表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ステルスの惑星(ほし)ーエピソード1  作者: ほしのみらい
61/94

コンテンツ61―Ann達の感情

 ケイドの側でランチバーベキューをしながらの会話。


 「ジック、ソディナ。その後調子はいかが?メンテナンスが必要な時は直ぐに知らせるのよ。」

「起動からまだ間もないので、機能上の不都合は有りませんルイス様。私にはソディナの資料の一部をメモリーしてあるので、アームで触れるだけの分析が可能になりました。」


 「あら、ジック。ソディナみたいに分析トレーも欲しくなったかしら?」

「いえ、それはソディナに一任しますガルシア様。」


 「ガルシア様。ジックのデータの同期から、ミクラットに限りマニュアル航行も可能です。以後はサポートしていただくだけでも航行出来ます。」

「ソディナもミクラットならOKなのね。良かったじゃないガルシア。」


 ガルシアはやや不安げだ。


 「ソ、ソディナがジックと同期してミクラットをマニュアル航行……。それはルイスのマニュアル航行に同乗しているのと同じ。……かなりハードな操縦って事なのかしら。」

「そこはご安心くださいガルシア様。ジックからの航行データを調整しながら航行しますから。」


 「ううん、ソディナはお利口ね。本当の女の子っぽいわ。可愛い。」


 「はいはい、それでは今日の記念に画像を撮るわねー。」

そう言うと、ガルシアはスーツの腕のボードを外して離れた場所にセットした。


 「はーいみんな。思い出の一枚よ。」

ルイスとガルシアはバーベキューの串を片手にポーズしている。


 画像を撮り終えボードを腕に戻していると、

「ガルシア様。記念とは何でしょう?思い出とは何か重要な物ですか?」


 「ほらほら、ガルシア。ソディナが困ってる。教えてあげて。」

「うーん、それは……。」

 答えをまとめるのに困っているガルシア。ルイスが代わりにソディナに答える。


 「ソディナ。私達の記念って、その日その時の大切な一瞬。それを忘れないように画像に残すわ。」

「ルイス様。では思い出とは何でしょう?大切ですか?」

「ソディナのメモリーと一緒よ。ただ、私達はずっとメモリーを残せない。記憶出来るだけ記憶していくの。」


 「ソディナもジックもメモリー出来る。記憶が残るわ。でも私達は消去してないのに忘れてしまう事もたくさん有るのよ。大切にしていればそれが思い出なのよ。ね、ルイス。」

「えぇ。そうね、メモリーボードが欲しいくらいよ。」


 「必要なら、なんなりとお申し付けください。ガルシア様、ルイス様。代わりにメモリーしておきます。」


 もう2人共半泣きだった。こんなにも寄り添えるのだと感じた時間だった。




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ