コンテンツ21―最新のAIユニット
「マット、ノアラート鉱石を探知出来る探知機は持ってる?」
「ルイス。グロビアさんが言ってたろ。材料の10%を採掘するのが精一杯。専門の機械を使ってもその程度なんだから、人の手では無理だよ。なんならこの子達のカスタマイズが済んだら連れて行けば、ノアラートもウロムナも探知出来る様になる。」
「ソディナには分析トレーをお願いしたけど、外部の分析も出来る様になるのかしら?」
「もちろんだよガルシア。書籍を記憶させれば、成分量まで分かる様になる。天体観測も同じ。参考書籍の記憶だけで十分。」
「ところでマット。このユニットを見て。」
最新のAIユニットの箱を手渡すルイス。
「こ、これを一緒に手に入れたのかい?こりゃ凄いな。最新のAIユニット、メモリーも業界最大。よく手に入ったね。ジェイドにも搭載させたい位だよ。」
「ガルシアのおかげで、AI Corpからセットで購入出来たの。」
「あと3枚調達して欲しいな。ジェイド、ガルシアのミクラット、ルイスの新造船用にね。」
「それはどうなの?ガルシア?」
「軍に収める物だから、無理かも知れない。時間空けて行ってみる?量産して余裕が出てきてれば分けてもらえるかも。」
「それはガルシアには是非動いてもらいたいな。このユニットはAIとしての機能と、メモリー機能。最大で、えーと……最大4システムをコントロール出来る。」
「私にはまだ何が良いのか分からない……。」
「簡単に言えば、AI機能はAnnの頭脳。メモリー機能は記憶力と容量。で、このユニットの魅力は、最大4システムをコントロール出来る事。今のフローターが1システム、宇宙船が2システムだから、単純に考えると宇宙船2隻分をまとめて制御可能なんだ。今はシステムが多様化してて、前後左右に別システムを搭載したり、カテゴリー別に用意したシステムを同期させながら使用する様に変わってきてる。」
「たくさんの役割をこのユニットで賄うって事?」
「ユニット同士を連動させておけば、4システム掛ける台数分の能力ってことさ。」
「凄いユニットね。これは今後建物にも使われる様に変わるわね。」
「いずれ4システムではなく、8になり16になりってのも将来はあると思うよ。」
「そうなると本体の中身はユニットだけって世の中になっていくのね。」
ルイスとガルシアはマットから将来のビジョンを聞き、自分達の未来にまで想像を膨らませていた。




