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奪われるのは嫌なので、外れチート使って最強になります  作者: リュノキオの小説工房
1章~目指せ、最強への道~
4/12

3話~弥生、最強を志す~

(んっ、ここは?)


 目を覚ますとそこは四方を石壁に囲まれた部屋だった。


 (っそうだ!僕は王女と話していて、それで‥‥。まずはここが何処か確認しないと。)


 立ち上がり歩き出そうとしたが、ポケットからか紙が落ちた。


 『これが読まれていると言う事はあなたが生きているという事ですね。しかし、そんな悪運もそこまでです。その場所は深淵の穴から落ちた先です。強大な魔物がはびこり、生きて帰れって来た者はいないと言われています。あなたの能力とスキルならすぐにこの世とお別れ出来るでしょう。こちらに迷惑をかけたのですから当然ですね。』

 

(そんな!こんな酷い事があるのか。)


 辺りを見回しても魔物など居ないことからここはゲームで言うセーフティーエリアらしいが、食糧も無い今ここにとどまる訳にはいかない。


 「行くしかないか」

 

 そうつぶやいて1つしかない扉を開く。次の部屋に入った瞬間扉が閉まった。後には戻れない仕組みらしい。その部屋にも魔物はいない。と安心しかけたとき頭に直接声が聞こえた。

 

 《スキル、魔物寄せが発動します》


 慌てて周囲を確認すると、前方の床が輝き始める。しばらく経って、そこから現れたのはゲームでよく見るスライムだった。


 (スライムなら僕でも倒せるかも!)


 そう思って攻撃しようとするが、雑魚のはずのスライムの姿が目で追えない。そうしている内に酸性の液体で僕は傷だらけになっていく。


 (痛いっ!スライムにすら僕は勝てないのか‥‥。)


 生命の値はもう半分も残っていない。


 (くそ!こんな所で死ぬなんて‥‥。)


 『死ぬ?』


ドクンと心臓が鼓動した


 憎い 憎い 憎い 憎い 憎い 憎い 憎い 憎い ニくい ニくい ニくい ニくい ニくい ニくい ニクい ニクい ニクい ニクい

 ニクい ニクい ニクい ニクい ニクイ ニクイ ニクイ ニクイ ニクイ ニクイ ニクイ

 ニクイ ニクイ ニクイ ニクイ ニクイ ニクイ ニクイ ニクイ ニクイ ニクイ ニクイ ニクイ ニクイ ニクイ ニクイ ニクイ ニクイ ニクイ ニクイ ニクイ ニクイ ニクイ ニクイ ニクイ ニクイ ニクイ ニクイ 



 何が憎い?僕を殺そうとしている魔物が憎い

 誰が憎い?僕をここに落とした王女も、僕

       をいじめた山田達もすべてが憎い


 (そうだ、奪われることに甘んじていてはいけないんだ。奪う側になってやる。奪ったやつからは全て奪いつくしてやる!)


『俺の邪魔をするやつは、全て排除してやる!』


 その瞬間、優しかった弥生の何かが確かに変わった。


 おもむろに手を突き出すと、スライムの体から

核となる物抜き出した。


 「案外呆気なかったな。」

 

 ほっとため息をついたその時また頭に直接『ピコーン』と響いた。


 「レベルアップか?こんなとこまでゲームとそっくりか。」


  『そしてステータスを確認し、目を見開いて立ち尽くした。』

 


  名前:藤野ふじの 弥生やよい

  性別:男

  種族:人間

  特性:不老不死者

 レベル:2

  生命:200

  魔力:250

   力:100

  防御:100

ポイント:20


『ふろう』ってこの『不老』だったのか‥‥


 不老不死者:15歳以上老いる事が無く、死亡

死亡しても1秒後に蘇る。   

       (固有の特性)


「はっ、はっはっは。力と能力も手に入れた。これで、俺は最強になってやる!」

 




 ゴブリン、コボルト、オーク‥‥。順番に出て来る魔物をどんどん倒していった。そしてあることに気づく。


  (弱い魔物から順番に出てきてる?まるで、RPGの主人公だな。)


 「目標は、最後の魔物(世界最強)を倒してここから脱出する事だな。」

 

 そして数えきれない程の魔物を狩っていった‥‥。


 

………………………………………………………………………………………………




 ついに豹変のタグが意味を成しました。無理やりに感じられたかもしれませんが、何時までも 

『僕』だと書きにくかったので、すいません。

これからは、『俺』の活躍です!


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