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マナの本当の名

2本目

あれから8日が経った、やっと食の街に着いた。8日間の出来事は特に変わった事はないが、毎晩リンとクロカに襲われている。体力どうなってんの?一応俺達は旅に集中したいからクロカに避妊魔法をかけて貰っている。

そして、街に近づく連れに通りすがりの人達に凄く怖がられる。こんな見た目した馬車だからしょうがないか。


「食の街ベーフードにようそこ!身分を証明するものはありますか?えっと、貴族様でしょうか?」


門番もちょっと怯えてる


「いや、ただの冒険者だ。この街には観光に来た。ほい、カードだ」


「拝見致します」


シンヤはみんなのギルドカードを門番に渡した。アイのはあらかじめ身分カードを作り、この後ギルドで冒険者登録をするつもりだ

スーは従魔契約の証を見せれば通してくれた。その時の門番はスライムを見てものすごく驚いてた

そして、シンヤはある屋台のマークを見て何かを思い出した


「あ!この街にヴェル=ルヴァナルトは今いるか?」


「え?ヴェル様は今この街に滞在しております」


「よし!みんな帰ろう!」


「シンヤさん?どうしたんですか?」


「ヴェル=ルヴァナルトって人物は確か、大商人って言われているルヴァナルト社の会長でしたよね?その人物はマスターとお知り合いですか?」


「知らない!知りたくもない!殺される」


「マスターの敵ですか?」


アイはシンヤが殺されると聞き銃を取り出した


「違う!敵じゃないけど!ヴェル爺は孫の事を物凄く溺愛してんだ!もし結婚すると知ったら..」


「お爺ちゃんがどうしたの?」


マナは馬車から降りてきた


「「「「お爺ちゃん??」」」」


ルティナ、ルナ、カノン、アイはその言葉を聞いて首を傾げた

マナの後ろからアリアが出てきた


「そうですね、ヴェル=ルヴァナルトはマナの実の祖父に当たる人物です」


「でも確か大商人の孫の名前って」


カノンは大商人の孫の名前を知っていたようでそこに疑問を持っていた


「私家名名乗るの苦手なの、私の家名を知ると馴れ馴れしくして来て嫌い。改めて自己紹介するね!私の本当の名前はマナフィール=ルヴァナルトいつもみたいにマナって呼んでね!」


そして、リンとクロカも馬車から出てきて


「ヴェルね〜シンの事ものすごく嫌ってるの。孫は絶対に渡さん!とかいつも言ってくるのよ」


「爺...声がデカイ..うるさい」


アリア「まぁ、この街に居る事をバレないようにしましょう」


そして、馬車はマナのアイテムボックスにしまい。シンヤ達は冒険者ギルドに向かった。


「ギルドにようこそ」


「すまないがこの子の冒険者登録とパーティに入れる手続きをしたい」


「かしこまりました」


受付嬢は手続きをしようとした瞬間に


「ちょいと待ちな!」


7人組の男がこちらにやって来た


「はぁ〜」


なんで新しい街に行く時毎回こうなるんだ


緑髪と金髪は前に出て


「おい!嬢ちゃん達うちらの所に来ないか?色々と教えてあげるぜ?」


「まぁ、その代わりお礼はたっぷりしてもらうけどな」


「ゴミが失せろ」


シンヤはもう面倒くさくなり、手でしっしっと追い出そうとした


「あ?お前が失せろ。お前荷物持ちとかだろ?装備を見れば分かるぜ」


リン達の装備は豪華でシンヤはそこら辺の一般的な服装だ


「こっちは今あまり問題起こしたくないんだ。こいつらは俺の嫁だ!だからとっとと失せろ!」


「あ?!生意気なガキが死ね」


なんでこういう奴らこんな短気なんだ


緑髪は剣を抜いた。シンヤは降り掛かった剣を避き後ろ回し蹴りで奴の顎に当てた。見事にノックアウトだ。


「なっ?!こいつただもんじゃーねぞ!一遍にかかるぞ!」


「「「おう!」」」


冒険者達は武器を構えた、それを見ていたアイは怒りを感じて銃を取り出した


「アイ!殺しちゃダメだ」


ここで大事にしたくない


「畏まりましたマイマスター、ゴム弾に変更致します」


アイは銃の中にある弾を全て出して、他の弾を入れた。


バンバン


アイは襲って来た冒険者の頭を打った

冒険者は全て気絶してその場で倒れていた

受付嬢はそれを見ていて驚いてた


「凄いですね、彼ら一応Cランクなんでよ?それを2人だけで一瞬で」


いや、俺は特になんもしてないんだが


シンヤ達は冒険者ギルドにでて、リン達が宿を探そうとした所にシンヤがある物を渡して来た。指輪だった。


「なぁ?ちょっと1人ずつ手を出してくれないか?」


リン達は手を出し、シンヤがアイテムボックスから人数分の指輪が出てきた、シンヤは1人ずつリン達の薬指に指輪をはめた、最後にカノンは


「カノンとはそういう仲じゃないけど、俺らは仲間だからな。1人だけ作らないのもあれだったしカノンの分も作ったよ」


「ん、ありがとう」


シンヤはカノンに手渡しで指輪を渡した、カノンは最初薬指に嵌めようとしてたが、周りのニヤニヤの視線に気づき人差し指に嵌めた。


カノン嬉しそうだったな、こういう綺麗な物好きなのかな?


「えっと、この指輪には、なんだっけ?アイごめんやっぱり説明して」


「はい、これは私の教えでマスターが自分自身で作った物です。これには三つの機能がありまして。みんなの位置が分かるのと遠く離れた場所でも念話 で会話出来る機能があります。最後には馬車の中にテレポート出来る機能もあります。帰りはテレポート出来ますが行く時はテレポートは出来ませのでご注意を」


「だから、わざわざ宿に泊まらなくても良いって事だよ。まぁ有名な宿や変わった宿とかあったらそっちに泊まるけどな」


リン達は薬指にある指輪見て嬉しそうだった。カノンはずっと指輪に触れていてちょっと笑みが溢れてた


そして、夕食を取りシンヤは上に上がろうとした時マナがシンヤの背中を突いた、後ろを振り向くとマナは物凄く赤くなっていた


「お兄ちゃん!今夜一緒に寝よう?私心の準備出来たから」


「...分かった」


シンヤは何か察したのかシンヤも赤くなっていた

そして、2人はある部屋に入った


「本当はアリアお姉ちゃんも呼ぼうとしたけど、こういう初めては1人同士でやりたいって言われたから私1人で来たの、だからリンお姉ちゃんとクロカお姉ちゃんを誘うとしたけど今夜は忙しいから断られたし..他のお姉ちゃん達は順番を守りたいからって..」


多分リンとクロカと一緒にやってたらマナを全然相手出来なくなるからわざと断ったのかな


「そうか、いいのか?別に結婚もまだしてないけど夫婦になったからって、すぐにしなくても良いんだよ?マナ自身のペースもあるからそんな急がなくてもいいぞ?」


マナは横に首を振った


「私今日指輪を貰って分かったの!私もお兄ちゃん..その..もっと愛されたい!だから、お願いしましゅ」


マナは恥ずかしくなったのか噛んでしまったようだ


「分かったマナおいで」


マナはシンヤの隣に座った


「マナいつも俺らを楽しくしてくれてありがと、愛してるよ」


「お兄ちゃんいつも私の我儘に迷惑掛けてごめんね」


「もっと掛けてもいいぞ!そこがお前の可愛い所だからな」


「お兄ちゃん...私も愛してる」


そしてお互いはキスを交わして、1つになった。


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