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ラブ・ガーディアンズ 〜ヤンデレ女子達はサッカーで連係したり1人の男子を取り合う!  作者: イーグル


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埋もれていた技術

 恋風女子サッカー部 メンバー表


 1  大花守華  180cm 68kg 2年 GK


 2  矢野 愛  162cm 52kg 2年 DF


 3  咲坂亜美  165cm 56kg 3年 DF


 4  金森麻夏  156cm 50kg 2年 DF


 5  伊里春子  162cm 55kg 3年 DF


 6  護影月夜  176cm 65kg 3年 DF


 7  阿佐護花音 168cm 59kg 2年 MF


 8  阿佐護莉音 168cm 59kg 2年 MF


 9  真野涼子  159cm 51kg 3年 FW


 10  守矢咲月  169cm 59kg 2年 MF


 11  守山狼憐  180cm 70kg 3年 FW


 12  美山友里  155cm 50kg 1年 MF


 13  河野優花  165cm 56kg 2年 FW


 14  水岡美紀  170cm 62kg 3年 DF


 15  大鳥椿   166cm 57kg 3年 MF


 16  神田真音  160cm 53kg 1年 MF


 17  海東一華  164cm 55kg 1年 DF


 顧問 神坂鏡花 マネージャー 小平神兎



 メンバー表を改めて見ると集まったって感じがする。


 顧問の神坂先生はサッカー好きだけど、戦術とかトレーニングの指導に疎いメガネを掛けた女性の先生だ。


 コーチも不在だから基本的に自主練しかなかった。


 今日はグラウンドで初めての全体練習が行われる日。


 この前見たPK対決で守華先輩と狼憐先輩の凄さは分かったけど、他の人のサッカーがどれぐらい出来るのか見ておきたい。


「あ、僕マネージャーだから色々用意しないと……!」


 まだ選手としての未練があったのか、クセでボールを使ってアップしようとしてしまう。


 ハッと気づいた僕はボールや道具を用意して走り回り、休憩の時の為の水やタオルも用意したりと、1人のせいか結構忙しかった。


 女子の皆はフィールドに出て、軽く柔軟体操でアップをしている。


 僕はフィールドに小さなマーカーを置いていく。


 これはドリブル練習に必要な道具で、狭いマーカーの隙間を縦でジグザグにドリブルで進む。


 皆の個人技、ボールの扱いがどれくらいなのか見るには良いと思う。


「よし、いっきまーす!」


 先陣を切ってスタートしたのはGKの守華先輩。


 現代サッカーでは、GKもフィールドプレーヤー並の足技が求められるから、守護神でもボールコントロールは大事だ。


 するとスイスイ難なくマーカーの隙間を進み、ボールは足元と一体化してるように離れない。


 これは僕より上手いかも……!


「はい、クリア! 皆続いてー!」


 最後まで走りきった守華先輩に続いて、次の人がドリブルを開始。


 それから皆が次々とドリブルでマーカーを突破、想像よりも全体的にレベルが高い。


 中でも守華先輩、咲月先輩、莉音先輩、花音先輩、狼憐先輩、月夜先輩の6人が頭1つ抜けてる感じだった。


 ドリブル技術が結構高いと分かり、次の練習はパス連で4人が組んでパスを回していく。


 此処でも先程の6人が正確なキックを見せていくけど、僕から見て「あれ?」と思ってしまう。


 全体のパス回しが遅く感じて、それが分かると僕は声を掛ける。


「あの、ちょっと良いですかー?」


 僕の声で1度練習が中断され、皆の元へ走って向かう。


「パスの出し方なんですけど、もう少し体の向きを変えずにこうしてインサイドで出した方がスムーズに速く通ると思います」


 そう言うと僕は言葉だけじゃなく実際にやってみようと、まずは軽くリフティングして足を慣れさせていく。


「おお〜、足技上手いね神兎君!」


「うん、凄い凄い!」


「中々巧みだな」


 そんな凄い技を見せてる訳じゃないのに、皆がそう言ってくれるのは嬉しく思える。


 こうしてボールを蹴るのも久々だし、皆に見てもらえるというのは中々無い。


 自然と僕は張り切っていた。


「狼憐先輩、パス行きますね!」


「ん? ああ、来い」


 僕は狼憐先輩へ目だけを向けて体の向きは変えないまま、左に立つ狼憐先輩へ右足のインサイドキックでボールを蹴る。


「!」


 久しぶりに蹴ったからパスが強かったかなと思ったけど、なんとか狼憐先輩の所までボールが飛び、左足でパスを受け取るのが見えた。


「神兎、良いパスをするじゃないか」


「そ、そうですか……?」


 ボールを受けた狼憐先輩から褒められて僕は照れてしまう。


「神兎君、凄く良いキックをするね!」


「うんうん、綺麗なパスだったよー!」


 莉音さん、花音さんも揃って僕のキックを褒めてくれる。


 キックの技術は結構磨いて自信あったから、認められてるみたいで嬉しい。


 これが公式戦で活躍する事は無かったけどね。


「ねぇ、これ神兎君からキックの技術を教わった方が良いんじゃないかな? コーチ役として!」


「え!?」


 そう提案する咲月先輩に僕は思わず驚きの声を上げてしまう。


 マネージャーとして働くつもりが、まさかコーチ役が回ってくるなんて思ってなかった。


「それ最高だよ咲月! 神兎君のキック技術、隅々まで教えてもらおう♪」


「……賛成……隅々まで……徹底的に……」


 咲月先輩の提案に守華先輩が賛成したのに続いて、月夜先輩もなんとか聞こえるぐらいの小声で賛成する。


「この中で彼のキックは見た通り群を抜いて上手い。シュートやパスの向上へ繋げる為に彼から教わる事に異論は皆無いか?」


 狼憐先輩が部員全体へ意見を求めると、皆が僕から教わる事に反対は無いらしい。


 教わってばかりでコーチとかした事ないけど……頑張ってチームの力になれるようにしよう。



「(1番キック上手くなって沢山凄いって神兎君から言われたいなぁ〜♪)」


「(神兎が公式戦に出られない事が残念過ぎる、神兎からのパスなら俺は何点でも決められるのに……!)」


「(沢山コーチしてもらえば話す機会も増えてくよね絶対!)」


「(その流れから仲良くなってデートとかの流れに行きそうだからね!)」


「(最終的には……フフ……フフフフ……!)」


 水面下では神兎とのパス練習をチャンスと見て、数名の女ハンター達が機会を伺っている事に神兎は全く気づいていない……。

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