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ルティナ対アイ

2本目

『本日最後の試合となりました。Dブロック3番!!拳で敵を粉砕する!!ルティナ選手!!賭け金7倍!!対Dブロック4番!!謎の武器で敵を打ち抜く!!アイ選手!!賭け金5倍!』


「ねぇシンヤあの二人だった勝つと思う?」


カノンはシンヤの方を指先でチョンチョンと叩いた


「正直俺も分からんな。アイとはまだ本気で戦った事ないし、<念>を取得したティナと本気で戦った事もないしな〜。ん〜どうだろうね」


シンヤも二人がどっち勝つか分からなかった、だが2人の戦いを見れて楽しみの様だ。


『それでは最後の試合を始め「ちょっと待つのじゃ」


司会者が開始の合図の途中でルティナが止めた


「この戦いアイテムボックスから出し入れする事認めても良いか?」


「あら、ルティナ様まさか私の為に?」


「我はお主の本気を見たいからのう」


アイの戦い方はアイテムボックスから色んな武器を入れ替えて戦うスタイルなのでアイテムボックス無しだとアイには少々キツい戦い方になる


『両者が許可すれば可能です』


そして、2人は許可をしてこの試合はアイテムボックス利用を認めた


『それでは試合開始!!』

 

「ガドリングガン!」


アイは2つのガドリングガンを出した


ドドドドドド!!


弾の雨がルティナに襲い掛かった、ルティナはそれを避けながらアイに駆け寄る


「くらうのじゃ!重気」


<気>を込めた重いパンチはアイを襲う


「ビームシールド」


アイは半透明な緑色の盾でルティナの攻撃をガードした


「重気連撃砲」


「スタングレネード」


先程のルティナの重いパンチの連撃がアイを襲った。盾は割れて拳がアイに当たりそうな所で。アイテムボックスから瞬時に丸い物を取り出し口で何かを引いた。

丸い物が爆発した様に瞬間的に強い光が察した。強い光によってルティナは目を瞑ってしまった。


そして、目を瞑ったルティナを蹴り飛ばしアイから距離を取らせた


「嘘ですよね、目を瞑ってるはずなのに今の攻撃をガードするのですか」


「甘いのじゃ、我の<気>は見えなくても察知出来るのじゃ」


「本当便利ですね!サブマシンガン」


バババババババン


アイは2つの銃を取り出し、ルティナに攻撃した


「本当その武器は厄介じゃのう、<念>!!」


全身に念を纏わせて防御力を上げた。念によって弾は全て弾き返した


「ふぅ〜やはり念はまだ扱え切れないのじゃ。物凄く体力削れるのう」


「ロケットランチャー」


バゴォォォン!!!!


ルティナに放った弾が爆発した


「そんな攻撃じゃ効かないのじゃ」


「うふふ、メインはその爆発では無いですよ」


「ぬっ!」


ルティナはその場で膝をついた


「成る程じゃな、この煙体を麻痺させるのじゃな」


「正解です」


アイは嬉しそうにクルッと回った


「降参しますか?」


「気砲術!」


「なっ!カハッ!」


ルティナは気をアイに飛ばした、アイは一瞬の事だったと言えその攻撃をモロ食らってしまった


「ルティナ様やりますね」


「お返しじゃ」


2人はある程度回復して立ち上がった


「レーザー銃」


先程のマシンガンより2倍大きな銃を取り出した


ピューン!


瞬間移動した様な速さだった


「一応これ光の速さ並なんですけどね..何で避けられるんですか」


その攻撃にルティナは避けてた


「ワハハ!あまり我を舐めるではない。見えなくても予想すれば良いのじゃ」


「予想で避けられる物じゃないですがね..」


「ほれ、そろそろ本気で来て欲しいのじゃ。あのゴーレムで」


「そうですね、本気で行かないとやられちゃいますね。武装甲機装着」


アイの腕、脚、動体などに黒い機械を装着した

左手にあったガドリングガンをルティナに放った


「あれ?そう言えばですが。これって飛ぶ範囲に入るのかしら?」


武装甲機は今少し地面から浮いてた


「大丈夫じゃろう。ジャンプした様に見えてたから今足をつけばバレないじゃろう」


「ルティナ様見逃してくれてありがとうございます」


「ほれ、我から行くのじゃ」


「はい!」


そして、お互いが超高速移動で攻防を繰り広げる


「な、なんなんだ。あの2人は..」


「あれでCランク冒険者だよね?S...いやSSの実力はあるだろう」


「全然動きが見えない」


「あの2人同じパーティだったよな?」


「そして、前回の優勝者を軽く倒した奴もSランク冒険者を瞬殺した奴も会場を崩壊させた2人も..」


「しかも、昨日の規格外な実力を見せた子達も...」


「あのパーティは一体どうなってんだ」


観客席からそういった声が聞こえて来た。シンヤは自分の嫁達が褒められていてやたら上機嫌になっていた


「アイよ、そろそろ終わらせるのじゃ」


「そうですね、このまま長期戦になっても体力だけが奪われるだけですしね」


「本気で行くのじゃ!<気>!!」


ルティナの周りはオーラを纏いだした、暗い霧が会場を充満した。


「重機巨大砲」


アイは一つ一つパーツを組み立てた


「そして、<念>じゃ!!」


ルティナは<気>の上から<念>を重ねた。黒いオーラは真っ黒になり先程より黒い霧が広がって行く


「完成です!発射!!」


「行くぞ!!気念剛拳砲」


ドガァァーン!!!!!!


お互いの攻撃によって闘技場は爆発した。爆発の風圧が観客席まで届いてた。


そして、2人はまだ立っていた。だが立って居た場所が闘技場の外だった。風圧によって飛ばされたのだろう。


『おっと!!お互い場外!!!これによって引き分けだ!!』


2人が場外によって引き分けになった


『引き分けですと、お互い敗北になります。2試合目の次当たるはずの選手が自動的に勝利となります』


リンの2試合目は勝利が確定した


「むーー我はまだ戦えるのじゃ!」


ルティナはまだ戦えるのに勝負が終わってしまった事に不満を感じてた。


「ルティナ様諦めてください。ここで暴れてもマスター達に迷惑かかってしまいます」


「それもそうじゃが..」


「私たちはずっと一緒です。いつでも勝負が出来ますよ」


「そうじゃな!決着はまた今度じゃ!良い戦いじゃった!!」


「はい!ルティナ様お疲れ様です」


2人は闘技場から出た


『本日の部は終了しました。また明日お会いしましょう!』

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