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F4 P1を目指して。  作者: 銀乃矢
スーパーFJ編
12/44

第10話「入門」

小野院長のあの言葉を理解した2週間後。


「僕をスーパーFJに?」

「あぁ、FIA-F4に出るにあたってまだ大野は経験が少ない。だから、FJの日本一決定戦に出てもらう。」

「わかったけれど、チームは?」

「チームについては俺が昔いたハヤブサモータースポーツに話をつけてある。」


「来週、諸々の話を聞きに行くぞ。」

「はい!」




翌週、ハヤブサモータースポーツ事務所。


「ここだ。」

「外にも色々なクルマが置いてあるんですね。」

「あぁ、FJとかみたいなジュニアカテゴリーのマシンの整備を結構請け負っているらしいからな。」



「おっ、蓮真、元気だったか!」

「はい、元気でしたよ。代表もお元気そうで。」

「おう、俺は元気だぜ!腰は壊したけどな…」

「もう、体労ってくださいよ。」

「それで、隣の彼が噂の?」

「あぁ、はい。ほら挨拶。」


「大野瀬成です。よろしくお願いします。」

「君がね。私はこのチームの代表である日野森(ひのもり)(じん)だ。」



「早速、君が日本一決定戦で乗るマシンを見に行こうか」

「はい!」



ガレージ内を歩いていくと様々なカラーリングのFJ車両が並んでいた。


「あの、この並んでいるクルマたちは?」

「これはみんな俺にメンテナンスを委託してくれたクルマたちだ。メンテナンス業務もやっているからな。しょっちゅう大忙しだ。」



「さて、君が乗るのはこのクルマだ。」

そのマシンにはブルーシートが被っていた。


シートが剥がされると、ハイノーズなフロントが特徴のマシンが現れた。

「おぉ…これがFJ。現物は初めてみた。」

「そうかい。それで、性能については安心してくれ。蓮真から話を聞いてからできるだけメンテナンスしてきた。きっと乗りやすいマシンになっているはずだ。」


「ま、座ってみなよ。」


マシンに乗り込んでみると


「ちょっと、せ、せまい…」

「F4よりは少々小柄なマシンだからな。まぁ慣れれば大丈夫だよ。」



「走るの楽しみです。」

「そう思ってくれたならなによりだ。」

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