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F4 P1を目指して。  作者: 銀乃矢
FIA-F4編
30/44

第26話「抑制」

鈴鹿戦。


蓮真は持ち前の実力で4番手グリッドを確保。

しかし、対照的に瀬成は大ゴケし、20番手と下位に沈む形になった。



決勝、グリッドに38台のF4が集まる。



レーススタート。


スタート直後、3番手の颯が4番手の蓮真に対して軽く幅寄せ。

蓮真のオーバーテイクラインを潰す。

「チッ…なんだよ1番さん。そりゃねぇぜ…」

これで蓮真は1つ順位を下げる。



瀬成は後方からの追い上げを狙っていた。


「後方にいるのは言い方悪いけどタイムが良くなかった選手たち…早期決着で上位行くぞ。」


スイスイと追い上げていく90号車。

レース関係者たちは瀬成の追い上げに注目していた。



しかし、瀬成の前に立ちはだかるのはVisionの2台。

17号車、アシュリー・ジャクソンと24号車竹内葵。


「さぁ、来たわよ。」

「こっからはミーティング通り…」


2台が連携して瀬成を抑え込みにかかる。


「おわわ…すごい連携…驚いちゃった…」



「でも、蓮真先輩に教えてもらったフェイントモーションを使えば…」


アウト側にいる竹内の後ろにつく。

すると、彼のミラーには僕の姿が映る。


そのため、自然と後ろに気がそれる。


「今だ!」

自分の乗る90号車を一気にイン側に動かす。

その動きに反応した竹内は思わずイン側にラインを変更する。

しかし、すぐ隣にアシュリーがいるため、逃げ場がない。

結果、竹内は減速せざるを得ない。

そして、いきなりラインを変更してきた竹内を対処するためにアシュリーも減速をする。


その隙に一気にアウト側から2台を大外刈りのごとくオーバーテイク。

一気に2つ順位を上げた。


「よし!」



首位争いも白熱していた。


「くっ…1番のやつ、意外とやるな…場数は向こうの方が踏んでるか…でも、場数踏んでいないなりにやり方はあるんだよ…」



普通はオーバーテイクが起こらない逆バンクコーナー。


「ここまででタイヤの限界はわかった。なら…」


勢いよく1号車のアウト側にマシンを振る。

そのまま、1号車をパスし、91号車が首位へ浮上。


しかし、130Rで再び1号車が91号車をオーバーテイク。

蓮真は2位に陥落。





チェッカーフラッグが振られる。

1位で通過したのは1号車、石井颯。

2位に織田蓮真。


そこから少し離れて瀬成が16位でフィニッシュ。




「織田、また表彰台だ!お前は本当にすごいぞ!来年はもしかしたらスーパーGTとか行けるかもな!」

「ありがとうございます。」


「そして、瀬成。お前は20位からよく順位を上げた。鈴鹿という難易度の高いコースでのこのパフォーマンスはとても高評価だ。」

「ありがとうございます」



チームが撤収作業を始めたころ、瀬成は蓮真に声をかけられる。


「お前の実力を向上させるために今月末、富士スピードウェイでプライベートテストを行う。お前をもっと高いレベルに連れて行ってやる。」


「…はい」

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