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⚠️【原案】代表作  作者: ぺるしゃむ
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7/9

入学式

面白ければブクマと評価お願いします!

 あんなこんながありつつ入学式が始まった。試験を受けた人の中からは私を含めて十人、もちろんあのフォールとアクアは入ってる。試験会場は何ヶ所かに分かれていたので全員合わせると計四十人らしい。大陸最高峰にしては少ない気がするがロベルト学園を卒業した人はエリート中のエリートが約束されていると思っていい。だからここまで少ないのだ。多いとエリートが多くなってしまうから。ちなみに入学式は入試の当日にやるらしい。いくらなんでも早すぎないか?

「これから……」

あ、始まった。大きな広間の中の壇上に立ったなんか偉そうな先生が入学式を始めようと喋る。ちなみに私はこういう喋っているのを聞くのが苦手だ。親しい人なら聞けるけど、知らない人だとあまり話が入ってこない。

「校長の挨拶…校長先生お願いします」

校長先生?あぁあの人か。たしかフォールのスノーライフ壊した人だ。

「えーー、私は校長のコウ・チョウと申します。嘘です。」

第一印象、面白いかもしれないけどめんどくさそう。あんまり絡みずらいかも、こういう人。できるだけこの人から隠れるか…

「では、今年の主席から一言言葉をもらいましょう。」

「ん?」

私はそう言った瞬間、反射的に手で顔を隠す。

「私はいない。私はいない。私はいない。」

「いますねどうぞ」

校長先生がそう言ってくる。なんたる無慈悲な…。私は手で顔を覆うのをやめ、周りを見た。たくさんの生徒と先生が見ていて一言なにか言わなきゃまずそうだ。しょうがない、ならば…。私は頭の中で抗議しながら壇上にゆっくり上がる。

「こういう時のために原稿を用意してきました。少々お待ちください。」

そう言って私はポケットに入っていた小さな紙を取り出す。私はそれに魔法をかけ、紙に書いてあった文字が読める程度まで紙を大きくした。生徒と先生のびっくりした顔が気になるが始めるか……私は横の長さニメートル、縦の長さ二十メートルくらいの裏まで文字がびっしり書かれた紙を魔法で浮かべる。賢者のことについての魅力が書かれている紙だ。

「ちょっと待ってくださいシーナさん」

校長先生が急に横から口を出した。これを私は待っていた。

「どうされましたか?これから読むのですが?」

「いえ、もう大丈夫ですよ。」

いつもふざけてそうな校長先生の顔が少し困ったように歪む。

「遠慮しないでくださいって。任せてください」

「本当に大丈夫だから」

よし。ここらで引き下がるか……

「はーい」

そういってそさくさと私は壇上を降りて元の場所に戻った。作戦成功!やっぱりこの作戦はいつでも使えて便利だなぁ。

「で、ではこれで入学式を終わりにします」

入学式始めますっていった人がそう言った。ちなみにこの後、寮に行って明日から授業を始めるらしい。三人の共同部屋で、恋バナできるのかなと内心ワクワクしていた。でも想像と違ったようだ。てっきり女子三人かと思っていたら、私含めて女子二人、男子一人だった。しかもその二人はフォールとアクア、これは一種の運命か、と思えるほどだった。アクアがいるから少しは話しやすいかなと思ったがその子は全然共同部屋に来なかった。つまりフォールと私二人っきりってことだ。フォールは男だからちょっと話しずらいかなと思っていたらフォールの方から話しかけてきたのでよかったと思う。一言目は「入学式いきなりあんなことする?」だった。まぁ確かに私もおかしいとは思うけど切り抜けるにはそうするしかなかったと答えると急に笑い出した。

「久しぶりだなぁ。こんな面白いやつに会うのは。」

「…?何が面白いの?」

ちょっとおかしいからって笑うだなんて…

「自己紹介をしようか。僕はフォールだよ、君は?」

あれだけ騒いでから知ってるんだよな…。

「私はシーナ、よろしく」

そんな感じで自己紹介し合ったところで共同部屋の扉が勢いよく開いた。アクアが入ってきたのだ。

「フォール…ほんとに久しぶり…」

アクアが扉の前で立ったまま、泣きそうな顔で言った。

「さほど久しぶりじゃないだろ?でもアクアが無事で本当に良かったよ」

男らしいその言葉を優しい声でなだめるように言った。その言葉にアクアは、大粒の涙を流し始めた。私は何が起こっているのか、何をすればいいのかがわからないのでぽかんとしていた。すると横に座っていたフォールがすっと立ち、アクアを抱きしめた。

「…?!」

流石に私でもびっくりした。人前でこんなことができるイケメンなんてこの大陸のどこを探してもいないだろう。イケメンに抱きつかれているアクアに私はちょっと嫉妬してしまった。するとアクアがこちらを向き、私と目があった。ようやくアクアは私がいることに気づいたのだろうか?顔を真っ赤にしながらフォールから勢いよく離れた。

「ごめん…」

アクアがフォールと私、どっちに言ったのかわからない。でもここで私たちが知り合いから友達にまで発展した出来事だ。

「面白い!」「続きが読みたい!」など思った方は、ぜひブックマーク、下の評価を5つ星よろしくお願いします!

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