迷子
今シンヤ1人で朝食様のご飯の買い出しをしている。リン達は明日の大会もあるので馬車で休んでいた。シンヤは周りを見ていた時にシンヤの胸に
ドス
シンヤは誰かとぶつかってしまった
「おお、悪い悪い」
「ボッーー」
少女はなんならシンヤの顔を見つめていた
ツノだ..ティナのはピョコッと出てるタイプだけど、この子はティナより何倍も大きくうさ耳の様に垂れてる感じだ
「あの〜」
「すまん、ボッーっとしていた」
「ん?あれ君ってもしかして、大会前に話しかけて来た子?」
「え?!何故分かったのだ!あの時は余は顔を隠してたはずだ!」
「はは、だって声が似てるからね、まさかあのフード中こんなに可愛いかったんだね」
「かわ!」
少女は赤くなってしまった
「えっと、もう一度自己紹介した方がいいかな?俺はシンヤよろしくね」
「余はメイリア=ガージェスド・ロドロフ宜しくだ!!」
黒いツノの生えた羊スタイル。青空の様な水色のショートで深い海の様な蒼目。見た目はあまりシンヤ達と変わらない。八重歯が可愛らしく目立っている。
そして、メイリアはモジモジしだした。
「えっと..あの〜余をあだ名で呼んで欲しい..」
「ん?じゃ〜メイ、宜しくね!なら俺の事もあだ名で呼ぶ?」
「良いのか?なら...シー君と呼んで良いか?」
「いいよ、宜しく...あっ、ごめん」
シンヤはメイリアを撫でてしまった。リン達によくしていたか癖になった様だ
「よよよい!びっくりしたが気持ち良かったぞ!もっと撫でて欲しい」
メイリアは頭をシンヤに向けた、シンヤ少し恥ずかしそうにメイリアの頭を撫でた
「メイは1人で歩いてるの危なくないのか?襲われたらしないのか?」
「ん?余は別に悪い事はしてないぞ?」
「いや、ほらメイって結構美人じゃん?1人で大丈夫かなーって?」
メイリアの顔はリン達と並ぶぐらい美女だった。
「なな、いきなり何を言ってるんだ!び、美人?余がか?」
メイリアは取り乱してた
「美人だぞ?俺の嫁達に並ぶくらいにね」
「そう言えばシー君のパーティの女達は嫁って言ってたな..」
メイリアは何故かシュンっとなっていた
「ああ、そう言えば余は1人でいても大丈夫だ。そこら辺の奴より強い、今日Aグループに居たブルーノと言う名前を覚えているか?」
「本選に突破した人だよね」
「あれが余の知り合いだ、一応ブルーノよりは強い」
本選に突破出来る程の強さなら1人で居ても大丈夫だ、でも..
「んーそれでもやっぱり心配だな、今泊まって居る所まで送るよ」
メイリアは赤くなり下を向いた
「メイ?」
「恥ずかしい事言うが..余は今迷子だ..宿を探しても見つからなくて、ブルーノの宿も分からなくて。すると目の前にシー君が居たから近づいて..」
「あはは」
シンヤは大きく笑った
「笑わないでくれ」
「いや、ごめんごめん。そっか、迷子か..なら家来る?俺以外全員女だから心配は要らないけど..」
「良いのか?」
「メイが良いなら、俺は構わないよ」
「いや、余は女だぞ?嫁達には申し訳ないと思い..」
「大丈夫大丈夫、パーティ全員俺の嫁って訳じゃないよ、1人嫁じゃないから、大丈夫だと思うよ?」
「なら、すまないが邪魔するぞ」
シンヤはメイリアを連れて馬車に戻った、メイリアの姿を見たのか何故か固まっていた
「あれ?えっと..シンヤ君朝食の材料を、買いに行ってたんですよね?何故美女が居るのでしょうか?」
「シンちゃん...死ぬ?」
「何でだよ!迷子だったから、家に連れて来たんだよ!」
「うわ〜マスター迷子の女の子を家に連れて来るって、上級最低ナンパ野郎ですね」
「違うわ!!メイも言ってやれ」
メイリアはリン達の顔を見ていて固まってた
「シー君、シー君のお嫁さん近くで見ると凄く綺麗だね..」
「「「シー君??」」」
「シンヤ君それでこの子は?」
「すまん、余の名前はメイリア=ガージェスド・ロドロフ。竜人族だ!宜しく」
ペコっとメイリアは頭を下げた
「メイリア..メイねぇ〜」
アリアはあだ名で呼び合ってる仲と知り、シンヤをジド〜っと見た
「余から呼んだのだ、シー君は悪くない」
「大丈夫よえっと?メイリアさん?」
「さんは要らないぞ、あとメイで良い」
「ふふ、宜しくねメイ、シンヤ君とはどこで知り合ったの?」
「会場で出会ったのだ」
メイは赤くなり下を向いた、それをアリア、アイ、ルティナは何かに気付いた様だ
「マスター..1日で攻略されるとは..」
「小僧は何人作る気なんだ?」
「なんで?この短時間で攻略されちゃうのですか?」
「何言ってんだ?」
「「「はぁ〜」」」
え?何でため息されてんの?
そして、今日は女子だけ寝室で寝てシンヤは一階のソファーで寝たのさ




