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東京次郎 【03 ヒューマンドラマ】

 最初の会社で広報を三年ほど経験し、異動することになったので、転職した。

 もっと文章と向き合いたいと思い、大手の出版社の編集者になった。


 タイミングよく第二新卒向けの中途募集があったのが幸いした。


 経済誌の編集を経験し、今は女性誌でエンタメ情報や占い、書籍紹介などファッション味の薄いページを担当している。


 ライターが書いた文章を修正することもあれば、自分で文章を書くこともある。


 日々、文章にまみれている。


 それなのに、筆が止まらなくてブログなんか書いたりして、何やってんだかな日々だ。


 でも、そのブログで発信していた日記のようなものが他社の編集者の目に留まり、小さな雑誌でコラムのようなものも書かせてもらっているから、世の中なにが起こるかわからない。


 木島さんからは思い出したように、ときどき短いメールが入る。




 気づけば、経済学部を卒業したのに、文章と格闘する日々が待っていた。


 それを心地よく受け入れている。


 東京という街も、いつのまにか好きになっていた。


 受け入れる前に、受け入れてくれたことに感謝している。


 東京が、今の自分の仕事が好きだと思う。


 これからも、そうでありたいから、日々頑張っていく。それだけ。たった、それだけのこと。チャンチャン。

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