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ステルスの惑星(ほし)ーエピソード1  作者: ほしのみらい
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コンテンツ74―ルイスの不安MAX!

 ケイドにフル充填された量子エネルギー。


 ドックに着くと、ハッチから出てフローターに向かうルイス。


 「ジックー。家に入って待機していいわー。」

「了解ルイス様。」


 ジックはドックを出ると、家に向かった。


 ルイスはフローターに乗り込み、カウルに通信した。


 「こんにちはカウル。今日はブロントは仕事よね?」

「こんにちはルイス様。ブロントは本日の帰宅予定は夕方、陽が暮れる時間にならないと戻らないです。メッセージを預かります、どうぞ。」

 

 「あ、こんにちはルイスです。明日、都合が良ければお会いできます。戻ったら連絡ください。……以上でお願いカウル。」

「かしこまりました。間違いなく伝えますルイス様。」

「それじゃあお願いねカウル。」


 通信を切ると深いため息をつくルイス。


 (明日ってのはちょっと急すぎたかしら?別に意地悪で明日にした訳じゃない。少しは誠意を示さなきゃ、申し訳なくて……。)


 フローターから出て来るルイス。

 (うつむ)き加減で歩いて来る。


 (別に食事は良いんだけど、間が持たない……。優勝を祝ってもらってもなぁ。ブロントはしっかりした意思を持って仕事してる様で悪くはないわ。……婚姻⁉︎……それにはまだ早い。相手が誰であれ私はまだ考えてないもの……。ガルシアは背中を押すけど、今はその気にはなれない。)


 考え事をしながら家に入っていくルイス。


 ガルシアのフローターが来た。


 (あら、ガルシア。ゆっくり下降してるところを見るに、ソディナが操縦ね。)


 着陸したフローターに近寄るルイス。サイドドアが開いてガルシアとソディナが出て来た。


 「こんにちはルイス。ケイドでは出掛けてるの?あら?ジックは?」

「こんにちは。今ケイドのエネルギー充填で飛んできたところ。ジックは家に居るわ。こんにちは、ソディナ。」

「こんにちは、ルイス様。」


 「さ、みんな中に入ってー。」


 ソディナはジックに近寄ると同期を始めた。


 「ガルシア、今お茶淹れる。待ってて。」


 キッチンに入るルイスを見ているガルシア。

トレーにティーセットを乗せて戻ったルイス。


 「ケイドで高度150まで上がってエネルギー充填。その間にランチしたけど、たまには良いものね。」

ルイスはお茶を淹れてガルシアに勧めた。


 「ねぇ、ルイス。私、優勝賞金を半分もらった。あなたはそれで良いの?」

「もちろんよ、ガルシア。どうして?」

「で、でも額が多過ぎるわ。私はソディナとサポートで同乗しただけじゃない。」

「だからこそ半分はガルシアなのよ。それでミクラットのカスタマイズに使ったり出来るじゃない。」

「いいえ、予想を超えてる。ミクラットのカスタマイズなんて自分でパーツ買って出来るわ。この額じゃ宇宙船(ふね)が買えちゃうじゃない。」


 「多分それだけ名誉の優勝なのよ。私達、軽く見過ぎてたのかも。その優勝を私とガルシアが手にしたの。そして、グロビアさんやマットはケイドの製作者。ケイドの装備に関しては、色んな最新技術で組み立てられた。多分2人はケイドのアイデアのパテント登録で忙しいんだと思う。2人も組合からの報酬は有ったんじゃないかしら?」


 カップを手に話し合っている2人。

 隅でジックとソディナは待機モードで佇んでいる。


 「賞金は大切に使うわ。ありがとうルイス。」

「こちらこそありがとう、ガルシア。……で、今日もまた冷やかしに来たのかしら?」


 「あ、あら。ブロントの事?違うわよー。1つお願いが有って来たの。」

「ガルシアのお願いの殆どは叶えられると思うわ。それでどうしたの?」

「ケイドで連れてって欲しいの……。今年は、R86系4番惑星が、ノアーナに最接近するの。それがまもなくなのよ。ソディナの計算だと、ケイドの全速航行なら、4番惑星までの往復が可能だと。」


 「ケイドのスピード12で向かうと行けるの?」

「推進エネルギーがギリだけどね。」

「そこは大丈夫。到着したら向こうで何をするの?」


 「4番惑星はガスで構成されてるガス惑星なの。その大気成分を採取出来たら良いんだけど。」

「ケイドには採取の為の装備は無いわ。有るのは……ゴーズフローター。センサーは付いてても、分析は無理そう。……あー。こう言う時にマットに通信が繋がればヒントが聞けるのにぃ……。」


 「ゴーズフローターを見ればガルシアなら分かる?ケイドから分離させて調べましょうか。ジック、ケイドに入るわよ」

「了解、ルイス様。」




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