぎ楓を睨みつける

いつだって隙のない楓の腕を掴み教室を出る


【踊り場】


「てめっ、楓何すんだよ!学校だぞ!!」

「そうだねえ、バレなくて良かったね。」

「はっ、、う…楓のそういう所っ、だいきらいだあ、、」

「かわいい、今年も同じクラス、宜しくね?

莉桜ちゃん…。」


桜を運ぶ風に靡いた髪を押さえながら微笑みかける楓に今日も耳を赤くする莉桜であった


楓なんて、だいっきらいだあああ…!


「秘めるは咲く百合」


2人だけの秘密って良いですよね。

知ってましたか、秘密を共有し合うと親密度が増すらしいですよ、ちょっとした恋愛テクニックです。


海鼠「Theラブコメ」というものを書くのは初めて。恋愛経験も数少なく、全く書けません。どうか甘い目で甘く見てください。


本作の主人公である「高宮楓」「成瀬莉桜」

どうか可愛がってあげてください。


ではまた

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