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ラブ・ガーディアンズ 〜ヤンデレ女子達はサッカーで連係したり1人の男子を取り合う!  作者: イーグル


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何時もと違う朝を迎えて

 全身が優しく包まれてるみたいで、凄く暖かい。


 眩しい感じがして、朝を迎えたのかなと何となく思った。


 何時もならパッと起きるけど今日は起きたくなくて、このまま寝ていたい思いが強くなっていく。


「(昨日、何があったんだっけ……?)」


 僕は眠気が覚めない、ぼんやりする頭の状態で考える。


 昨日は学校が終わってスーパーで夕飯を買おうとしていたら、芹華さんと出会ってサッカーに誘われ、そこから急に雨に降られたんだっけか。


 それで屋敷でお世話になって……そうだった、僕は守神家の屋敷に一泊していたんだ。


 確か一緒の部屋で泊まらせて──。


「!?」


 僕は全ての状況をやっと思い出す。


 今の僕が叶監督と同じベッドで寝ていて、ぎゅ〜っと抱き締められた状態だから顔がパジャマ越しの大きなおっぱいに埋まっていた。


「んんっ……」


 僕は起きようとするけど、叶監督が僕をしっかり抱き締めているから動けない。


 朝から胸の鼓動が早くなって顔も熱くなり、眠気は覚めてしまう。


 結局、叶監督が起きるまで僕はずっと抱き締められたまま過ごす事となる……。



 ☆


「服は乾いております、小平様どうぞ」


「あ、ありがとうございます」


 昨日雨で濡れた僕の制服は乾いていて、メイドさんから服を受け取ってブカブカのパジャマから着替える。


 やっと元の服に戻れて一安心。


 流石にあのパジャマをずっと借りて着続ける訳にはいかないからね。


「恋風への登校時間まで余裕はありますから小平君、朝食を食べましょう。朝はちゃんとエネルギーを摂取した方が良いです」


「何か……ホントお世話になりっぱなしでお礼をいくら言っても足りないよ。ありがとう」


 昨日の夕飯でご馳走になったのに続き、朝食も共に食べる事となって席に着くと真理華さんに感謝する。


 テーブルにクロワッサン、オレンジジュース、ベーコンチーズのスクランブルエッグと洋風な朝食も凄く美味しい。


 僕は朝食をあっという間に平らげていた。


「神兎君、真理華と恋風へ行くなら同じ車に乗るといいわ。今日の学校で必要な物が無かったら1度家に向かわせるからね」


「本当……何から何までありがとうごさいます」


 叶監督は真理華さんと一緒に僕を恋風まで送って行ってくれるそうだ。


 スマホで現在地を見れば此処から恋風へ行くまで、僕が住んでるマンションは丁度通るから凄く申し訳ないけど、途中で寄ってもらおう。


「芹華、私達もそろそろ行かないと。朝練があるから」


「はい、母様。では小平君、名残惜しいがまた会おう」


「叶監督、芹華さん、お世話になりました」


 2人も円帝女学院に朝練で向う為、僕や真理華さんと共に揃って屋敷を出る。


 そこから別々の車へ乗り込んで恋風方面、円帝方面へと2台の車が目的地に向けて動き出す。


 守神家の皆さんには本当にお世話になったから、今度は菓子折りを持って改めてお礼に行かないと……って、ああいう所に住んでる人には凄く良いの買わなきゃ駄目だよね……?


「姉が小平君を連れてきたのは正直驚きました」


「ゴメン……急に来ちゃって」


「小平君に非は全くありません、連れてきたのは姉ですから」


 車種は分かんないけど、立派な黒い車の中で僕と真理華さんは後部座席で話す。


「やっぱり良くないよね……決勝で戦う相手と気軽に接触したりするのって」


「だとしたら普段から守神家で生活する私は完全アウトという事になります」


「あ、ゴメン! そんなつもりで言ったんじゃないから……!」


 車内で話してる内に、僕は叶監督や芹華さんが恋風と決勝を戦う円帝である事を思い出す。


 守神家で凄い事が色々あったからなぁ……。


 そう言ってる間に車から見える窓の風景が見覚えある景色に変わっていく。


「えっと、此処で」


 僕が言うと車はガードレール寄りで止まり、車のドアが開く。


「お待ちしてますので準備はゆっくりどうぞ」


「いや、なるべくすぐ戻るから!」


 お世話になってばかりなので待たせる訳にはいかず、僕は真理華さんと運転手さんを残して一旦家へ戻った。



 真理華Side


 小平君が一度家に戻っていく姿を見送ってから、私は座席に背を預ける。


 折角昨日は小平君が来てくれたのに姉様が一緒に入浴したり、母様が一緒に眠ったりと私だけ何も出来なかった。


 心底悔しくて悔いが残る。


 部活から戻って部屋でうたた寝とかしなければ、姉様と小平君が入ってる所へ乱入は出来たのに。


 そうなったら……考えるだけでも顔が熱くなってしまう。


「お待たせ真理華さん!」


 すると小平君は本当に、すぐ戻って来た。


 ゆっくりで良いと言ったのに多分私を待たさないよう、急いだんだ。


 そう想われてる事を想像するだけで嬉しくなり、私の心は躍ってくる。


 その小平君に昨日美味しい思いをした母様、姉様の円帝に絶対負けたくない。


 私の中で気持ちは大きくなるばかり。


 決勝で円帝、そして母様と姉様に絶対勝ってみせる……!


「小平君、今日は私のキックフォームのチェック良いですか?」


「うん、分かった」


 とにかく今日は昨日独占された分、私が彼の側にいよう。



 学校近くに車が辿り着くと、神兎と真理華が揃って降りて共に学校へ向かう。


「(何か今日は真理華が神兎君にベタベタしまくってないー?)」


「(距離近いよ1年ー!)」


「(なんなのあれ、見せつけてんの!?)」


「(新人も本格的に仕掛けてきたか……!)」


「(近づくな……近づくな……!!)」


 そして今日の部活で神兎の側に真理華が側に居る事が多く、複数の女子達が睨んでいて禍々しいオーラが発生していたという。

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