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エーベルバッハ上級大将閣下の話は簡潔な一言に尽きた。


「少尉も感づいた思うが、エルンストは君の妹のシャルロッテ嬢に五年間も懸想し続けた想いが、今夜予想外な方向に爆発して崩壊を期してしまった。そしてさっきの残骸がエルンストの成れの果て、まさに喜劇だろう」


それが全てだとばかりに、出されたコーヒーを優雅に飲み始める。


まさか…それだけ?


しかし、全てを悟れと言わんばりの態度で重い沈黙が続くので、自分から口を開くしかないよう


私には知る権利があるはずだと勇気を奮いたてる。


「失礼ながら…妹は酷く傷付き嘆いています。元帥閣下の為さりようの何処に好意があるのでしょう。一介の士官でしか無い私には理解できません」


「私とて、あの男を理解するのは不可能なんだよ少尉。 そもそも三十の中年が十五才の可憐な少女に一目惚れをするなどロリコンか!と思わざるを得ない。 もし私の大事なアデーレにそんな変態な目で見る男がいたら即刻銃殺にし家族は収容所送りにしても物足りない!! その男の遺伝子を持つ一族もろとも骨すら残らず抹消したいくらいだ!! しかも、アデーレが人々の前で詰られ貶められたなら、確実にその場にいた人間を全て銃殺して事実無根にするのもいた仕方ないと思っている。勿論、その不届きな男はあらゆる拷問に処した後に銃殺だが、私の可愛いアデーレの傷付いた心はそれ位の事では救えないだろうと思うが」


突然興奮したように捲し立てるので、驚くがその内容もあまりに独善的で引いてしまう


普段の冷静沈着を絵にした様な姿からは想像出来ない


噂どおりの親ばか


いや、それ以上


どうやら今の話では、元帥閣下が妹を見染めたのは五年前――恐らく社交デビューの王宮の夜会だろうか…そんな以前からだとは驚きを禁じ得ない。


「まぁ―― だから少尉の憤りも深く理解している心算だ」


「はぁ……」


いえ、私には閣下も理解できません


そして、更に話が続く


「シャルロッテ嬢が今夜の夜会に来る情報は掴んでいたので、そこで私は、自分から女性の声をかけた事の無いエルンストに、女性に近づく為のオーソドックスな手法を伝授して挑ませたのだが……」


元帥閣下なら自ら声を掛けずとも女性から近づき寄ってくるのだから頷けるが、どんな手法か予想出てしまうが一応聞いてみる。


「その手法をお聞きしても」


「さり気なくぶつかり、相手の飲み物を自分にかけさせて相手の罪悪感につけ込んでダンスを踊り、親密に持って行く手筈だった」


やはり…… 閣下ほどのお方が女性にぶつかり飲み物を掛けられるなど可笑しいと思ったのだ…


「直にお声を掛けて頂ければ良かったのでは……」


そうすればシャルロッテがあのような目に遭わなかったはず


「あの夜会には大貴族の多くが招待され、エルンストに自分の娘を売り込もうとする輩が押し寄せているのだ。直接声をかけた数分後には何の力も無い男爵家に不幸な事故が起こったのは間違いない。私のシナリオでは、ダンスにかこつけシャルロッテ嬢を口説いて、夜会終了後に呼び出し、その晩の内に既成事実、既に用意されている侯爵家の養女になって貰い、どこぞの貴族が妨害工作を仕掛けない内に1週間後には晴れて挙式の手筈も整えていたのだ」


1週間で挙式!!


何故そんなに事を急ぐのだ??


あり得ない!と思うが、この方ならやってのけそうだ。


しかし、シャルロッテが会ったばかりの元帥閣下と直ぐに一晩過ごすよう軽い女だと思われたのが悔しいが


一体、何時から計画してたのかと恐ろしくなる。


「あまりに強引では無いでしょうか、それに五年前からの想いなら、もっと以前から動いても宜しかったはず」


そんな私の言葉に、醒めて目で見詰められ


「少尉、エルンストの立場は君とは違うのだよ。 この帝国の三侯爵家の筆頭である家の嫡子とし産まれたからには、巨大な責任と義務が圧し掛かり、家名という檻に閉じ込められた囚人と言っていい。たかが名ばかりの男爵家の娘との婚姻すら自由に望めない憐れな男なのだ。だからエルンストは愛しい娘を得る為に軍で盤石の地位に昇りつめ、誰にも口出し出来ない力を五年を掛け漸く得る事が出来たのだ。 全く、あのやる気のなさマックスの男の変わり様には驚いたよ。古代から恋とは驚くべき力を生み出すモノだと思わないかい?」


あの才気溢れるお方が、やる気の無い男?


確か五年前は元帥閣下は少将の地位にあったはず。侯爵家の嫡子として順当な地位ではあり、それまで傑出した働きは無かったのは確かだ。


しかし年々軍で頭角を現し鮮やかな戦略を打ち立て、侯爵家の力添え無く多くの武勲をあげ、昨年は一気に元帥の地位まで登りつめてしまったは、妹を得るためだったと言うのか


信じられない


「そこまで妹を」


感動より、更に恐ろしさの方が先立つ


「そうだ……この五年間は、シャルロッテ嬢に男が近づかないように画策したり、私も結構大変でねー苦労したんだ。 だが先週、私の直属の部下が、ある男がシャルロッテ嬢に夜会で交際を申し込むと言う情報を掴んだのはいいのだが、最悪な事にエルンストに伝わってしまった所為で奴が暴走してしまった」


それってまさか同僚の事だろうか


知らなかった、そんな事を風潮していたなど…余程嬉しかったのか??


しかし、それが裏目に出るなど本人も考えもしなかっただろう


きっと夜会の直前に任務を命じられたのもその所為で、裏で手をひいていたのはこのお方だったのか


つまり、陰でこの方達が5年間も暗躍していたせいで妹は恋人一人出来ず、婚期を逃していたのを知る。


「全く、妹思いなのもいいが、男を紹介するなど過干渉過ぎるのではないか少尉?」


「!」


そして矛先が自分に向けられ背筋に冷や汗が流れる。


「君が余計な事をしてくれたお陰で、直ぐさま男爵家に乗り込みシャルロッテ嬢を拉致しようとするエルンストを諌めるのにどれだけ苦労した事か、本来は、もっとロマンチックな舞台を設定しシャルロッテ嬢に自然に恋に落ちて頂くシナリオを用意していたのに、今夜は矢張り付け焼刃のシナリオで穴が多すぎたようだ」


シナリオ…


何がシナリオだ!妹は踊らされる操り人形では無い


しかも、元帥閣下の夜会の態度を考えれば、シナリオを無視した行動を見れは初めから破綻しており、人の心が、そんなに上手く計画通りに運ぶなどないのだ。


「クックク……感情が丸見えだよ少尉。 確かにエルンストの大根では難しいだろうが、ある程度の舞台を用意し、一言『愛している』と囁くだけで女なら誰でお落ちるだけの容姿を持っていると思わないかい?」


「うっ」


確かに、元帥閣下の容貌は男でも見惚れる程の容姿


国中の女性が、元帥のプロマイドを持っていると噂されるほど人気があり、シャルロッテも一枚欲しいと言っていた気がする。


「諦めたまえ。既に事は不本意な形で動いてしまったのだ。シャルロッテ嬢の意志とは関係なく一週間後に盛大な結婚式を迎えるだろう」


まるで、遥か以前から決定されている予定の様に告げられる。


「しかし、今夜の夜会は元帥閣下の花嫁候補が何人も呼ばれていたと聞き及んでいます。侯爵夫妻はたかが男爵家の娘などお許しになるはずがありません」


侯爵夫妻は閣下と妹の結婚を知らず、秘密裏で事を運んでいた事が伺える。


「私は言った筈だ。エルンストは既に牢を破り力を得たのだよ――既に侯爵家の実権を掌握しているのは彼だ。皇帝の老犬など過去の形骸でしか無いただの老いぼれ」


三百年続く帝国でヴィッツレーベン家は建国以来続き、代々優秀な軍人を排出し皇帝を守る盾として活躍する一方、皇帝に叛意をもつ貴族を秘密裏に闇に葬り治安を守り深い忠誠心を示し皇帝の犬、もしくは番犬と影で言われている。そして現侯爵は、若き皇帝を教育し影響を与え、常に横に控え補佐し続け、美貌の末娘エリーザベトを王妃として嫁がせヴィッツレーベン侯爵家が栄華を極めた形だが、現皇帝フリードリヒ二世は唯の戦争バカではない。 他の二侯爵家を蔑ろにせずヴィッツレーベン侯爵家を牽制する為に、大臣の職にポンメルン侯爵家から多くを登用し、法務など貴族を監視及び取り締まり、軍とは別の警察機構を任されたリヒテンシュタイン侯爵家は、ヴィッツレーベン侯爵家と水面下で苛烈な闘争を繰り広げて敬遠の仲、今のところヴィッツレーベン侯爵家VSポンメルン侯爵家・リヒテンシュタイン侯爵家でバランスで保っている状態。 しかしそれも、老齢の現ヴィッツレーベン侯爵が亡くなれば崩れ去り、三候の熾烈な政変が始まると噂されている。


そのヴィッツレーベン侯爵を老いぼれと称する上級大将閣下


もはや、シャルロッテの結婚は逃れられそうもない


「くっ……シャルロッテは幸せになるのでしょうか」


シャルロッテは心優しい普通の娘


兄から見ても、とてもヴィッツレーベン侯爵夫人になれる器では無く苦労するのが見えていた。


「さあ? それはシャルロッテ嬢の考え次第だろう。私から最期の忠告だ、この婚姻の邪魔をすれば、兄といえどもエルンストは容赦しないだろう。 今、少尉の存在が許されているのも、シャルロッテ嬢に邪まな思いを持たず、家族思いの兄であり有能な使える人間だからだ。巷ではエルンストは聖人君子な立派な元帥を演じてるが、本来は無慈悲な冷徹な皇帝の犬。しかし、この犬は飼い主が自分の安穏な結婚を邪魔するなら躊躇いも無く牙を剥く狂犬だと知っているのは私だけ―――正確には少尉も知ってしまったのだから二人か?」


その眼鏡越しの冷たい目にはシャルロッテは元帥閣下の花嫁としての道しかないのだと語り


私が幾ら抵抗しようと消されるだけなのだと脅しされているのをヒシヒシと感じる。


逃げられないのだ


諦めるしか無いようだ。


すまないシャルロッテ、不甲斐ない兄は何も出来ない。


ならば生きて、少しでも妹を支えるしかないだろう


「お話は分かりました」


「君なら理解してくれると思ったよ」


「最後にお一つお聞かせ願えないでしょうか」


「よかろう」


「もしこれが、アデーレ様だったらどうしたのですか」


「勿論、背後からエルンストの脳天に直ぐさま銃口を向け打ち抜くね」


至極当然だと明朗に答える閣下


「全てを失っても」


「私を誰だと思っているんだい少尉? 勝算のない無駄な事を私がするとでも」


余裕の表情を浮かべる怜悧な顔


「確かに閣下にはそのお力が御有りだ」


「謙遜はしないよ」


エーベルバッハ上級大将の実家も三大侯爵の一つ、法の番人と呼ばれるリヒテンシュタイン侯爵家、嫡男では無いが、本来侯爵家の第二の継承権を持つ妾腹の次男で、元帥閣下と本来政敵どうしで仲が悪いはずなのだが、 長男の遥かに凌ぐと評価される優秀さが仇となり、幼年時代に、正妻に命を狙われ暗殺されそうになった処をエルンスト様に救われてから親交を深められての付き合いらしい。今は、実家から籍を抜き縁を切ってまでエルントス様に付き従い、心酔していると話だった。


心酔している??


フッと疑問が過ぎる。


これまでの言動に心酔し敬っているなどとても思えない


第一、頭を容赦なく殴っていたのを目撃したばかり


これ以上余計な事を考えてはいけない


この二人は常人では理解しがたい存在だ


軍人にとって上官の命は絶対服従、既に思考を軍人に戻し逃避してしまうのだった。





漸く話が終わり、事態が呑み込めたが


上級大将閣下の会話で疲れ果てた私は、早くこの場から退場したい


何より元帥閣下に会いたいくなかった。


会ったら最期、更なるカオスが待ちうけているよう気がする。


夜も遅く、このまま元帥閣下が寝てくれないだろうかと僅かな望みを抱くが


コンコン


「!!」


無情にもドアがノックされる。


「あの愚図め、やっと来たか」


「えっ」


愚図…本当は上級大将閣下が立場が上?


執事がドアを開けると、颯爽とした軍服を纏った元帥閣下が入室して来るので、急いで立ち上がり敬礼をする。


それは何時もの凛々しい元帥閣下に戻っており、矢張りさっきのは別人だったのではと言う疑問が拭えない


神々しい金の髪をキッチリとセットし軍神のような姿に思わず見惚れる。


さっき、このお方に抱きつかれていたのか…


まるで別人


多分、私とシャルロッテを間違えたのだろう――共通点は髪と瞳の色しかないのだが


錯乱した状態で抱きつかれた時は嫌悪感しか湧かなかったが


この状態の閣下に抱きしめられたら、正直な話、少し変な気持になったかもしれない


はっ! 私は何を考えているのだ!


急いで、邪まな考えを打ち消そうとするが、元帥閣下の秀麗な顔が迫って来るのでドギマギしまい、しかも、又しても抱きしめられてしまう


ムギュー


!!


さっきとは違い良い匂いまでし耳元には閣下の熱い息


そして重低音の声が囁かれてしまう


「先程は情けない姿を晒しすまなかった。そして妹君には惨い仕打ちをしてしまったのは私の本意でなかった事を理解してくれないか」


神妙な様子で語り始め


「元帥閣下…」


そして元帥閣下は抱き寄せていた体を離したかと思うと私の手をとり、両手で確りと握り込みながら、切ない目で私を凝視し


「水臭い、そなたとは義理とは言え兄弟になるのだから、エルンストと呼んでくれ」


「!!」


思わずゴクリと喉が鳴る。


まるで口説かれているような気がして、顔に朱が昇り乙女の様に恥じらっている自分にハッとする。


駄目だ!


このお方は元帥閣下、シャルロッテを五年前から狙っていた男なのだ


こんな殊勝なわけが無い


上級大将閣下の忠告は何のためか気付く


騙されてはいけない



「畏れ多いので名を呼ぶ事は御容赦ください。例え妹と元帥閣下が婚姻を結んだとしても私は、一介の士官としてお扱いを」


「詰まらん」


ハァッ??


ツマラナイ??


そう言った途端手のひらを返したような態度で、まるで興味を無くしたかの様にドカリとソファーに座りこむのを茫然と眺めてしまう


それに反して手を差し出す上級大将閣下


「どうやら君は命を繋いだようだ。おめでとうオットー・フォン・フロイデンベルク少尉」


訳が分からず握手をするしかない私


命とはどういう事だ??


「もし、少しでもエルンストに媚びた態度を見せれば、前線に飛ばされて二度と家族の元には帰れなかっただろう。これからも自分の立場を弁え、エルンストの世話を頼む」


そうして、任せたぞとばかりに肩をたたかれる。


「世話?」


「そうだ。オットーはエルンストの素をしる数少ない人間で、しかも未来の侯爵夫人となるシャルロッテ嬢の兄でもある。 そんな危険人物は葬り去るか懐に入れるしかなろう」


ニッコリと笑いとんでもない事を言う、しかも何故親しげに名前を??


「それとお世話とどういう関係が」


「私がこれまでして来た私的な用向き、主にシャルロッテ嬢に関する相談及び話相手だ。その為に護衛兼筆頭秘書官になって貰おう」


なんですかその相談相手とは??私は軍人であり、精神科医では断じてないはず。


秘書官――つまり、手元に置かれ監視されるのか?


「本気でしょうか」


「これは君にしか出来ない仕事だ。まさに適人、私は得難い人材を得られたお陰で愛する家族の時間邪魔されに済むよ」


それが本音かーー!!


「これで私は帰らせて貰うから後を頼む」


そう言うとサッサと立ち去ろうとするので驚く


冗談では無い


元帥閣下と二人きりなど嫌だし、お世話など悪夢だ


絶対に押し付けている。


「お待ち下さい閣下!」


呼び止めようとすると


「私の愛するアデーレが高熱で苦しんで、父親を呼んでいるのを涙を呑んでこの馬鹿男の元に駆け付けたのだ! これ以上邪魔するなら私の銃弾が君に撃ち込まれるだろう」


カッチャ!


そう言って腰に携帯する拳銃を瞬時に取り出して銃口を私に向けるその目は本気だった。


「どうか、アデーレ様の看病に向かって下さい。 心よりご回復を祈っております」


私は涙を呑んで見送る事にする。


「有難う、オットー」


閣下は、初めて心を許した様な笑みを浮かべ嬉しそうに立ち去って行くのを見送り、少しだけ報われた様な錯覚に陥る。




大分疲れているようだ……




そして残された問題が私の名を呼ぶ




「それではオットー。早速シャルロッテの状況を報告を」




何故か神に祈るように私を拝み見る神々しい元帥閣下


泥酔からの醜態から立ち直り、何を期待しているのか分からないが、こうなれば現在のシャルロッテが如何に嘆き悲しんでいるか正確に報告させて貰おう


愛する女性の悲しみを知り、恐れられている事を苦しむがいい


これ位の報復は許されるだろう、この精神崩壊者のロリコンストーカーめ!と心中で毒づく


こうなれば、やけくそだ!!


尊敬の念を抱いていた上官達の隠された本質を知り、徐々に壊れて行く自分を感じるのだった。









私が出す攻めは、殆どの話でイッてって、やりすぎ感てんこ盛りのキャラ。 コメディーなのでスルーして下さると嬉しいです。次回も残念です……


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