カノン対クロカ
「メイ、決勝戦始まる前に冒険者登録しに行くか?」
「お〜行く行く」
スーは突然シンヤの頭に乗った
"パパ〜私も行く〜"
スーもついて来た
「マスターお供します」
「私も暇ですしついて行きます」
そして、ギルドに向かったのは、シンヤ、メイ、スー、アイ、ルナだった。
クロカとカノンは先に会場に向かって行き、アリアとリンとマナとルティナは後に準備してから会場に向かうと言っていた
「いらっしゃいませ。本日はどの御用でしょうか?」
「今日はこの子の冒険者登録とパーティ登録しに来た」
「分かりました。では、此方に手をかざして下さい。ご一緒にスライムも登録しますか?」
「え?出来るの?」
「はい、パーティの従魔として登録可能です。冒険者ランクと違って従魔ランクがであります。F〜Sの7段階のランクがあります」
成る程、そんなのあったのか..
「じゃー、スーもお願いしようか」
そして、メイの職業は剣聖や聖女と並ぶ上位職業の戦姫だった。
「んじゃ、そろそろ行きますか」
「おい!あんちゃん!」
シンヤがギルドから出る時に何人かの冒険者に囲まれた。シンヤはいつもの事だったのでそろそろ慣れて来ていた
「なんですか?」
「かっこよかったぜ」
「...え」
シンヤはいつもなら、リン達のナンパで絡んで来ていたが今回はいきなり褒められて来たので少し驚いてた
「昨日の大会凄く良かったぜ!」
「ああ、あの大会は楽しませてくれたよ!」
「ねーあのプロポーズかっこよかったよ」
「もし、来年また大会に出るなら応援するぜ」
シンヤは褒められていた事に少々照れ臭くなっていた
そして、シンヤ達は応援室に向かってリン達と合流した
「小僧席一つ足りないのじゃ」
「あれ?本当だ。ティナは俺の膝の上に座ってくれないか」
「分かったのじゃ」
シンヤの膝の上にルティナは座った
「お兄ちゃんポップコーン頂戴」
「ん、」
シンヤが持ってたポップコーンをマナに渡した
『それでは!!最後の試合!!決勝試合を始めます!!カノン選手対!!クロカ選手!!!」
会場は歓声の嵐がふった
そして、2人は闘技場に上がった
『それでは試合開始!!』
クロカは魔法を唱えた
「ファイヤースピア50本」
50本の槍がカノンに襲った、カノンは薙刀を構えて舞うように全て薙ぎ払った
「はぁはぁ」
「カノン...もう息上がってる?..」
「大丈夫」
カノンはクロカに超スピードで近づいた
「『死神の刃』」
クロカの杖から大鎌の刀身が現れた
そして、お互いは超スピードで攻防を繰り返したが
カノンは薙刀を構えるのをやめた
「はぁ、ごめん。昨日の疲れでもう限界、降参する」
カノンは降参した
『なんと!!カノン選手!!降参しました!!!よって!勝者クロカ選手!!!!今年この大会の優勝者は!!クロカ選手となります!!」
「クロカ強かったよ、お疲れ」
「カノンとは...本調子の時..また戦いたい..お疲れ..」
お互い握手を交わした
『それでは、出場選手はステージへ集合してください!!』
15人はステージに上がった、カツノブはなんやらもう故郷に帰ったらしい。
一度話したかったな
「おい!シンヤ!」
「なんだ?」
そう呼んだのはブルーノだった
「私は一度故郷に帰る、一度姫を頼むぞ??だが、私はまだ認めて無いからな。必ず姫の目を覚まさせて返してもらう」
なにを、認めてないんだ?
ブルーノはシンヤから離れた
『では、まず国王様のからの挨拶です』
そして、くそ長そうな国王の挨拶を聞いてたフリをしてたシンヤだった。
眠い..
そして、役員が真ん中に立ち名前を呼んだ
「まず、3位であるリン選手とシンヤ選手、前へお越しください」
そしてリンとシンヤはその役員の前に立った
「君達2人は初参加なのに大健闘だったよ!また大会に参加する時は応援するよ!!良かった!3位おめでとう!」
表彰状を渡されて2人は下がった
「続いては準優勝のカノン選手、前へお越しください」
カノンは役員の前に立った
「君も初参加なのに良かった!!準優勝おめでとう」
表彰状を渡された、その時小声で役員は呟いた
「そして、結婚おめでとうかな。良いプロポーズだったぞ」
カノンは少し頬を赤らめて表彰状を受け取りシンヤの所に向かった
「最後に優勝者。クロカ選手!!前へお越しください」
「ん...」
クロカは役員の前に立った
「君も初参加なのにいきなり優勝とは凄かったよ!!魔法が規格外だった。優勝おめでとう!そして、優勝者にこれを、」
4人の役員が何か大きな物を運んで来た
「大魔剣デュランダルです!」
「大きい..シンちゃん..来て」
クロカはシンヤを呼んだ
シンヤはクロカに近づいた
「これ...ボク使えない..シンちゃんに..あげる..」
「いや、俺も使えないんだけど..あ、メイにあげて良いか?」
「シンちゃんに..任せる..」
シンヤはデュランダルをアイテムボックスにしまい表彰式が終わって。
メイと合流してある喫茶店にいた。
「次はパーティ戦だけど誰出る?」
「マスター、パーティ戦に出れるのは8人までです。」
「ん〜なら、俺と」
「シー君、余が出たい!」
「メイね、あ、メイには後で渡す物あるからね」
「え?!やった!」
メイは嬉しそうにはしゃいでた
"パパ〜私も私も"
そして、パーティ戦のメンバーは
シンヤ、リン、クロカ、カノン、メイ、ルティナ、スー、アイだった。
だがパーティ戦に出たのは良いがシンヤ達と当たるパーティは全部辞退してしまった
「小僧、これはしょうがないのじゃ。我らのパーティは本選に出てあるのじゃ。しかも、上位4名と全員いるのじゃ」
確かにティナの言う通りだった
そして、すぐに決勝戦まで上り。
「シンヤ!!お前を倒す!」
そう、とある男が言っていた
あいつなんだっけ?シーラー?シーハー?なんだっけ?名前忘れちゃった
そのパーティはシーマーの冒険者パーティと戦う
「よしから」
「シー君、余が出る!シー君から貰ったこの大剣を使ってみたい」
"パパ〜私も出たい〜"
っとメイとスーが名乗り出た
「何?シンヤお前が戦え!!いつもこんな感じなのか?しかも女の子に戦わせて恥ずかしく無いのか?!後スライムは俺の事を舐めすぎた!!」
あいつ俺のスーを舐めてるな?
「なぁ、メイあのリーダーはスーにやらせて貰えないか?」
「え?いいよ!じゃー他の奴らは余がやるよ!」
「スーはあの男を倒して」
"お〜分かったよ〜"
スーはシーマーに近づいた
「俺の事を舐めやがって!!」
シーマーは剣を振り下ろした
ガキンッ!
シーマーの剣が折れた音がした
「何!!」
そして、フーはシーマーの頭に突進した
見事にシーマーは気絶した
「流石!俺のスー!!」
シンヤはスーを抱きしめた
そして、メイの所を大きな竜巻が起こってた、メイが大剣を振り回して竜巻を起こしてた
見事に7人は竜巻に巻き込まれて、ある者は場外にある者はそのまま気絶した
「シー君!!勝ったよ!」
シンヤとメイはハイタッチした
「良くやった!!メイ!」
シンヤはメイの頭を撫でた、メイは気持ち良そうな顔をしてた
『な、なんて事でしょう!!瞬殺!!従魔と1人しか戦って居ないのに!!凄すぎる!!あのパーティは規格外だ!!パーティ戦優勝はジョーククロウ!!』
パーティ戦の表彰式を行い、シンヤ達は馬車に戻った
「明日はとことん休んで、明後日に出発するぞ。カノンは心の準備は出来たか?」
「うん、私は大丈夫!」
「よし!なら最後にクロカ!優勝おめでとう!!そして、パーティ戦も優勝おめでとう!!かんぱーい!!」
シンヤ達は乾杯をした、ちゃんと酒ありで。シンヤまだこの後大変な目を見ると知らずにリンとクロカに酒を飲ましてしまった。
ギュラエス国編に入る前に再び何話か異世界を夢見る少女に行きます




