異世界能力:馬鹿力
設定の詰め込み過ぎな気がしないでもないが気にせず書いていこう。
「で?そんなに起こっていったい何が起きたんだ?」
「何が起きたも何も全部あんたのせいじゃない!」
全くもって身に覚えがなさ過ぎる。
「はぁ・・・、いったい何がどうなったら俺のせいになるんだ?」
「あんたに渡した力のせいじゃないの!」
ちょっと待ってくれ、身に覚えがなさ過ぎる。
しかも、力・・・?
「待て待て、全くもって身に覚えがない!それに、力!?いったいどんな力があるんだ??」
内心ちょっとわくわくしているのは内緒である。
「身に覚えがないって・・・あ・・・身に覚えがないのも当たり前だわ・・・あんたさっきまで寝てたでしょ?」
寝ていたというか気絶していたというか、まぁそれはひとまずおいておこう。
「あぁ、た、確かに寝てたがそれがどう俺のせいにつながるんだ?まさか寝てる間に俺のからだをっ!?」
俺は自分の体をくまなく触って確かめる。特に異常なところはない。
「あんたさっき寝てたときにえらくうなされてたのよ・・・」
記憶とたどったこと自体は覚えているが夢まで見ていたとは・・・えらくのんきだな俺は。
「それでね、それで・・・ただただあんたが強くなれば苦しむこととかなくなるかなーって思って・・・」
「で、俺はいったいどんな力を渡されたんだ?」
若干あきれつつ俺はブラフマーに訪ねた。
「あんたにおしつけ・・・渡した能力は・・・」
ちょっと待てよオイ。今言い直したが押しつけたっていったな!?
「おい!今押しつけたって!!?」
「いくら何でも質問を重ねすぎだ。人間。少しは黙って人の話を聞けよ。」
怒られた
。怖かった。
気を抜いてしまえばちびりそうなぐらいに怖かった。
ブラフマーは言葉に存在感を込めていった。
「おまえに渡した能力は、簡単に言ってしまえば破壊力だ。特に名前などはない。私でさえ扱いきれなかったからな。ちょうどいいタイミングだと思ってあんたに譲った。」
・・・・・・この神様は自分にさえ扱いきれない力を押しつけたらしい。
ブラフマーは続けて
「その力はおまえの左腕にある。とてつもない破壊力だ。私といないとその力は暴走する。暴走といっても左手に触れたものがすべてが分子レベルで崩壊するだけだ。私の知るうちでは例外はない。その力は魔力によるものだ。私は自分の中の魔力を操るのは少し不得意でな。その力が生ずる膨大な魔力を操るには私の体外へ出す必要があった。だが安心しろその手で君が自分自身の体を触れても何も起きない。くれぐれもその左手で木々を触る出んじゃないぞ。わたしの居場所がなくなる。」
ふふっ・・・ははっ・・・
この神様はいったい何を言ってるんだか・・・
俺は混乱しつつも、その能力を確かめるべく左手で転がっていた石ころの触ってみた。
物体が砂になりその砂が空に消えていくような感覚で石ころは消えた。
「ははっ・・・なんだよこりゃ・・・」
「でだ、その力をおまえに渡すときにな・・・」
ブラフマーは、能力の説明を終えるとだんだんと目が潤み始めた。
「で・・・おまえにぃ・・・力を渡すときにぃ・・・」
この神様は情緒不安定なのかよくなくし、怒りやすい。
できればもう怒って欲しくないものである。
「間違えて内部魔力コントールのコアを3分の1くらいおまえの体の中に・・・なかにぃ・・・はいちゃってぇ・・・とりだせなくなったのぉぉ!!」
さっきの怒りとはまた違う両腕を大きくぶんぶん振りながら俺の方を充血し潤んだ目で見つめてくる。
かわいい。
「は・・・へ?神様あんたはど天然なのか・・・?そのうえそれって俺のせいじゃねぇじゃねぇか。全部あんたのミスだ人に押しつけんなよ?仮にでも神様だろ?神様が自分の失敗を他人に押しつけていいのか?」
言ってやった。相手が泣こうと関係ない。自分の無実は証明してやった。
「ぐぬぬ・・・」
半泣きでまだこちらを睨み付けている。それよりか“ぐぬぬ”なんて本当に言うやつがいたなんて驚きだ・・・
すでにある程度物語のあらすじは決まってるから後は肉付けで作ろう