コンテンツ46ーケイド初の大気圏離脱
ルイスの家の上空まで、ケイドとジックの乗ったフローターが戻って来た。
「ジック、家の脇に着陸して、ドックに入って来てね。ケイドはこのままドックに着陸させるから。」
「了解、ルイス様。」
「ルイス。ここのドックだと、ケイドを駐機させてもフローター1機入りそうね。ミクラットよりサイズが小さいのがよく分かるわ。」
「そうね。フローターは家の横じゃなくても良さそう。ミクラットが80トン級に対してケイドが50トン級だからね。」
ケイドのハッチを開けるルイス。そこへジックが戻ってきた。
「ところでルイス。まだ時間が有るし、宇宙に出てみない?」
「もちろんよ。今ジックが戻ったから。早速飛びましょ。ジックー。コクピットへ。ガルシア、今度はマニュアルで飛ぶ。ソディナにベルトを締めて。」
「了解、楽しみだわ。」
「上昇するわよ。ジック、ステルス全開。」
「了解です、ルイス様。」
ステルスが掛かるケイド。あっという間に遥か上空に消えていった。
「す、凄いパワー。50%でこのスピード⁉︎」
「ル、ルイス。うっ……少しGを感じる。」
「ごめん。パワーダウンして、船内重力コントロールを微調整する。」
「ルイス様、まもなく大気圏を出ます。」
「は、速いっ。何てパワー?ミクラットのつもりでパワー設定してたわ。ノアーナの大気圏ではもっとパワー落として良さそう。ジック、データの記憶をしっかり頼むわ。」
「了解。ただいま航行パワーの計算中。」
「パワー40%。ガルシア、まだGは感じてる?」
「パワーはこの位がベストみたいよルイス。」
「ルイス様、大気圏出ます。パワー20%にダウン。ノアーナの衛星軌道では20%が理想です。」
「20%?……ホントに凄い。エネルギー消費が全然少なくて済む。」
「これはミクラットにもケイドと同じ推進機関とエネルギータンクに載せ換えね。」
「ジック、船内重力コントロールは機関のパワーと同期させて。終わったら、ジックが往復操縦のデータを取った位置まで行くわよ。航行データの記憶しっかりね。」
「了解、ルイス様。」
「皆んな行くわよーっ。」
ステルスを纏ったケイドは先日の地点まで向かった。
「ガルシア。徐々にパワー上げてるけど、Gはどう?きつくない?」
「全然平気。快適になった。船内重力コントロールが上手くパワーと同期出来てるみたいよ。」
「ルイス様。リターナの重力圏に入ります。パワーは同期されるものと思われます。」
「了解ジック。パワー30から35へ。……このままなら、もう少しでポイント到着だわ。ジック、ポイントに着いたらターンする。私達に掛かるGを確認するからデータを取ってね。」
「了解、ルイス様の操縦範囲でターンお願いします。」




