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幼馴染【バレンタインSS】

今日はバレンタインの日なので

「おっ!懐かしいの発見」


シンヤは自分のアイテムボックスを整理してた時に中から、紐、箱、リボン、包み紙を取り出した


「マスターそれは何ですか?」


「ん?これねぇ。2年ちょい前になるのかな〜」


これはまだシンヤ達が14歳の時に遡る〜〜〜


冬の寒さがまだ残っている今日は、俺は家で寛いでた。

すると、俺の部屋のドアが開いた音が聞こえて来た


「シンヤ〜はい!」


母さんがなんやら袋を、渡して来た


「何これ?」


「開けて見てごらん!」


シンヤは袋の紐を解いて中を開けるとチョコが入ってた


「何故にチョコ?」


「あら?シンヤ知らないの?今日はバレンタインデーなのよ!女性が男性にチョコを渡す日」


「ふーん」


シンヤはコリーナから貰ったチョコを食べ始めた


「ブフッ!まず!!」


これ手作りだったのかよ!


コリーナは料理が下手である


「ちょっと!まずってなんなのよ!愛情を込めて作ったのよ!」


「母さんの愛情は酸っぱいのかよ」


「酸っぱい?あれ間違えちゃった?」


「どうやって、酸を間違えて入れたんだよ」


シンヤはコリーナをジト目でみた。

コリーナはその時テヘペロして部屋から出た

すると、再びドアが開く音がした


「お兄ちゃん!お兄ちゃん!」


マナが入って来た


「どうした?」


「はい!どうぞ!」


マナは片手を前に出した。手の平には紐で巻いてあった板チョコだった


「私食べるのは得意だけど、料理するの苦手なの。だからこれ買って来た奴だけど食べて」


「ありがとうマナ」


「えへへ」


俺はマナの頭を優しく撫でた

板チョコを袋から開けて食べようとしたが、俺はマナの視線に気付いた

俺はそっと半分に割ってマナにあげた


「マナ一緒に食べないか?」


「え?いいよ。お兄ちゃんの為に買ったチョコだよ。お兄ちゃんだけ食べてよ」


「俺はマナと一緒に食べたいな〜」


「うう、分かった」


マナは嬉しそうに半分のチョコを受け取り、シンヤの膝の上に座った


「マナ美味しいよ」


「うん!お兄ちゃん!大好き!」


ドキッ


「おう、」


マナ、そう言うのは本当勘違いしちゃうから..


そして、マナは自分の家に帰って行った。

シンヤは再びベッドに戻り、そのまま寝てしまった

シンヤは何時間も寝てしまったが起きたら鼻歌が聞こえて来た。その方向を見ると綺麗な金髪の少女だった


「シンヤ君起きたのですか?おはようございます」


「アリアか..」


今アリアに膝枕されていた


「どうしたんだ?」


「今日は何の日でしょう?」


「ん?今日は?...隣の家の友達のシャカキ君の誕生日?」


「誰ですか!そもそもお隣さんはクロカでしょ!」


シンヤの隣の家はクロカだ。

そもそも、リン達以外友達おらんしな..泣いてないから!


「今日はバレンタインデーです!さっきマナから聞いてたでしょう?!」


「そうだった」


アリアは少し赤くなって、後ろから箱を取り出して。シンヤに渡した。シンヤはその箱を開けると。色々な形があるチョコだった。


「朝から頑張って作りました。美味しくないなら残しても構いません」


「せっかくアリアが作ったんだ残すなんてあり得ないよ」


シンヤはパクっとクッキー食べた


んまい...


「どうですか?」


「美味いな..本当に美味いよ」


「そ、そうですか。ありがとうございます」


そして、アリアはシンヤの肩にもたれ寄り添った。


「このまま、ずっと一緒に居たいです」


ドキッ


シンヤはある出来事からアリアの好意に気付いてた。

それから、アリアが自分から言いますのでその時まで待って下さいと言った。

だが、アリアはその出来事の罪悪感からなかなか自分の好意をシンヤにまだ伝えようとしなかった。


「そうだな。俺ら5人ずっと、ずっと一緒に居たいな」


「うふふ、シンヤ君私1人だけじゃなく。リン達も入れるのですね」


「いや〜、なんかあいつらもほっとけなくて」


「うふふ、良いですよ。私()は一夫多妻に関しては認めてます!でも増やし過ぎないでね」


達?他に誰が居るんだ?


「じゃ、私そろそろ帰ります」


アリアは部屋を出た

シンヤは喉が渇いたと冷蔵庫に向かう時に玄関を叩く音が聞こえた

ドアを開けるとそこにはクロカが立っていた


「シンちゃん..10分後...ボクの部屋..来て」


っと言ってクロカは自分の家に戻った

シンヤは何だろうっと思って10分後にクロカの家に向かって玄関を叩いた。中からクロカのお父さんが出て来て家に入らせて貰った

クロカの部屋の前に立ち


「クロカ入るぞ?」


ドアを開けると。裸のクロカに赤いリボンが巻き付けられていた


「何やってんの?」


「バレンタインデー..ボクが..チョコ...食べて良いよ?」


「帰って良いかな?」


「帰っちゃ..ダメ..」


「クロカを食べれば良いの?」


「うん..」


そして、シンヤはクロカの肩を掴み。クロカに顔を近づいて耳をパクっと優しく噛んだ


こぉれぇでぇひぃひぃ(これで良い)?」


いきなりの出来事にクロカは赤くなってしまった


いつも俺の事を揶揄うんだ。これはお返しだ


シンヤはクロカや好意あるスキンシップに悪戯と勘違いしてた。


「シンちゃん..バカ...本当に食べる人...居ない」


「にしし。照れてるクロカ可愛いよ」


するとクロカは煙が出る勢いで顔が赤くなってしまった

それを見たシンヤはニヤリと笑い追撃をかました

シンヤはそのままクロカを押し倒して

クロカの耳元に呟いた


「このまま、本当に食べちゃおうかな」


っと冗談で言ったが


「良いよ..シンちゃんになら...ボク..食べられても構わない..」


ドキッ


シンヤはクロカの笑みの顔を見て、恥ずかしくなってしまった。


「俺帰るよ」


「...ヘタレ..こう言う事は..シンちゃんしか..しないのに...ボク頑張ったのに..」


シンヤは出ようとした時に何かクロカが呟いてたが漁って居たので聞こえてなかった

シンヤは急いで部屋から出て、クロカのお父さんに挨拶をして家から出た


「あ!シン!!クロカ家に居たのね!」


クロカ家を出た時にリンの声が聞こえて来た


「リンじゃん。どうしたの?」


「シンに渡したい物がある。はい」


右手を前に出して来た


「これさっき買って来たばっかりだけど。今日バレンタインデーって聞いたからこれあげるよ!日頃の感謝」


「リンありがとう」


するとシンヤは、リンがなんやらソワソワしてる事に気付いた。何故かずっと左手を後ろに隠してる事に気付いた様だった


「ねぇ。リンその後ろの奴って何?」


「えっ!?!これは..」


リンの左手にあったのは包み紙だった


「これはね、ほら!本当は私が食べようと来たけどシンは食いしん坊だからこれもあげるよ!」


「お、おう。そうか」


包み紙を開けると、中には変な形してた焦げていたクッキーが入ってあった。


「なんか、クッキーが食べたいな〜って思って作ったの!不味いと思うから捨てても良いわよ!」


シンヤはそのクッキーを食べた


「リン、美味いよ。俺好きだよこの味」


「そそそうなんだ....良かった(ボソッ」


リンは何か安心した様な顔になった


「でも、何この形?」


クッキーの形が何か分からなかった


「そそれはね!えっと..もう良い!!その形は私がシンに想ってる気持ちだよ!!私用事あるからじゃーね!」


リンは頬を赤くしてその場から逃げる様に走った

シンヤはそのクッキーの形をよく観察した


「これ、良く見るとハート型だよね?うん、ハートだ」


クッキーの形が俺に対してのリンの気持ち?


ドキッ


リンの気持ち?ハートが?え?どう言う事?!まじでどう言う意味だよ!リン!!


シンヤはリンの気持ちを感がながら家に帰った


「おにぃたん!おにぃたん!チョコ!」


リエはシンヤにチョコをあげた


「oh!!!!リエ!!ありがとう!チョコ美味し!」


「やった!おにぃたん、私の事好き?」


「愛してるよ!マイスイートシスター!!」


「わーい!大きくなったら結婚しよ!」


「...うん」


兄妹だから、結婚は無理かな〜


〜〜〜〜〜〜〜


「へぇ〜マスター達そんな出来事が有ったんですね」


「今思うと何であの時あいつらの気持ちに気づかなかったんだろう。普通に考えてみればねぇ」


「マスターは鈍感ですから」


「アイだって自分の気持ちに全然気付いて無かったじゃん。まさかあんなに俺の事を..」


シンヤはニヤニヤとアイを揶揄った


「マスター恥ずかしいです!辞めてください」


そして、再びその4つをシンヤは見た


「リン、クロカ、アリア、マナ...会いたいよ」


「マスター...」


「何であんな事が起きたんだろう..」


「それは...マスターが寝坊するからですよ!リン様達ならもうすぐ帰って来ますよ」


リン達は2日前ある依頼を受けていた。本来ならシンヤ達も受けようとしていたがシンヤはその日の昨晩張り切っていて寝坊して置いていかれていた。


「マスターそろそろ夕食にしますか」


「そうだな」


「シンヤよ、今夜の飯はなんだ」


「ビーフシチューで良いか?」


「良い!」


嬉しそうだった

最後の子はだれでしょうね

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