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奪われるのは嫌なので、外れチート使って最強になります  作者: リュノキオの小説工房
1章~目指せ、最強への道~
3/12

2話~最弱のステータス~

(なんだこのステータスは‥‥)



 なまえ:ふじの やよい

しゅぞく:にんげん

せいべつ:おとこ

とくせい:ふろうしゃ

 れべる:1

せいめい:10

まりょく:10 

 ちから:5

ぼうぎょ:5

ぽいんと:0

 すきる:まものよせ

     れべるじょうげんとっぱ

 

 (何でひらがな表示なんだ?しかも、魔物寄せ?)


  (うおっ?)


 スキルの所に注目すると詳細のような物か出てきた


 まものよせ:じぶんより、つよいまものを、よびよせる。


 (なっ!だめだ、これじゃあ、追い出されちゃうかも‥‥)


 れべるじょうげんとっぱ:さいだい100れべるという、せいげんをなくす。


 (元のステータスが低いから、最大レベルなんて行く前に死んじゃうよ)


 「勇者様方、今からプレートを配ります。さきほどと同じようにしていただけば、ステータスが表示されます。確認したいので、一度みせてください。」


 (ヤバイ!?こんなの見られたら‥)


 「よろしいようですね。それでは美河様?からよろしくお願いします。」

  

 「はい。これでいいですか?」


 「大丈夫です。っ嘘?こんなステータス見たことないっ」


 名前:美河みかわ 総司そうじ

 性別:男

 種族:人間

 特性:勇者

レベル:1

 生命:150

 魔力:200

  力:50

 防御:50

ポイント:10

スキル:勇者権能(光の聖剣・聖盾)


 「これなら上位の魔族、いや魔王とも戦えます!これなら他の方も期待出来ますね!」

 

 (ちょっ、美河君ハードルあげないでよ。)


 「では、次の方よろしくお願いします。」

          :

          :

 それからも美河君程では無いものの高いステータスが続いた


 「では、最後の方」


 「はい、お願いします」


 「これはっ!こんな事が‥‥」

  

 「おい山田、こいつステータス低いぞ」


 「ギャハハ。低すぎだろ!て言うか、スキルも疫病神じゃん」

  

 「何こいつ。役立たずどころか邪魔じゃん」


 「こいつの特性、浮浪者ってぴったりじゃね?」

 

 (何でこんな事‥‥)

 

 「皆そんなこと言うなよ、今は皆で協力しないといけないだろ?」

    

 「美河がそう言うなら‥」


  (やっと止めてくれたけど、これからどうすれば‥‥) 

 

 「ほとんどの方が、この世界で戦える力をお持ちだと言うことが分かったと思います。皆さんを勝手に呼び出して、こんなことを言うのは間違っている事は分かります。しかし、どうかこの世界を救っていただけないでしょうか?」


 「僕達は元の世界に戻れるんですか?」

 

 「この国には送還用の魔法はありません」


 「は?」「ふざけんな!」「そんな‥‥」


 部屋が泣き声と怒声に包まれた。


 「っしかし、私達は魔王を倒してもらうために

あなた方を召喚しました。なので、魔王をたおせば皆さん帰れるかもしれません。」


 「みんなっ、この世界の人々も困っているんだ。力を合わせて世界を救おう!」


「「「「おー!」」」」


 (みんなやる気になっちゃってるよ‥‥)

  

 「ありがとうございます。皆さんには個室を用意してあります。キース、ご案内しなさい。」


 「はっ!皆様、騎士団長のキースです。

ご案内しますので着いてきてください。」


 僕も着いていこうとしたが、王女様に止められた。

 

 「藤野様は少しお待ち下さい。」

 

 「何でしょう?」


 「これからどうされるつもりですか?」


 「これからとは?」


 「出来れば城を出て行って欲しいのです。

あなたが居ると、城が危険になります。」


 「魔物寄せの事ですか?」


 「はい。どうでしょうか?」

 

 「急に放り出されると聞いて、はい、と言える訳がないでしょう!」

 

 「そうですか‥‥。残念です。」


 後頭部に衝撃を感じた。


 (何が?)


 朦朧とする意識の中で、嗤う王女がうっすらと

見えた気がした。

 


………………………………………………………………………………………………………………………………… 


主人公最強になるまでもう少しです!

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