【7話 偶々見つけた怪物】
常人や並の才能を持って生まれたものが実際に死人が出るほど困難な実績を積み上げ 続けて体をぶち壊しながら全身全霊で進み切って自分に傾く壁 幾何学的傾きを超え床と同一化したそれ もほや階段や壁とすら言えぬそこに辿り着いた凡夫がEからFに辿り着く。
その床すらぶち抜いた底抜けだとDに,奈落の底,見えぬ深淵の底に触れ真理を見たものがB 。
真理を超えたものがA,SとAとでは絶対無限の優位性がある,奈落の永遠の落下を経て底に着地して光を見る,
何度も何度も偽の真理を超えた永遠の永遠の深淵の落ち尽くした者の辿り着く底だから,人は無限の可能性を秘めてるが才能とは不可を制御する可能性の保持者だ。
伝説にすら語れぬ,名も無き傑物を人々は幻の夢
と書いて幻夢と読んだ,それら英雄を凌駕するもの等は人が作り出した念,集合的無意識が顕在化してると語られ,Sの最果ての先に居る。
それは胎内から産まれ落ちると極端な苦労に耐えかねて同刻に事切れて母を失い,ある屑により父を殺されてそんな屑に育てられた?いや育てなんて言えぬ酷い環境で記憶を失うほどに。
それは計画が始まった後,屑は自分を優遇しないやつらに理不尽にも復讐心が湧き皆殺し計画を考えた,いずれかの日に,ある伝説の親子即死事故を同僚に聞いたんだと。
その子とは,,,結城であった。
「くたばる前にお前が捨てられたゴミを拾ったから好機と思ったんだがなぁ!」
バゴーン!屑の顔面に重たい一撃が入る,エリオットの怒りは限界に到達していた。
「聞きたいことはすべて聞いたろ?速く解放してくれ」
「お前に残された選択肢は一つ,絶対絶命それだけだぁ!」
ガシっと傭兵狩りの首根っこを掴み二人は外に出る。
「な,なんだおまぇぇぇ⁉︎」
瞬間,真っ赤に成り血管のブチブチと浮き上がる,まるで怪物が如し形相のエリオットは
こう言い放つ。
「その目に映る最後の光景と成るだろう,存分に堪能してから逝くといい」
すると中国拳法のような構えを取る。
「軌道を見ることも,攻撃や套路[一連の動作]
次に繋がる技を予測することも,目視もできない,回避も防御も迎撃も軽減も無力化も恐怖も後悔をも感じる暇[イトマ]も与えぬ変えられぬ,逃れられぬ,計れぬ」
「絶対必中不可視不可逆絶命の一撃を」
「100億光年先に逃げたって必ず死ぬ一撃を!」
《刀槍矛戟/パーフェクト・ハルバード》瞬間,
放たれし閃光は単なる余波ですら一直線上の宇宙に浮かぶ星々を滅し尽くす,100億光年などとっくに過ぎ,膨張中理論上無限に至る
ω数値座標,軸の空間にまで辿り着き光を超え
逆行的を繰り返したそれは果ての残滓で無限の
エネルギーに変換される。
「無限の打撃を喰らった気分はどうかね,頭しか
ないから分からんか」
「用事は済んだようだな」
「と言うことでシュディ,これを」
「すまないな」
AM6:00シュディは生首を箱に入れて去っていったのだった。