コンテンツ62―途中経過に動揺する2人
会場の目に付く所々の巨大なモニターには、ゴールの宇宙船の結果が表示されている。
まもなく9番目の参加者のゴールの様だ。
バーベキューを楽しみながら、巨大モニターの結果を見上げているガルシア。
「9番がゴールした。見て見て。ついに2ガノンを切るタイムが出たわよルイス。」
「70トン級ね。ハンデも付いてるけど早いわ。」
『9番が暫定トップに出ました。続いて10番のスタート!』
「70トン級で平均スピード6.5。前回の大会記録に追いつきそう。」
「グロビアさんが、前回記録が平均スピード7だったって言ってた。これは油断できないわねガルシア。」
「ミクラットの最高速度が6。……やっぱり参加者の宇宙船はカスタマイズがしっかり出来てるみたい。推進機関は当然だし、アンカーポイントの探査にも何か有るんだわ。」
「今スタートした10番は50トン級。ケイドと同じクラス。結果が知りたいわね。他にもう1機50トン級が20番。これも注目しなきゃ。」
「ケイドより重量級でも早いのは何故かしら?ハンデだけではなさそうよガルシア。」
「多分アンカーポイントの探知とチェックが早いのよ。ケイドの高度をチェックの限界高度に変更する?」
「そうね。最初のポイントから3000スケールの移動範囲内に入った位から、チェック限界の高度50で飛んで、探知したら直ぐにチェック出来る様に飛んだ方が得策ね。」
一方オフェイル邸では……。
「シェーン。ガルシアはルイスちゃんの宇宙船に同乗して参加してるのに、エントリーナンバーを聞き忘れたわ。」
「ルシアーナも聞いてなかったのかい?私はてっきり聞いているものとばかり……。ちょっと連絡して見たらどうだ?もう13番目がスタートしてる。ガルシア達はまだなのかな。」
バドラード会場のガルシア達はバーベキューを平らげ、休憩中。そこへソディナに通信が入る。
「ガルシア様。自宅モニターテーブルから受信。繋ぎます。」
「ガルシア?ルイスちゃんの宇宙船のエントリーナンバーを聞き忘れてたわ。まだスタートしてないのね?」
「母さん!何かと思えばエントリーナンバーの確認?」
「そうよ。ここでもイベントをモニターで見てるところよ。」
「エントリーナンバーは27番。まだまだよ。10ガノン後にでもモニターで見たら?仮眠でもして見てくださいね。」
通信の後、
「シェーン、ガルシア達は27番ですって。まだ時間有るわ。少し休んで結構ですよ。」
「ルシアーナこそ少し仮眠を取ったらどうだい?」
「なんだか気になって寝ていられませんよ。少し本でも読んでますわね。」
ガルシアの両親は気になってモニターにかぶりつきだったが、ガルシアの声を聞き、エントリーナンバーが27番と知って少し楽になった様だった。




