コンテンツ84―久しぶりの遺跡探し
「ガルシア。今日は久しぶりにリターナまで行かない?」
「良いわね。ずいぶん久しぶりよね。……遺跡や紋章は見付かるかしら。」
「焼き立てのパンじゃないけど、ランチは用意してあるわ。」
ルイスのフローターにみんなが乗り込むと、ルイスのドックに向かった。
2人は久しぶりにリターナで遺跡探し。フローターからケイドに乗り換えて、ジックの操縦の準備が出来た。もう一方のコクピットにはソディナがサポート役。
メインルームのシートにルイスとガルシアが並ぶ。
「今日はジックとソディナがリターナまでの操縦を。しっかりね。」
「ソディナ。サポートしっかりー。」
「ステルス開放。上昇、目標はリターナ。位置データの無い地点まで航行です。」
「了解ジック。近くまで行き、目標はランダムで決定。」
「ソディナ、現在スピード10で大気圏離脱。」
「了解。現在離脱後、衛星軌道付近。重力コントロール異常無し。ステルス正常ですジック。」
「了解ソディナ。このままリターナまで航行。リターナ重力圏に入り次第、目標位置選択をお願いします。」
「了解ジック。前方リターナ確認。まもなく目標選択。」
「重力圏に入った。高度50まで降下。」
「ジック。目標ID決定。入力します。」
「了解ソディナ。目標位置確認。高度30へ。まもなくオートに切り替え。」
「オート航行確認。高度10。着陸体制、降下開始しました。」
「了解、周囲異常無し、このまま着陸。」
「ジック、ソディナ。素晴らしい操縦よ。」
「本当に良いチームワークね。ジックのデータの同期でソディナもケイドのサポートまで出来るなんて。」
「ルイス様。着陸地点の周囲異常無し。」
「了解ジック。今日はジックもリターナの地面に出てみる?」
「分かりました。ルイス様。」
ケイドのハッチから降りてくる面々。見えているのはハッチの内側のみ。あとはステルスで見えていない。ハッチが閉じる。もう、目視ではケイドの姿は無く、着陸装置の跡のみが真新しい。
「ソディナ、地中はどんな感じ?何か有りそう?」
「今までは私達の目視のみで確認してたけど、ソディナなら何か見付かるかしら?」
「ルイスもソディナに期待してた?私も何か見付かる気がしてるわー。」
ジックはソディナに付いて、探索のサポートをしている。
大きめの岩は必ず持ち、移動させ、無限軌道の邪魔になる位の岩も退けている。
「ガルシア様。この辺りの地下に、データに無い種類の鉱物が有ります。」
「どの位の深さか分かる?」
「深さは……10スケール程地下ですが正確に確認出来ません。」
「ソディナ、それは昔、軍が集めた鉱石が含まれた鉱脈かも知れない。」
「戦役以後に回収してたってやつ?……なんだ、遺跡じゃないのね。そうか、今でも軍の偵察が有るのはこのせいなのねきっと。」
「ソディナ。遺跡の様な、建物の残骸とかは見当たらない?」
「この周辺では何も無さそうです。ガルシア様。」
「一旦戻りましょうかガルシア。別のポイントに移動しましょ。ジック、ソディナ。一旦撤収―。」




