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ステルスの惑星(ほし)ーエピソード1  作者: ほしのみらい
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コンテンツ56―ゴーズフローターの性能

 翌日の朝……。


 「おはようジェイド。グロビアさんはいるかしら?」

「おはようございますルイス様。少々お待ちください。」


 「おはようルイス。その後ケイドの調子はいかがかな?」

「おはようございます、グロビアさん。ケイドの調子は絶好調です。何も問題無く航行出来てます。……あ、ところで、ゴーズフローターの件で聞きたい事が。」


 「そこそこの性能だとは思うが、何か有ったかな?」

「テストで飛ばしたところ、ポイントまでの距離100スケール。高度25、スピード2.5。……とこんな感じなんです。これで限界値なのかどうかをお聞きしておかなきゃと思いまして。」


 「そうかそうか。テストはノーマルで(おこな)った訳か。実はゴーズフローターはもう一段階パワーが上がるんだよ。あとでジックにも確認させてくれ。目標探知の入力の所に有るブーストっていう項目をONにして発射させる。そうすれば、距離100スケール。高度25、スピード2.5なんてのは超えると考えてる。今一度テストしてごらん、自信が持てるはずだよ。」


 「分かりました。これから早速テストします。」

「あぁルイス。せっかくだからリターナで試したらどうかな。ソディナに地上で微弱電波と、発光点滅ランプを持たせて試すのがアンカーポイントに1番近いだろう。当日にならないと周波数は発表されないが、高度50以内でないとチェック出来ないから、大した出力で発信しないと思う。」

「それじゃあガルシア達に協力してもらってテストします。色々ありがとうございました。」

「なに、ケイドの優勝はほぼ確定さ。応援してる、2人で頑張りなさい。」


 グロビア氏との通信の後、ガルシアに連絡してルイスのドックに来てもらう事になった。


 ケイド内メインルーム。ジックが操縦でリターナに向かった。


 「ガルシア。今度は本番さながらのテストよ。ただ、ソディナに少し手伝ってもらわなきゃ。」


 ルイスはグロビア氏のアドバイスをガルシアに伝える。

ソディナ自身も承諾してくれて、まさしく本番同様の探知テストを始める事にした。


 ルイスとガルシアは、大気圏外用のフードマスクを被ってケイドを降りる。

そして、リターナの地上にソディナを待たせる事にした。


 指示通り、微弱電波を発しながら、簡易的な発光点滅機を頭に貼り付けたソディナ。


 「ソディナ、1人にさせてしまうけど、連絡も取れるし、直ぐに回収に来るわ。だからお願いね。」

「分かりました、ルイス様。……では開始します。」


 ケイドに乗り込むと、気圧調整後に上昇して、ソディナとの距離を十分に取る。


 「ルイス、そろそろ良いわ。」

「OK。ジック、ゴーズフローターはテストが終わったら低速で回収。その後ソディナをお迎えよ。データ取りを頼むわね。」

「了解、ルイス様。ではソディナを探知後、ゴーズフローターは回収。ブーストON、発射します。」


 ジックの言葉の後でゴーズフローターが左右へ飛んでいった。

ノアーナの大気の中と遥かに違うスピードで飛び去るゴーズフローター。離れない様少し上空を追いかける。


 「ルイス、高度80から90。ゴーズフローターの高度50でキープしてる。ケイドはまだ上空でも探知出来そうよ。」

「分かった。高度を上げる。100に到達。」

「ルイス様。ゴーズフローターの信号はまだ届いてます。」

「了解、もう少し上がる。高度110、120、130……。」

「ルイス様。120が限界値の様です。」


 「ルイス!ゴーズフローターからの信号。ソディナを探知したわ。ジック、今のデータを記録して。」

「了解ガルシア様。ケイドはスピード5、高度120を維持。ゴーズフローターは高度60で捉えた様です。」

「OK。テスト終了。スピードを2まで減速、回収の信号出して。回収次第ソディナを迎えに行く。ジック、少し交代して。」

「分かりましたルイス様。」


 メインルームのシートのガルシアの横に来るルイス。


 「ありがとうガルシア。これならタイムロスはほとんど無さそうよ。」

「こんな隠し球を用意してたなんて、グロビアさん凄いわ。」

「今はケイドのスピードは5で抑えたけど、ゴーズフローターの信号キャッチはもう少し早くても捉えられそう。当日はゴーズフローターにはドックに戻ってもらう事にするから、ポイントチェックの仕方とそこからの全速力が楽しみよガルシア。」


 「今のスピード5でも船内の重力制御が出来ててお茶が飲めるくらいGを感じなかったわ。」

「それなら当日ガルシアはお茶でもしながらでも構わないわよ。」


 「ルイス様。ソディナ上空を過ぎてスピード2へ減速しました。ゴーズフローターの回収に移ります。」

「了解ジック。お疲れ様。」


 その後ゴーズフローターを回収、ソディナの待つ場所に着陸したケイド。2人がフードマスクをしてソディナに向かう。


 「ソディナ、お疲れ様。おかげで最高のデータが取れたわ。ありがとう。」


 2人はソディナを挟んでハッチに入っていく。


 機内圧力調整後、マスクを外すと、ルイスはソディナを抱きしめる。


 「ソディナ。コンテストは優勝目指して頑張りましょうね。ガルシアとモニター管理を頼むわよ。」

「分かりました、ルイス様。」


 「ジック、ステルス全開で帰還!」


 「今晩はルイスの家の庭先でバーベキューにしましょう。フローターに準備してあるのよ。」

「それは楽しみー。久しぶりのガルシアとのバーベキューね。」


 2人の間では、バーベキューイベントが度々行われているのだった。




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