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大切な人達を守れる力が欲しい

最後r18に引っかかりそうなシーンがあります。苦手な方はすみません。

「次はルナ様です!」


「はいなのです」


アイテムボックスからは大きな弓が出てきた。


「これは聖弓フェイルノートは魔力で矢を作り出す代物です!これならゴーレム相手に通じますよ!そして、この上から精霊魔法を使うと威力も倍増します!」


アイは再びアイテムバックを漁り、胸当ての鎧に黒と緑のコートを取り出した。


「胸当てはドラゴンの素材で出来ており中には10つの小さな矢があります!」


「え?さっき程矢は必要ないと言ってないのですが?」


「本来なら必要ないですがこれを使えば20階層のボスあのゴーレムを簡単に貫ける威力を持っております」


ルナはアイが渡した武器が凄すぎて固まってしまった。

そしてコートを羽織り右肩に肩当てを装備した


「次はルティナ様です!って言っても先程にレッグカードお渡ししましたが。うーん?あ!ルティナ様はもしかしてティルヴィングシリーズはそれで終わりと思っていますか?」


「何?」


ルティナが興味津々で話を聞いている


「ティルヴィングシリーズは進化します。それは進化前です。進化先が本来のティルヴィングの姿です。」


「それは知らなかったのじゃ」


ルティナはティルヴィングが成長すると知り大喜びだ


「次はリン様です、リン様は此方に来てください」


アイに奥の部屋に連れてかれた、そこには真ん中に一つの剣が床に刺されている


「これは、勇者の剣英雄エクスカリバーです」


「え?!エクスカリバーは..魔王戦で..消滅した..はず」


「確かにあの時は消滅しました..レプリカの方です。本物はずっとここに刺されたままです。最後の魔王戦の前にユウマ様はここに封印しました」


ルナ「なんで、魔王戦に持って行かなかったんですか?」


「それはユウマ様が勝てないと分かっていたからです。だから、ユウマ様はリュウギ様にレプリカを作ってもらい本物はここに置いていきました。魔王戦で負けてエクスカリバーを壊されない様に」


「実際勝てたじゃねーか」


「いえ、私達はあの戦いで勝ってはおりません。」


「え..本では..倒したって..」


「倒してはありません、あの時は魔王を封印しただけです..サティア様の命を対価として。」


「聖女は..あの戦いで死んだ?..最後は勇者と幸せに..暮らしたって..」


「それは本の終わり方です、その本を作った方が色々と改善しただけです。本当の終わり方は聖女があの場で死に。勇者はその絶望に耐え切れなく自決を選びました」


昔の事を思い出したのか、アイの表情が暗くなって行く。そして、アイは場の空気が重くなっている事に気付き話を変えた。



「この話は終わりです!さぁ!リン様この剣を抜いて下さい!これは選ばれた物しか抜けません。私でも無理でした。勇者であるリン様ならもしかしたら」


「分かった」


リンは勇者の剣の所に行き、抜こうとしたが動こうとしなかった。


「リン、ダメか?」


それでも、リンは諦めず剣を抜こうとするがリンはその時剣を見つめたまま黙ってしまった



〜〜リン視点〜〜〜〜


"誰だ我を抜こうとする者よ"


私の頭に響き渡る男の声が聞こえた


"汝の名をもうせ"


「私の名前はリン」


「リン?」


「マスター大丈夫です。もしかしたら勇者の剣に話しかけられてると思います。」


「そうか」


シンヤは心配しそうに見守る事にした。


「ねぇ、この剣どうやったら抜けるの?」


"汝の器ならこの剣を扱いきれる、だがその前に我の質問に答えてもらおう"


「いいよ」


"汝は膨大な力が欲しいか?"


「うん」


"汝は何のために力を欲しがる"


「大切な物を守る為、あいつと肩を並べて戦う為」


"汝は世界を救う力が欲しいか?"


「要らない」


"ほーう、勇者として世界を救ったらしないのか"


「確かに私は勇者だけど世界の勇者になった覚えはない。私が欲しい力は世界を救う力じゃない。仲間を...いや、大切な人達を守れる力が欲しい」


"そうか、なら最後に問おう。もし汝は目の前で家族と恋人をどちらかしか救えないとすると汝はどっちを救う?"


「そんなの両方よ?だから、私は大切な人達だけを守れる力が欲しい、両方を助ける為に」


"ハハハ、嘘偽りなくの言葉だ。気に入ったぞい!前の所持者は世界を守るなどつまらない答えだった。我はお主を気に入ったぞい!その強欲さに!我の力を全て捧げよう!お主なら我の力を悪行に使わないとみた!さぁ、受け取れい!"


リンの周りが黄金に輝いた、そして左手の甲が光り剣を持った女の紋章が現れた


"それは勇者の証だ!それがあればお主は勇者と神族しか使えない聖属性を使えるぞ!"


リンは自分の甲を見てシンヤに見せるように向けた


「シン!見て見て!私()左手に紋章が現れたよ!これでシンとお揃いだね!」


リンは満面な笑顔をシンヤ達に向けた


「そうか、良かったなリン俺と同じ何だね...ん?」


リンは何の話ししてんだ?


「何が同じ何だ?」


シンヤは近くにいたアリアに問いかけた、アリアも何の話か分からない顔だった。ルティナも近づいて来てリンが何を言っているのか分からない状況だった、それを見たマナは教えてくれた。


「お兄ちゃんもしかして気付いてなかったの?あの時アリアお姉ちゃんとルティナお姉ちゃんはアイお姉ちゃんと話してたから気付いて無いかもしれないけど。お兄ちゃん寝てる時リンお姉ちゃんみたいに左手光出したと思ったら、お兄ちゃんの左手に紋章が現れたの」


シンヤは自分の左手の甲を確認したら黄金の様な色、盾と剣と羽そしてハートの紋章があった。

それを見たアリアとルティナはシンヤの紋章を見て酷く驚いてた。


「ここここここ、これって!アテナ様の紋章です!しし、しかも!」


「そそそ、そうじゃ!何故小僧が!アテナ神の寵愛を受けてるのじゃ?!」


「アテナ様は加護でも滅多に授けないですよ!しかも、特に男には過去にアテナ様から加護を授かった男なんておりません!」


「しかも、寵愛を授かっているのじゃ!寵愛は一生に一度しか授けられないものじゃ!それを授かるとは結婚と変わらないのじゃ!」


「結婚...」


そういえば最後にアテナそんな事言っていたな、お嫁さんとか...はぁ〜もう疲れた


そして、結婚と聞こえたのかクロカが機嫌の悪そうな顔で言った


「先に他の女と結婚..済ませた?..シンちゃん...死ぬ?」


「知らないから!殺さないで!結婚なんてしてないから!」


シンヤはクロカの殺気を感じたのか焦りだした


「なら..私と..キスしたら許す」


「へっ?」


「リンと済ませた...なら私もする権利ある..本当は初めてが..欲しかった..」


この状況でここでキスするの?へ?


クロカは徐々に泣き出しそうな顔になって来た


「しないんだ..リンとしたのに..私は..」


「分かった!!」


シンヤはクロカの唇にキスをした、そしてクロカは俺の体をギュッと離れない様に強く抱きしめて舌を入れて来た


「クロカッ!!やめっ!」


こいつ!自分に身体強化何重もかけてるな!しかも、エロいキスの仕方!


「おお、これが大人のキスってやつのしゃ?」


ルティナは興味がありそうにクロカのキスを観察し、マナは恥ずかしいのか両手で目を隠している、ちょくちょく指の隙間から見ているが


「チュ♡・・チュル・・・んっ♡・・ハァ♡・・んむっ・・・プハッ...ご馳走様」


クロカは自分の唇をペロと舐めた。


エ、エロいすぎる


「これで...許す」


「もう、お嫁に行けん」


「ボク達が貰うから」





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