異世界転生者:肆 透(1)
こんいちは、なんかふと異世界転生物の小説書きたいな~なんて思った結果の作品です。どうか温かい目でご覧ください。
何かを指先で激しく叩く音がする。
トントントントン…
うるさいなぁ…こっちは気持ちよく寝てるのに…
あぁ!!?寝てる場合じゃない。そんなきがする。
俺はたしか…あれ…
「ここ、何処だよ!?」
勢いよく起き上がった!はずだった…何かに邪魔されて起き上がれなかった
ポヨン
弾き返され勢いよく地面に頭が…
「あれ?痛くない…?」
額はもちろん後頭部も痛くない、それどころか寝心地が良い。膝枕・・・?ふと目を開けてみた。
目を開けると二つの大きな果実が自分の視界を覆っていた。さっき起き上がるのを邪魔したのはまさしくそれだろう。
「おのれぇ!この果実め!この俺が成敗してやる!」
そして俺は目の前の二つの塊を思いっきりつかんでやった、揉みしだいてやった。
この果実の正体?あぁ、わかっている
わかっているがわかっていないふりをしてみただけだ。
実際にもんでみるとそれはすごかった。マシュマロのようなふわふわな感触、指を包み込むような。おそらくはdカップ。下手をしたらそれ以上かもしれない。
さすがにこれ以上はまずいと俺の理性が警告をし始めたあたりで俺は今までにしたことがないような超高速横ローリングをかまし、流れるような動きで見事な土下座をして見せた。
さすがにやりすぎた。そう思いつつ恐る恐る視線を上げてみた。
そこには金髪碧眼美少女。胸もでかい。
おそらく俺をさっきまで乗せていたであろう太ももは、とても細かった。すらっとしていてそれでいて・・・
「だぁいじょうぶですよぉ♪それよりあなたこそぉ、だいじょうぶぅ?」
えらく女子高生の文面を言葉にしたようなしゃべり方。こんなしゃべり方の人間がいたのか・・・
「あなたぁ、いまあたしのこと人間だと思いましたぁ?ふふっ」
へ?ちょっと待ってくれ。今この目の前の金髪碧眼美少女はなんていった?人間だと思いました?っていったよな・・・?
「ちょ、ちょっとタイム!待ってくれ。いろいろ整理できない・・・まずここはどこなんだ?あんたは何なんだ?俺は・・・くそっ思い出せない」
なんだか頭がどうにかなりそうだ。
「ここがどこかしりたぁい?私がだれか知りたいのぉ?」
あぁそうだ。一から全部説明してくれ。
「何が何だかわからないから教えてくれよ」
「教えてくれだってぇ?いやいやぁ、人にぃものを頼むときにはぁそれ相応の態度じゃないとねぇ?まぁ、あたしぃ人じゃないんだけどねぇ・・・」
あぁ、めんどくさい。こちとらいち早く今の状況が知りたいっていうのに。
「あぁ、わかったよ。教えてください。今ここがどこなのか、あなたはいったい何なのか、いったい何が起きたのかをわたくし目に教えてください。」
わざとらしい言葉とともに言ってやった。
「よくできましたぁ♪パチパチパチ、では教えてあげるのでぇこっちに来てくださぁい♪」
この女パチパチパチって言葉で言いやがった。それより、この状態で言えばいいだけなのにわざわざこっちに来てください、か。何かありそうだな、注意しながら言われるように地数いていった。
「だいじょうぶ、心配しなくていいよ、痛くないからぁ、痛くなーい、痛くなぁ~い♪神基準だけど」
待ってくれ今・・・神基準?神?え?
「ちょっと待ってくれ!今神って・・・」
こっちが質問をしている途中で目の前の金髪碧眼少女は俺の額に触れた。その瞬間周りが光ったかと思うと、頭に激痛が走った。
めっちゃ痛い、過去形じゃなくて現在進行形。EDじゃなくてINGだ。割れそうだ。
「くッかッハァッ!?・・・あぁぁぁあ!!」
痛い。痛い。痛い。痛い。痛い。痛い。イタイ。いたいイタいいたいいたいイタイ。イタイ痛いイタイイたイイタイイタいいたいイタイイタイウイタイイタイイタイ
「あらぁ、ごめんなさいねぇ♪やっぱり人間には刺激が強すぎたかしらぁ♪まぁある程度したら戻るからそれまでの辛抱ネッ♪せめてもの救済処置❤トバしてあげる。」
そう言って、彼女が俺の額に触れた。俺の意識はだんだんと遠のいていった。
一度に大量の情報が頭に入ってきたせいで頭が割れそうなほど痛い!!みたいな描写よくありますよね?それです。