罪を犯した私を..
三本目、
「第一試合おつかれさん!!かんぱーい!」
「「「「かんぱーい!!」」」」
馬車の中で遊戯に夕食を取ってた
ん?中身はジュースだよ。明日も大会があるからね。お酒は控えてるよ
俺の、お酒の強さは普通程度だが他幼馴染達は本当に弱い..いや、マナは普通酔わないはず
マナのユニークスキル『完全状態異常無効』によって酔う状態を無効化される。
「ねぇ、シー君このおかずシー君が作ったの?」
「そうだぞ、今日は俺が当番だからね。ここの料理全部俺が作ったやつだよ」
「すごく美味しい!!」
「気に入ってくれたか、ほらまだまだあるからどんどん食え」
「ありがとう!頂きます」
メイはシンヤの料理を食べ始めた。シンヤ達が会場から帰る際メイが迷子になってる所を見つけて再び今夜も馬車に泊まってる
メイ..2日泊まった宿は忘れないだろう..
メイは方向音痴だった
「ねぇ、シー君今度竜の里に来ない?」
「竜の里か..確かに行ってみたいな、今の問題が終われば行ってみようかな」
今の問題って言うのはカノンの事である
「やった!なら余が案内するよ!!」
「おう!その時は宜しくな!」
「あと...」
「ん?」
メイは顔を赤くして下を向いた
「余もシー君達の旅に同居してもいい?」
「え?ブルーノはどうするの?」
「奴はこの大会が終われば1人で里に帰るぞ」
「ん〜」
「ダメか?」
上目遣いで悲しそうに聞いた
ダメでは無いけど俺ら国一つ敵に回すからな〜
大会が終わればシンヤ達はギュラエス国を滅ぼす予定なので、シンヤ達の旅に同居すればメイを巻き込んでしまう
「カノン、話しても良いか?」
「うん」
シンヤはメイに、カノンの事情ギュラエス国の事を話した
「す、凄いな国一つを敵に回すのか..」
「だからメイを巻き込んじゃうかも知れないから」
「それだったら大丈夫だ!大会には出てないが優勝を狙えるぐらい強いと思ってる。まぁ、リンちゃん達程じゃないけど」
メイはリン達と仲良くなっていた。みんなはメイリアの事をメイと呼ぶ様に仲が良くなっている
俺はメイの強さを知らないからな〜うーん
「なら!こうしよう!余と模擬戦してくれないか?余が弱いと判断したら。余は諦めるのだ」
「分かった。そうしよう!」
「あ、すまないが今度でも良いか?余は今の武器を持っておらんのだ」
「なら、私が貸しますよ?メイ様はどんな武器をつかいますか?」
「大きな剣。大剣だ」
そう言えばブルーノの奴デュランダルを姫に渡すって言ってたな〜姫か..なんか俺の周り凄い人多くないか?
そして、アイはアイテムボックスから木の大剣を取り出しメイに渡した、シンヤは木剣を構えて模擬戦を行った。模擬戦を行う場所はアイが新しく作った5階の修行場だった。3階と4階は今度詳しく説明しよう
「驚いた、メイ強いな..」
「ありがとう!どうだった?」
「正直言分無いな」
リンが近づいて来た
「ねぇねぇ!次私と模擬戦しよう!」
「え!良いだがお手柔らかにお願いしたい」
「次我じゃ!!」
メイとリンの模擬戦が始まった、その後にルティナとして疲れきったのか、シャワーした後にすぐに眠りについた
リン達も眠ってしまった。
「ねぇ、シンヤ君来て下さい」
「ん?どうしたの?」
シンヤは明日の朝食の下準備を終えた時にアリアに呼ばれた。
そして、アリアに連れてかれた場所はベッドが一つしかない小さな部屋だった
「ア、アリア?えっと..もしかして?」
アリアはコクリと頷いた
「本当は大会が終わってからにする予定でしたが、すみません私の感情が抑えられなかったです」
アリアは意を決したような顔をしていた
「ハハハ、そうか。アリアちょっと話そうか」
シンヤはアリアと話す前にアイに念話をして、ここを映してるモニターを止めさせた。
シンヤはベッドに座りアリアはシンヤの横に座った
「アリアは自分の故郷に戻りたいと思ったりしない?」
「正直に申しますと。一度もそう思った事はないです。私の故郷の人達はシンヤ君を殺したがってる連中です。そんな奴らの所には戻りたくないです。そして、私にあんな事をさせた事に、命令した奴らにそして私自身を憎んでます。そもそも私は裏切り者です。帰っても殺されるだけです」
「俺の首を持って帰れば「シンヤ君!」
シンヤが何かを言いかけた時アリアは怒る様に言った
「確かに貴方の首を持って行けば許してくれます。逆にあいつらは喜ぶと思います。でも!私がシンヤ君にそんな事出来ると思いますか?!リン達もそんな事を許しません、そしてこの私も、貴方を愛した私がそんな事を出来るわけがないです!あまり、冗談でもそんな事を言わないで下さい」
「アリアごめん..」
シンヤの軽はずみな発言をしてしまった事に後悔をした
「私はシンヤ君を愛しています。でも、愛した貴方にとんでもない過ちを犯しました」
「だから、俺はもうどうも思ってないって」
「それでも..やった事は消えません。本当なら貴方に殺されても文句は言えません」
「何で俺はあの時アリアを許したのか分からなかった、でも今だったら分かるんだよ。俺はあの時からお前の事が好きだったって事だよ」
「あの時からは..同時に4人ですか?」
「....」
「うふふ、そこは私1人が良かったです」
「ご、ごめん」
「まぁ、良いですよ。リン達の事も好きだった事ぐらい分かって居ましたし..ねぇ、シンヤ君」
アリアはシンヤを押し倒した
「罪を犯した私を..こんな私を愛してくれてありがとうございます」
「ああ、愛してるよ。俺はアリアを手放す気はない」
「私も貴方から離れる気はありません。一生ずっとです。例え貴方を殺そうとしてるあいつら、家族でも私は敵対します。例え何人女を作ろうが私は貴方から離れません。独占欲が強い貴方をずっと愛してます」
「ごめん、何人も嫁を作ってる奴が何言ってんのかって思われるけど。俺以外の奴にアリア達を渡したくない」
「知ってますよ」
アリアはそっとシンヤの唇にキスをした
「シンヤ君貴方を殺し掛けてすみません」
「なら、悪いと思うなら俺から離れたりするんじゃねぇ」
「はい、私は貴方から離れません。愛します」
「俺もだよ」
シンヤはアリアにキスをして、一つとなった