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F4 P1を目指して。  作者: 銀乃矢
FIA-F4編
39/44

第35話「壊滅」

石井以外のVision motor sportsのドライバーはどうなっているのか。


17号車アシュリー・ジャクソン。

「ヤダ…本当は乗りたくなかった。でも今日乗らないと来年のシートはないって…」

彼女の走りはどこか、恐れているところがあるようだった。



「…無理…無理よ…」

彼女は気づけば涙を流していた。


涙で目の前が見えなくなる。


「ごめんなさい…ごめんなさい…」


アシュリーは昨日の予選での瀬成への妨害工作があってなにか言われるのではないかとずっと怖かったのだ。


17号車がコースオフする。


マシンを降り、コース外で泣き崩れていた。



21号車、國村或人。

「昨日の予選はうまく行かなかった。でも、今日は僕のレースだ。」


「僕も、リスクを負ってみましょう…」

かつての自分では追い抜きをしなかったような場所で追い抜きを仕掛ける。


しかし、ここでの追い抜きは本当にリスクが大きかった。


ファーストアンダーブリッジ下でコースオフし、そのまま勢いよくスピンする。


「やっぱり、僕にリスクを負うことは難しかったみたいだ。」

なんとかコースに復帰する。


すでに下位まで沈んでいた。



24号車の竹内葵は土曜日の予選ですでに計測に失敗しており、最下位に等しい順位を走行していた。



これにより、事実上Vision motor sportsは壊滅状態となった。



Vision motor sportsの唯一の希望は石井颯に託された。


しかし、彼も、再び自分の癖を出してしまう。



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