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なんや、ハーレム王って...

ちゅんちゅん


「いや!アイ!それもういいから!」


「必要かと思い」


アイはまた鳥の鳴き声を流してた


「マスター朝食が出来ております」


「分かった、マナは...寝てるな、そっとしとこ」


シンヤは寝てるマナを撫でて起き上がった。シンヤはドアを開けるとご飯の匂いが入って来たのかマナも起き上がった。


「おはよう、マナ」


「おはよう!お兄ちゃん!」


3人は下に降りてみんなと朝食をとった


「今日をどうする?」


「ん〜依頼しても良いけど..」


「じゃーご飯食べに行こう!」


リンとシンヤの会話を聞いてたのかマナも話に入ってきた


「確かにこの街のいい所は食べ物だからな、そうだな!みんなで食べ歩きでもするか」


9人は街の中を一緒に歩いていた、スーはずっとシンヤの頭に乗っている。美女の集団が通ってるから他の男達はリン達をチラチラと見ている、中にはナンパする輩も居たけど、シンヤやアイが物理的に追い出してる。


そして、シンヤはある協会のアテナの紋章を見て何かを思い出したようだ。


アテナを信仰してる教会かな、アテナか...あ!やば!カードを見てって言ってたな。いつもカードちゃんと見てないから気付かなかった


そして、シンヤはカードの裏を確認した


ーーーーーーーーーーー


シンヤ  性別:男 種族:人族 年齢:15歳 身分:平民

冒険者:C 職業:剣神 

スキル一覧: 半鬼?格化 半悪魔化 全魔法耐性 状態異常無効化

称号:現地人 アテナからの寵愛 女神に愛された人 ハーレム王


ーーーーーーーー


*スキルや称号などは他人からには見えないようにされております。


おっと、なんやら色々変わっている。まず、武器召喚が無くなっているな、そして読めなかった文字でどんどん読めるようになっている、鬼?前使った半悪魔化が追加されている、そして2つのスキルだな。


全魔法耐性

自分が食らった全属性の魔法のダメージを減少する


状態異常無効化

呪い、毒、催眠などを無効化させる


クロカは完全に無効化するんだよな〜。マナは疲労や病気も無効化するから、2つとも2人の劣化版みたいな感じだな。

そして、最後..称号って何?


「ねぇ、称号って何?」


「称号?なんじゃそれは?」


ティナは知らないのか


シンヤはアリアとクロカにも聞いたが2人とも知らないらしい、最後にアイに聞いたらなんやら知ってるようだが何故考え事をした。


「おかしいですね。称号は本来別の世界から来た人しか与えられない物のはずです」


「へぇ〜ちなみに他にどんなのあるの?」


「ユウマ様は異世界人、女神の使い、魔王を倒す物の三つですね。マスターどんなの書いてあるんですか?」


シンヤは自分のカードを読み上げた


「現地人 アテナからの寵愛 女神に愛された人そしてハーレム王」


「「「「「女神に愛された人?」」」」


やばい、みんながすごい圧をかけてくる


「マスター...ハーレム王ってなんですか?す、凄いですね..ぷっ」


おい!アイ何笑ってるんだよ!


そして、シンヤはあるポスターに目が行った。


「明日から食会があるらしいぞ」


ルナ「なんでかそれ?」


「他の街から来た料理人が集まって優勝を狙う大会だ」


試験官が5人いて1人10点まで出せて、その合計が1番多かった人物が優勝する


「アリア出てみるか?」


「私はいいですよ、料理人と張り合うぐらいの腕はありません」


「そうか、なら見に行くだけで良いかな」


「おお!我愛しのマナフィールよ!」


俺が1番聞きたくない声が聞こえた来たようだ


「なんだ、来ておったのか、お爺ちゃんに会いに来たのか?」


「お爺ちゃん!久しぶり!この街には観光に来たんだよ!」


「おー友達とかこれはこれはよろしく...ん?ちっ、てめぇーまでおったのか」


こいつ、今舌打ちしたな?


「これはこれはお久しぶりだね、ヴェル爺」


「ああ、久しぶりだなシンタ君」


こいつ、わざと人の名前を間違えて呼んでるな?


「なんだ?お前は何しに来たんだ?」


「マナがさっき言ってただろ?観光に来たって」


「そうか、まぁお前はいいや、マナフィール、お爺ちゃんと晩御飯食べに行かないか!友達と一緒にいいぞ?」


「え!いいの?ありがとう!お爺ちゃん!お兄ちゃん行こう!」


おっと、ヴェル爺がお前は来るなって目線で見てやがる


「分かった、今夜はヴェル爺の所でご馳走になるか」


「ちっ」


ヴェルはシンヤに舌打ちをした


「お爺ちゃん!なんでそんなにお兄ちゃんと仲悪いの?!あまりいじめないで!」


「でも..」


「でもじゃない!私の夫をあまり虐めないで!」


マナはとんでもない爆弾発言をしてしまった。ヴェルはこの世の終わりみたいな顔になってしまった。


「我も愛しいマナフィールが..夫が出来た?ハハ」


ヴェルが壊れた


「えっと、そうだね。マナは俺の嫁になったんだ改めてよろしくね?()()()()()()


「てめぇーシンヤ!!我をお義爺ちゃんって呼ぶなーーー!!気色悪いぞ!」


「ひでぇーな!!」


「リンやクロカやアリアと結婚すると思ったが..まさかマナを..ううぅ」


ヴェルはとうと泣き出してしまった


こいついい歳してガチ泣きかよ


「いや、安心しろリンもクロカもアリアも結婚するぞ?」


「はっ?」


隠そうと思ったけど嘘でも嫁じゃないって言いたくない


「それは本当か?お前マナフィールと結婚するのに他の女と結婚すると?ハハ。認めん!!結婚は認めんぞ!!ええい!マナフィールこちらに来い!シンヤとの結婚は絶対に認めんぞ!」


「お爺ちゃん!!結婚するしないは私の自由でしょ?」


「それでもだ!他の嫁がおる奴にマナフィールを預けられん!」


「ヴェル爺よ確かに俺は他にも嫁が居るけど俺はマナを愛してるんだ。だからどうか俺らの結婚を許してくれないか?」


「駄目なものは駄目だ!」


そして、マナは少し怒りだしたのか低いトーンで喋り始めた


「お爺ちゃん?私とお兄ちゃんを引き裂こうとするなら、本気で嫌うからね?家族の縁を切るから」


「それで..グハっ!!」


嫌うと聞いて我慢しようとしたが無理だったようだ、相当心に響いたらしい。


「ええい!ならこうしよう!明日の食会に参加しろ!そこで優勝をしたら結婚を認めてやる!優勝出来なかったら結婚を認めんぞ」


そして、シンヤは無理矢理エントリーされた。


はぁ〜世界中の料理人が集まるんだろ?一般並みの料理しか出来ない俺には不利じゃねーか?



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