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奪われるのは嫌なので、外れチート使って最強になります  作者: リュノキオの小説工房
1章~目指せ、最強への道~
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5話~初代魔王ユーキ~

 目を覚ますと‥‥


 (って最近気絶してばかりだな。疲労が溜まっていたのもあるんだろうが。それにしてもあの光はいったい何だったんだ。)


 と、そこで視界に違和感を感じる。


 (そうだ、ここは石壁に囲まれていたはずだ。こんな『白い壁』など無かった。)

 

 「ここは何処だ!?」


 「ここはボクが作った空間さ。」


 「誰だ?」


 (ちっ、油断していた。気配さえ掴めないなんて。)


 「ボクはユーキ、初代魔王と呼ばれているよ。」


 「魔王だと?」


 とっさに距離を取る。


 「そんなに警戒しないでよ。ボクは救ってくれた恩人に恩返ししたくて待っていただけなんだ。」


 「何の事だ?」


 (俺は人を救った覚えなど無いのだが。)


 「ボクは先代の勇者によって神獣に封印されていたんだ。キミが倒してくれたおかげで解放されたんだよ。」


 「なぜ、勇者に殺されなかったんだ?」


 「勇者は神の遣いなんだよ。神はボクの特別な能力が目的だったんだ。もちろん断ったけどね。そしたら封印されちゃって。」


 《鑑定》!


 「おっと、鑑定しても無駄だよ。隠蔽してあるからね。まぁ、教えるから良いんだけど‥‥。

ボクは自分以外の生物の能力を一度だけ大きく上昇させる事が出来るんだ。」


 「じゃあ、今回の勇者召喚もそのためか。」


 「そうだよ。前回は失敗しているからね。他の誰かに使われる前に、殺そうとしているんだろう。それに、ボクは魔王なんかじゃ無いからね。攻撃するための大義名分だよ。」


 「そうか‥‥。」


 俺にはユーキが嘘をついているようには見えなかった。


 「この力の強大さに気づいてからは、使う気にはなれなかった。でもキミになら‥‥!」


 「ちょっ、待て!?」


 「いくよ、《能力極限上昇》!!!」


 「なっ!?」


 体が熱い。作り替えられているのが分かる。


 頭に声が響いた。今までとは違う声だ。


 『汝、神に成ることを望むか?人の身を望むか?』


 燃えるような熱さの中で、俺は確かに叫んだ。


 「俺は------」


………………………………………………………………………………………………



いやー、主人公はどれを選ぶのでしょうか。

神?、人?、それとも‥‥‥

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