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ラブ・ガーディアンズ 〜ヤンデレ女子達はサッカーで連係したり1人の男子を取り合う!  作者: イーグル


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18/34

男子マネージャーは他校からも狙われる

 勝った……!


 恋風が1ー0で逃げ切って勝利!初陣で相手はベストメンバーじゃないけど、東京のトップを相手に大金星だよこれ!


「嘘だろ!? 廃部寸前の女子サッカー部が円帝に!?」


「相手調子悪かったとか!?」


「それでも勝つのは凄いだろ!」


 見てた皆が凄いザワザワと騒いでいる。


 元々は何点差で負けるって予想してたけど、恋風の勝利が本当に信じられないって感じだ。


「あたしら、勝っちゃった……! あの円帝に……!?」


「ひょっとして、うちらってめっちゃ強くない……!?」


 フィールドでは一部の選手達がジャイアントキリングに驚いてるみたい。


「皆さんお疲れ様です! あの円帝に勝つのは凄いし、これ自信持って良いと思いますよ!」


 僕は試合を終えた皆へタオルやドリンクを配って走る。


 恋風の勝利にテンション上がっちゃってるけど、マネージャーとしての自分を忘れない。


「ありがとうー、う〜ん生き返るなぁ♪」


「……癒される……」


「「あ〜、生命の水〜♡」」


「マネージャーとして優秀でとても助かるし、有り難い」


 普通にタオルやドリンクを配っただけなんだけど、すっごい喜ばれてる。


 円帝との試合がキツかったせいかな?



「──想像以上の実力だった」


 そこへ近づいて来る1人の円帝選手、芹華さんだ。


「守神さん、今日はありがとうございました!」


 真っ先に咲月さんが近づいて笑顔で握手を求め、それに芹華さんは応じた。


「こちらこそ、鍛え直す必要が見つかり実りある練習試合になった事を感謝する」


「いやいや、私達も相当押されてましたし! 今回で慢心する事なく更に精進していきます!」


 確かに勝ったと言ってもシュート数や支配率は相当負けている。


 これが円帝のフルメンバー相手だったら、こうは行かなかったかもしれない。


 咲月先輩は勝っても先を見据えてるみたいで、僕も頑張ってサポートしていかないとね。


「ああ、小平君。君も積極的な声掛けをしていて非常に優秀なマネージャーだった。いずれまた会おう」


「! は、はい……!」


 まさかの僕にも挨拶に来て僕は驚いて、ろくに挨拶を返せない失礼をしてしまう。


 やっぱり凛々しくて礼儀正しい人だなぁ。



 燐火Side


 あり得ねぇ!


 円帝の敗戦、練習試合だからって言い訳なんか通る訳ねぇし、あたし油断し過ぎたか!?


 1軍の芹華も入った状態なのに恋風の奴ら、あそこまで粘りやがるなんて……!


「……すみません、監督。私が入っていながら勝利に導く事が出来ませんでした」


 芹華は恋風へ挨拶をした後で監督へ頭を下げて謝る。


 つか芹華テメェ、さり気なく神兎にも近づきやがって!あたしが先に目ぇつけたんだからな!?


 本当なら勝って神兎にあたしの凄さを見せつけたり、そんであたしに注目させてデートに持ち込んで、一気に親しくなりまくる計画だったのによぉ!


「東京にまだまだ未知の強豪がいる事を知った。これを貴重な経験として糧にする、それをするのが今日負けた貴女達に課せられたと知りなさい」


「はい……」


 罰として、とかそういう罰ゲーム的なもんは一切言わない。


 令和になった今だと色々厳しいし、スポ根物を現実でやんの御法度な時代だしな。


 そりゃ誰だって恋風に負けたまま終わりたくないって思うだろうし、あたしも銀髪デカ女に負けたまま終わる気なんざねぇから!


 1軍の座も神兎もあたしが今に手に入れてやるから待ってろよ!



 芹華Side


「芹華」


「はい、監督」


「此処では2人だけ。監督でなくていいわ」


 今、私は監督こと母様と2人で車に乗っている。


 運転手に運転を任せ、私達親子は後部座席だ。


「──気になってるのね。あのマネージャーの男の子が」


「!」


「気づかないとでも思った?」


 私が彼、小平君を想っている事は既に母様にはバレてしまったらしい。


 流石は元日本代表、観察眼が優れてて勘も鋭かった。


「……彼には他の男子では見ないような雰囲気があったり凄く一生懸命に見えて、つい意識しました。勿論試合はしっかり集中していたつもりです」


 母様に隠し事は無理だと判断し、私は己の心を打ち明ける。


 小平君はとにかく可愛くて打ち合わせの時も一生懸命で、正直私は彼の方ばかりチラチラ見たりしてしまっていた。


 それが見られてしまったのもあるかもしれない。


 母様が知ったという事は男にうつつを抜かすな、とか言われるか……。


「本気で想っているなら手に入れなさい。なんとしても」


「!」


 想定外だった。


 まさかの母様から恋を応援されるというのは、私も驚かされてしまう。


「無論、本気です。手に入れます」


 正直、彼の事を考えるだけで私の理性が狂いそうになる。


 可愛い、抱き締めたい、一緒に過ごしたい、デートしたい、家に招待したいと己の欲望が次々と出てしまう。


 ああ、放っておくと止まりそうにない……!


 彼の周囲には沢山の女子がいるようで、何人かが狙ってそうな、獰猛な肉食獣を思わせる者達も見えた。


 いずれにも負けるつもりは無い。


 彼は絶対守神家の人間に相応しいからな。



 叶Side


 芹華は恋風のマネージャーが気になっているらしい。


 それは打ち合わせの娘を見ていれば、すぐに気づく事で娘が恋に目覚めたのは成長の証で、親として嬉しい事。


 そして娘を惹かれさせた小平神兎君という男子マネージャー。


 確かに芹華が惹かれるのは分かる。


 あの小動物みたいな可愛さを持つ男子高校生は、まず見かけない。


 仮に娘が彼と結ばれる事があれば、あの子も私にとっては息子同然の関係となる。


 ……ウフフ、芹華にはなんとしても頑張ってもらわないとね……♡

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