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奪われるのは嫌なので、外れチート使って最強になります  作者: リュノキオの小説工房
1章~目指せ、最強への道~
8/12

閑話~ボクの王子様~

 題名を変更しようかと考えています。

少し題名と内容が合わない気がしたので。


初の閑話です。よろしくお願いします。


----------------------


 ボクはユーキ、原初の人間5人の内の一人で、今は初代魔王と呼ばれている。


 神によって創られて、決められた役目を果たす為だけに生きる。そのはずだったんだ。そう、あの能力が宿る前は‥‥。


 その日もボクは他の4人と一緒に働いていた。

何をしていたかは正直よく覚えていない。


 その時、急に思ったんだ。ずっとこのままで良いのかとね。それまで思考という物をした事が無かったボクは驚いたよ。そして、逃げ出してしまったんだ。


 思えばそれが始まりだったんだと思う。ボクの

『人としての人生』は。


 そこからは大変だった。迫りくる追っ手と戦って、戦って、そしていつの間にかこの世界では圧倒的な強さを持つ存在になっていたんだ。


 神がこの世界に干渉出来ないのは助かったよ。

あの頃のボクは安心していた。これで自分の為に生きる事ができる、と‥‥。


 だけど、それも勇者が来るまでだった。勇者は異世界から召喚された、神の遣い。彼は、ボクがした『努力』という過程も無く、どんどん強くなっていたんだ。酷いよね。ボクは頑張ったのに、

彼には1週間で追いつかれてしまったよ。


 その後、彼はボクの所に来た。もちろん説得しようとしたよ。でも、それに彼はこう言ったんだ。


 「民を苦しめるのも、ここまでだ。観念しろ。僕がお前を倒す!!!」


 あぁ、これはだめだ。自分に酔っている。それに、ボクが魔王だと勝手に勘違いしている。神に言われたのかな?


 ボクは彼に負けた。そして殺される事を覚悟したボクに彼はいった。


 「僕はお前を殺さない。封印の中で自分の所業を後悔するがいい。」


 だから、何もしていないってば。そう心の中で叫びながら、ボクは


 『神獣マデュラに封印された。』


 昔から、ボクはかっこよく誰かに救われる事を夢見ていた。だけど、そんな希望もすぐに砕けちった。神獣が強すぎたんだ。半ば諦めながら毎日を過ごしていた。


 そんな時だ。ボクの王子様が現れたのは。

驚いたよ。神獣の攻撃をまともに受け止めて無事だったんだから。


 そして、ボクは救い出された。彼の旅について行けることにもなった。ボクに振り向いてくれるように。頑張らないとね。きっと大丈夫。


 『だってヤヨイ君はボクの王子様なんだから。』


 

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