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ラブ・ガーディアンズ 〜ヤンデレ女子達はサッカーで連係したり1人の男子を取り合う!  作者: イーグル


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32/36

底知れぬ愛が相手を威圧するオーラへ

 狼憐先輩のゴールで恋風が先制点を取って、これでうちが優勢になる。


 けど相手の錦村も反撃に出てきた。


「右ー! 7番ー!」


 守華先輩によるコーチングがすると、僕が右サイドの方を見てみればボールを持つ相手とは別に、右サイドから相手選手が迫って来る。


 中央から行くと注意を引かせておいて、サイドに向かう狙いを一足先に見抜いたみたいだ。


 ボールを持つ錦村の選手が一瞬そっちへ視線を向けた気がするし、思った通りか。


「ナイスカットー!」


 コースを塞がれた相手は反対の左へパスを出すけど、それは通らなくて恋風ボールになると、僕は素早く好プレーを称賛。


 相手は結構前がかりになって、同点ゴールを狙って来てるけど恋風の守備が阻む。


 この試合も良い守備を見せていた。


 そう思っていたら、相手が素早いフォローで零れ球を拾うと右サイドからゴール前へ高く蹴り上げてくる。


 深くは切り込まずにサイドの浅い位置から狙う、アーリークロスを相手は狙って来たみたいだ。


「……!」


「わっ!?」


 相手の長身FWが合わせようとジャンプしたけど、同じタイミングで飛んだ月夜先輩が競り勝ってクリア。


 何故か相手がビックリするようなリアクションしてたけど。


「こっちー!」


 錦村が攻め上がって来たせいか、右手を上げてボールを要求する花音先輩は左サイドでフリーだ。


 左へパスが行くと花音先輩が取って、左サイドからドリブルで運ぶ。


「11マーク!!」


 ゴールを決めている狼憐先輩をフリーには当然させず、錦村DFのマークが付き纏って来る。


 それを見ていた花音先輩がボールをキープしたまま、足を止めていた。


 パスのターゲットが中々見つからないのかな。


 花音先輩にDFが寄せて来て僕がそれを伝えようとした時、ゴール前へパスを送る。


 マークされている狼憐先輩より後ろから、逆サイドにいたはずの莉音先輩が走り込んで来た。


 双子の以心伝心が可能にさせたのか、浮き球のパスを莉音先輩は左足のダイレクトボレーで合わせる。


 それはまさに弓矢から放たれた矢のような速さでゴールに飛び、相手GKが一歩も動けないままゴールネットが大きく揺れ動いた。


 凄い、スーパーゴールだ!


「「ナイスゴールー!!」」


 僕の声は守華先輩と重なりながら、称賛の声を伝える。



 狼憐Side


 初戦に続いて良い感じでゴールを重ねられたな。


 しかし……憎たらしいメス猫ではあるが、サッカーの実力はたいしたもので連係も良い。


 当時1年だからって理由だけで試合に全く出そうとしなかった、最低監督のオッサンと会ってなければ、強豪チームでやれていたかもしれないな。


 まぁ、今となっては最高のマネージャーと会ってるが。


「やったよー、神兎君ー♪」


「見ててくれたー?」


 おいコラ、調子に乗るなメス猫達。


 1ゴールと1アシストは素晴らしくても、神兎へ触れに行くのは許せる訳あるか。


 とりあえずゴールの祝福を装って止めとこう。


 しかし前半から2ー0は調子が良く、相手も弱い相手じゃないはずなんだけどな……。


 自分で言うのもなんだがチームワークは良くないと思ってる。


 主に神兎の事で争ってる4人関連で言えば。


 それが不思議とサッカーでこうも機能するとは……ただ負けたら神兎が悲しむだろうし、勝てば喜んでくれるから突き進むしかない。


 負けて悲しませようとする神兎の敵は全て倒す……!



 月夜Side


 今回の相手は早いタイミングでクロスを上げて来るから、私の出番は多い……。


 それはDFの出番が多くなるし、私にとって好都合な事……。


 だって私が活躍すれば神兎君は、それだけ見てくれるから……!


 フフ……攻撃陣が目立って調子に乗ってるみたいだけど……サッカーを知る彼なら守備がいかに重要なのか分かるはず……。


 相手の錦村には長身FWのエースがいて、多く得点を重ねてるみたい……でも、今日は何も活躍させないから……。


 貴女は私と神兎君の輝かしい未来の為に全部止めて、終わらせてみせるから……!!


 ☆


「(この暗そうな黒髪女、怖くない!? あたしの事呪ったりとかして来ない!?)」


 錦村のエースFWはマークしてくる月夜を不気味に思い、彼女の禍々しいオーラに飲まれつつあった。


 それに加えてゴールマウスからも殺気に似た迫力ある雰囲気が、恋風を守る長身GKから漂う。


「(気合の入り方が、異常過ぎる……! 優勝したら凄いご褒美とか、負けたらとんでもない罰ゲームがあるの恋風って……!?)」


 特に恋風には勝敗に関わるような条件は無いが、一部の選手達から鬼気迫るような迫力は錦村の選手達だけでなく、相手の監督にまで伝わってくる。


「(なんて気迫だ!? 彼女達のような強い気持ちを持つ者はプロでもあまり見かけないぞ……)」


 ベテランである錦村の監督も、恋風の選手達(主に5人)の底が見えない闘志に押されてしまう。


 この試合から恋風の試合は注目されるようになっていく事をまだ、誰も知らなかった。

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