正直者にプレゼントというルール
ここに
泉がある
・・・
そして、正直者に、プレゼントするというルールがある。
・・・
そこに木こりがやってくる
木を切る
手が滑る
斧が飛ぶ (小野が飛んでもいいけれど・・・ここでは斧が飛ぶ)
この斧は・・・普通の斧です。もちろん。
・・・
斧が泉に落ちる ・・・どっぽん
・・・
ここで、偶然にも・・・というか、やっぱり泉には女神がいる。
斧が女神の頭にぐさっ・・・とは・・・いかない。
水の抵抗があるから・・・
(小野が女神の頭にぐぁ~っていって、水野が抵抗しても良いけれど・・・
・・・ここでは、やっぱり、小野も水野も・・・あっち行ってろ!)
・・・
さて、ここで
泉に、斧を拾いに来た木こりの前に
お約束どおり、女神が出てきて・・・こう問いかける。
「あなたの落としたのは、この金の斧ですか?それともこの銀の斧ですか?」
(誰が何と言っても、菌の小野や、吟の小野ではないのである。誤変換うざい!)
・・・
まず、この時点で、女神はルール上、もうプレゼントは貰えない!
だって、落ちてきたのは、普通の斧だもん。
「金?」とか「銀?」とか、ひっかける気まんまんの問いをする時点で
悪意をありありと感じる!
・・・
ここで、金とか銀とか・・・答えたら、バチでも与えるつもりなのか?
普通の斧を返すつもりなら、さっさと、斧を出せ!
だから、小野は、ちらっ!・・・とか、木陰から顔を覗かせるな!お呼びでない!
水野!お前もだ!
・・・
さて、木こりは、当然、その問いには
正直に! 極めて正直に、あたりまえのように、こう答えた。
「両方!」
・・・
さて、あなたは女神です。
そして、ここには、「正直者にプレゼント」というルールがある。
どうしますか?
・・・
おい。逃げるなよ。このインチキ女神!
木こりは、とっても自分に正直だぞ!自分の欲望に!
・・・・
ということで
木こりは、金銀両方の斧を手にするワケですが・・・
なぜか、家に帰る道中
・・・金の小野と、銀の水野?が、後を追いかけてくるという罠。
・・・
しかも
普通の斧を、返して貰わなかったせいで
次の日から、木が切れなくなってしまった・・・
金も銀も・・・ヤワだからね普通のに比べると・・・
で、ここはど田舎だから
金も銀も、売りさばくところが無いし・・・
・・・
結局、誰も、幸せにならなかった・・・という話?
・・・
後日談
頭の良い木こりは、金の小野と銀の水野を馬代わりにした馬車に乗って
都会まで繰り出し、金銀の斧と小野と水野を売り払って
幸せに暮らしましたとさ・・・
めでたし、めでたし?




