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ステルスの惑星(ほし)ーエピソード1  作者: ほしのみらい
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コンテンツ73―ルイスの独り言

 とある日のルイスの自宅……。


 (スピードコンテストの優勝賞金がこんなに高額だったなんて知らなかったわ。ガルシアと半分ずつにしたのに、もう1機宇宙船(ふね)が買えそう……。今更ケイドでRJ計画を始めるってのもなんだしなぁ。……リターナの紋章探しも中途半端だしぃ。……ガルシアはリターナより遠い惑星(ほし)にも興味はあるみたいだったし、ケイドで出掛ける計画を立ててみるかー。はっ、でも私はR86恒星系すらよく分からない……。うううっ。この先、何をしよう。ゴレイナの仕事は続けたい。でもケイドで通勤はないわね……。)


 テーブルでブツブツ独り言のルイスにジックが話しかける。


 「ルイス様。ケイドにしばらく乗っていませんので、そろそろ量子エネルギーの補充の為、少し航行してはいかがでしょうか?」

「そ、そうね。なんだかコンテストが終わって気が抜けちゃって。グロビアさんやマットは忙しそうで一向に連絡無しだし。……ジック、出掛けましょうか。」

「かしこまりましたルイス様。ではドックへ参りましょう。」

「ジック、先にハッチの前で待ってて。ランチを持って出かける。直ぐ行くわ。」


 ハッチの前で待つジックに声を掛けるルイス。


 「お待たせ。……ハッチオープン。」

 開いたハッチ。中に入るルイスとジック。


 「ジック、操縦はあなたに任せるわ。行き先もね。途中で行き先が決まったら知らせる。量子エネルギーが補充されるまで、ノアーナ中を自由に航行して良いわよ。」

「了解ルイス様。ステルス全開。ケイド、発進。」


 「ジック。エネルギーが補充出来る限界までならスピード上げていいわ。高度は150以上で航行。」

「了解、高度150に修正。120、130、140。高度150で航行中。」

「OK。ジック、この高度なら、スピード上げて構わないわ。但しエネルギーチャージ出来るギリまでよ。」

「了解ルイス様。現在、スピード7。エネルギーチャージ限界までスピード上げます。」


 ルイスはモニターから目を離さない。エネルギーチャージ限界のスピードを知る為だ。


 「ルイス様。スピード10.5が限界です。高度は変わらず。減速しますか?……ア、アイカメラ異常。ルイス様、操縦の交代を希望します。」

「了解、操縦交代。ジック、大丈夫?」

「今はもう大丈夫です。多分恒星の光を(また)いで航行したせいだと思われます。アイカメラの調整を行います。ルイス様、しばらく時間をください。」


 「そうか。昼と夜が瞬時に変わって追いつけないのね。それを自分で修正出来るとは。お利口さんねジック。私の航行データはもう大丈夫だし、あとはケイドの能力に合わせた調整の様ねジック。……よし、この高度でしばらく飛ぶわエネルギーチャージが終わったら帰還。……オート航行、スピード8に減速。」


 スピード8はケイドにとっては普通だが、他の宇宙船より遥かに速い。並大抵の速度ではなかった。


 オートに切り替えてランチを食べているルイス。


 「ルイス様、アイカメラ調整完了しました。」

「ジック?どんな感じのトラブルだったの?メンテナンスは必要無いの?」

「ご心配いりません。航行スピードに合わせたアイカメラの露出等を調整しただけです。昼夜跨いで航行した時の光の差を補正する機能を変更しました。」

「トラブルは直ぐに分かるって事ね。偉いわー。もしメンテナンスが必要になった時は、直ぐ知らせてねジック。」


 「ルイス様、操縦変わります。オートよりマニュアルへ変更。高度150、スピード8のまま継続。」

「了解ジック……って言うか、一旦オートに切り替え。」

「了解ルイス様。オートに切り替えます。」

「ルイス様。何かありましたか?」

「操縦しながら話は出来ないかなって思ったのよ。チャージ完了までもう少し。オートでもいいでしょ。」

「私は操縦しながらでも、会話はもとより、通信、データ分析等、同時に可能です。」

「そうなんだ。それはジックの凄いところ。でも今はこの状態でいいわ。」

「了解ですルイス様。ではエネルギー充填完了までオート航行を継続します。」


 ノアーナ星を2/3程航行すると、量子エネルギータンクの充填が完了した。


 「ジック、エネルギー充填完了。ランチも済ませたし、マニュアルに戻して急いで帰還。用事を思い出したわ。」

「マニュアル航行に切り替え。スピード8から10へ。ドックに帰還します。」


 (あぁ……ブロントに連絡しなきゃならない。でもケイドのIDまで知られたくないからフローターから……。あっ!)


 「ジック、今度カウルに会っても、ケイドのIDまで同期しないでね。お願い。」

「了解。その様にします、ルイス様。」



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