6話~俺、最強になりました~
評価が2桁を超えました。本当にありがとうございます。これからも『最強なのは主人公じゃなくて主人公補正でした』をよろしくお願いします
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燃えるような熱さのなかで確かに叫んだ。
「俺は全てを手に入れる!神の力も人の身も、全て俺の物だ!!!」
『力が許容量を超え肉体が崩壊します。』
『特性《不老不死者》によってシステムの実行に失敗‥‥。』
『個体名《藤野 弥生》を特殊個体と認定。』
『新たな種族《超越神人》を作成。』
『作成に成功しました。個体名《藤野 弥生》を《ヤヨイ》、種族を《超越神人》に変更。』
『成功しました。』
『エラーが発生しました。《ステータスシステム》のサービスを終了します。』
(何が起こった?)
「どうだったかな?」
「どうだって聞かれても。何が何だかさっぱりだ。それにステータスシステムが終了したって‥‥。」
「へぇ、そこまで行ったんだ‥‥。ちょっとステータス見せてもらえるかな?」
「だから、ステータスは終了したってアナウンスが!」
「いいから。いいから。」
「まぁ、いい。出なくても文句言うなよ?」
「分かった、分かった。」
(何なんだよ‥‥。)
名前:ヤヨイ
性別:男
種族:超越神人
生命:SSS
魔力:SSS
力:SSS
防御:SSS
スキル:全権掌握
超越神人:全ての神を超える力をもちながら、人
であるという、ちぐはぐな存在。
全権掌握:全てのスキル、権能を使用可能。
(何だこれは!?それに表示も違う。)
「キミはヤヨイ君って言うんだね。これからは名前で呼ぶよ。」
「そんな事より何なんだこれは?」
「ヤヨイ君は神を超えたんだよ。ステータスは神が生物を管理するための物なんだ。だから、ヤヨイ君独自の物になったんだよ。」
「なぜ、そんなことを知っている?」
「先代の勇者がペラペラ喋ってくれたよ。」
「そうか、遂に最強になったんだな‥‥。」
「そうだね。さて、ヤヨイ君をおびやかす様な敵は、いなくなった訳だけど、これからどうするんだい?」
「あそこから脱出した後の事は考えていなかったな。観光でもしようかとは思っているが。」
「ボクも連れていってくれないかな?」
「お前には強くしてもらった恩があるから、別にいいが。」
「ありがとう!後、名前で呼んでくれると嬉しいな。」
「分かった。じゃあ行こうか、ユーキ。」
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そろそろ閑話を入れようかと考えています。