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ラブ・ガーディアンズ 〜ヤンデレ女子達はサッカーで連係したり1人の男子を取り合う!  作者: イーグル


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廃部寸前の女子サッカー部へ

「高校生だったの!? ごめんー、全然見えなかった!」


「いえ、あの……こちらこそ色々ごめんなさい!」


 僕が高校生である事を告げたら、赤髪ロングヘアーの女子は全く思っていなかったのか驚いていた。


 年相応に見られないのは今に始まった事じゃないから気にしてないし、それより僕の方が失礼な事やっちゃったから……!


「ああ、自己紹介まだだったよね? あたし今日から此処に転校してきた2年の大花守華(おおはな しゅか)、よろしく♪」


 改めて向かい合うと僕より相当背が高い。


 僕が小柄なせいもあって、かなりの身長差が感じられる。


 真っ直ぐ見ると胸の膨らみの方を見そうだから、必死に見上げないと!


 というか可愛くて美人だなぁ……広告とか雑誌の表紙で女性の芸能人とかモデルの人が載ったりするけど、大花先輩も選ばれても不思議じゃないと思う。


「僕は1年の小平神兎です、よろしくお願いします大花先輩」


「守華の方で良いよ? あたしも神兎君って呼ぶし、変わった名前してるんだね」


 神の兎と書いて神兎、それが僕の名前で変わってるけど大は……守華先輩の名前も結構珍しい。


 結構親しみやすい感じで僕も安心する。


「ああ、それで神兎君さぁ。恋風女子サッカー部の場所って分かる?」


「女子サッカー部ですか? いや、それは──」


 男子サッカー部から追い出されたばかりの僕は、その時言われた言葉を思い出す。


 学校の外れにあるボロ屋敷みたいな所と、僕をつまみ出した男子部員が言ってた。


 つまり、そこが女子サッカー部なんだ。


「あの……学校の外れにあるボロボロの屋敷みたいな所って聞きました」


「そうなの? 変わった所にあるんだなぁ」


「あ、僕も探します! 間違ってるかもしれないですから……」


 守華さんが聞いた場所へ向かおうとした時、僕も女子サッカー部の場所を探すと申し出る。


 聞き間違いかもしれないし、間違って教えたら凄く申し訳ない。


「ホント? じゃあ行こっか♪」


 守華さんに笑顔を向けられて、僕は共に女子サッカー部へ向かう。


 ☆


 守華Side


 今日から此処に通う事になった学校で女子サッカー部が何処なのか分かんなくて、校内を歩き回るのは予想してなかった。


 でも、そのおかげで神兎君と知り合ったから良いこともあるもんだね。


 というか、ぶっちゃけ神兎君ってすっごい可愛い。


 ちっちゃくて細くて母性本能くすぐるって言うのかな? あたしの中で何か弾けた感じがする。


 出来る事ならもうちょっと胸の中に居てほしかった〜、色々ブレーキがブッ壊れそうになっちゃうかもしれないけどね!


 っと、テンション上がり過ぎて変な女子に見えちゃうから、平常心でいなきゃ。


「守華先輩ってアメリカに居たんですか、凄い……!」


「そうそう、向こうに3年ぐらいかなぁ。だから久々の日本って訳」


「確かアメリカの女子サッカーは世界一ですよね? そこでサッカーかぁ……」


 羨ましそうな顔をする神兎君も可愛く見えちゃうなぁ。


 つい最近までアメリカで暮らしてて、親の仕事の都合で日本に帰って来た。


 アメリカのあたしと同級生の男子はほぼ背が高くて逞しく、神兎君みたいな子はまず居ない。


「結構あたしサッカーは自信あるよー♪」


 女子サッカーの本場アメリカでも、あたしは結構上手い方だと思ってる。


 その自信があるから名門と言われる恋風高校に来たんだよね。


 でも学校の外れでボロボロの屋敷みたいな所って、また変な所にあるんだなぁ日本の女子サッカー部は。


「ええと、学校の外れは確かこっちで……」


「あっ、あれかな?」


 神兎君と一緒に学校の裏側にある細い山道を歩いていくと、それっぽい建物があたしの目に映る。


 ……うわ〜、確かにボロいかも。


 神兎君と一緒じゃなきゃ、まず来てない所だ。


「これは……なんていうか、お化け屋敷みたいですね」


 神兎君もフォローの言葉に悩んでるっぽいし、とりあえずボロ屋敷なのは確かみたい。


 リフォームすればマシになりそうだけどね。


 というか、あたしの知ってる情報と凄い違ってない?


 名門サッカー部って聞いてるはずなのに、何かおかしい気がする。


 まるで今にも潰れそうな雰囲気に見えるし!


「入っていいのかな? すみませーん!」


 あたしは外から人が居るかどうか、大声で呼んでみた。


 すると屋敷の中からドタドタと足音が聞こえて、人が出て来る。


「入部希望者ですかー!?」


「わっ!?」


 物凄い勢いであたしと神兎君の前に駆けつけて来た。


 頭をバンダナっぽいので覆って、水色の髪が少し見える。


 桃色のジャージを着た女子で、身長はあたしと神兎君の中間ぐらいって所か。


「あ、入部希望者はあたしですー。大花守華、女子サッカー部に入りたいんですけど──」


「大歓迎! ずずいっと入っちゃって良いから!!」


 何かめっちゃ喜んでるなぁ!? 神兎君も怯んでるっぽいし!


「私は2年の守矢咲月(まもりや さつき)、今の所サッカー部は私だけだから入部は即OKだよ!」


 へぇ、2年って事はあたしと同級生──。


「え、だけ?」


「うん、今サッカー部は私だけ」


「そういえば……廃部寸前って言ってましたね……」


 廃部寸前!?


 此処であたしは自分が盛大にやらかした事に気づく。


 名門って言われてるのは男子サッカー部の方で、女子サッカー部は違うと。


 どうすんのこれぇ〜!?


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