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ラブ・ガーディアンズ 〜ヤンデレ女子達はサッカーで連係したり1人の男子を取り合う!  作者: イーグル


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大型新人

「本日からサッカー部へ加入となりました、守神真理華です。よろしくお願いします」


 他の新入部員が挨拶していく中で真理華さんの番になり、彼女の自己紹介で部員達がざわつく。


「(守神って円帝の、あの守神だよね……?)」


「(何でうちの部に入ったんだろ……?)」


「(というか円帝に何で入学しなかったのかな……?)」


 真理華さんが守神監督、芹華さんの家族が何で入ったんだと皆驚いているみたいだ。


「普段は眼鏡をかけますが練習の時には、ちゃんと外しますのでご安心を」


「ええと、眼鏡って事は視力良くないんだよね? 大丈夫?」


「問題ありません、これは伊達眼鏡なので。視力は両目とも2・0です」


 そう言って眼鏡を外す真理華さんは、また一段と凛々しく見えていた。


 目が悪いのかと思ったら伊達なんだ……オシャレの為に着けてるのかな。


 背番号21 守神真理華 身長175cm 体重63kg MF


 それが新たに登録された彼女のプロフィール。


 170cm以上の人が増えて、ポジションは中盤だけど彼女自身がCDFも少し経験してると言ってた。


 つまり中盤で咲月先輩と組めたり、月夜先輩と組んだりと出来る訳か。


 あの身長で経験者でもあるから、ヘディングとか結構強そうだし。


 とにかく真理華さんの能力については、練習で詳しく見てみよう。


 ☆


 ドリブルマーカーによる練習をしてみればレギュラーにも劣らない、正確なボールコントロールのドリブルが出来ていた。


 それは芹華さんと姿の重なる所があって、上手さと美しさを兼ね備える。


 続いてシュート練習では、ゴールを鋭く見据えると左足を素早く振り抜く。


 新たにGK経験者の1年が入り、彼女は真理華さんのシュートに対して反応出来なかった。


 先程のドリブルの美しさから一転して力強いシュートが繰り出され、強いキックも出来ると証明される。


「相当万能かもしれない……!」


 真理華さんは守備寄りのポジションが得意と言ってたけど、これは場合によって攻撃も行けそうな気がした。


 身長も175cmと高めだし、セットプレーでヘディングが狙えそうだ。


「じゃあ次はセットプレー行こうか」


「──すみません、守矢キャプテン」


「ん? 守神さんどうかした?」


 咲月先輩が次のチーム練習として、CKのセットプレーを行おうとした時に真理華さんが右手を上げる。


「キッカー、私に蹴らせてもらえませんか?」


 CK等のプレースキッカーは咲月先輩が1番上手いという事で主に蹴っている。


 今回もそのつもりだったけど、まさかの真理華さんがキッカーを希望してきて周囲の部員達はざわつく。


「良いよ、やってごらん!」


 その咲月先輩は笑顔でキッカーを譲って自ら下がると、代わりに真理華さんが位置についた。


 確かに何時も咲月先輩が蹴れるとは限らないし、あまり考えたくないけど万が一怪我とかで欠場したら、他の誰かが蹴らないといけない。


 僕は真理華さんのキックを見守る。


 左CKのキッカーとして立つと右手を上げてから、左足でボールを高く放り込んで来た。


「っ!」


 ゴールを守る守華先輩は飛び出せない。


 あれがGKにとって嫌がる、外へ逃げるような回転がボールにかかっているからだ。


 その球へ向かって跳んだのは狼憐先輩で、彼女の頭がボールを捉えるとヘディングでゴールを狙う。


「っとぉ!」


 守華先輩は左腕1本で弾き飛ばし、ゴールを阻止してみせた。


 相変わらず凄い反射神経で飛びつく。


「……」


 真理華さんは顎を手にやって、混戦のゴール前を見つめると何かを考えてるみたい。


「もう1本ー」


 咲月先輩の言葉から再びCKが繰り返し行われる。


 再び真理華さんは左足でボールをゴール前へ送った。


「(低い!?)」


 さっきの高い球とは違って低い球が放り込まれ、そこに走り込んでくる影が飛び込む。


 花音先輩で左足のボレーシュートで合わせる姿が見えると、守華先輩が飛びついて伸ばした腕が届かなくて、ゴールネットが揺れ動く。


「いよっし! 完璧! 今のは守華も無理でしょー!?」


「ああ〜! 後一歩で触れられたのに悔しぃぃぃ!」


 まるで試合の時みたいにゴールを喜ぶ花音先輩と悔しがる守華先輩。


 今のパスにボレーで合わせた花音先輩、反応していた守華先輩も凄かったけど、ボールを出した真理華さんが正確に蹴っていた。


 彼女は恋風の練習試合や公式戦を外から見てきて、ひょっとしたら誰にどんなボールが合わせやすいか、それも考えていたのかもしれない。


「凄い……!」


 僕の横で咲月先輩が一言呟いていた。


 この後も反対サイドのCKで練習したりと、真理華さんは想像以上のポテンシャルを見せる。


 これは即戦力間違いなし!



 月夜Side


 ……神兎君が新しく入った1年へ輝いた目を向けている……。


 何、あの1年……?


 私から神兎君を遠ざけてつもり……?


 そもそも守神って……円帝のスパイで入ったとかじゃないよね……。


 お母さんとお姉さんの為に恋風の情報を調べようとか……。


 全国に出てたらしいけど、ちょっと調べてみよう……こういう時にスマホって欠かせない……。


 ……東京アウラ・ガールズに全国出場してて、姉の芹華と一緒に活躍した結果……優勝してる……!


 そんな凄い子が神兎君と仲良く……そもそもDFも出来るなら私のポジションも危うい……!


 同じ1年同士だし……背が高くてスタイルが良いから……狙われるって私の勘が叫んでいる……!!


 負けない……神兎君は私の天使……!


 絶対渡さない!!

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