フェレスガに戻って来たぞ!!
「貴方達はジョーククロウの人達でしょうか?」
門番がシンヤ達に問掛ける
アリア「はい、そうですが何か問題でもありましたか」
「いえ、あなた達は何も問題はありません。すみませんが至急ギルドまでに着いて来てもらえませんか?」
「いや、飯を食いたいんだが...」
「申し訳ありません。緊急事態でして」
「はぁ〜分かったよ」
シンヤはマナのお腹を抑えてる姿を見た
「串焼きぐらいは買ってもいいよな?」
「それなら構いません」
そして、門番に連れられてギルドに着いた。ギルドの外は騎士達がズラリと並んでいてギルドの中には冒険者達が装備を整えていた。
「ネルシル様ジョーククロウがた達が帰ってきました。」
「お!無事で良かったニャ」
「ネコさんってネルシルって名前だったんだな。てっきりネコさんだと思ってた」
「ネコさんは貴方が勝手に呼んでるだけニャ!それよりギルド長室に来てくれニャ!」
「いやだよ、先に飯が食いたいだよ!」
「なら、私達ギルド員が料理を持って行くニャ!だから来てくれニャ!」
「はぁ〜前も言ったけどジィさんからき「お兄ちゃん!行こう!!ご飯があるって!」..行くか」
シンヤは面倒くさそうに奥の部屋に入った。部屋の中には知らない人達もいた、鎧を着たゴツいおっさんと金髪セミロングの鎧女と炎の剣のみんなとジィさんが居た。
ガイム「おー、シンヤ達無事でおったか」
スルーシ「良かった..」
スルーシ達はシンヤ達の無事を確認できてホッとしていた。
「んで?なんだジィさん?こっちは腹が減ってんだ飯ちゃんと用意してくれたのか?」
「飯?なんの話だ?」
「大丈夫ニャ!ギルド長のお金で料理を振る舞うニャ!」
「な!ネルシル!何を勝手に」
「だって、来てくれないと思ってニャ」
「そうか、ならしょうがないか。本題に入る前にこの2人を紹介しよう」
後ろにいた鎧2人が前に出てきた、ゴツいおっさんが喋り出した
「俺はこの街を守る騎士団長のルクスだ。よろしく」
「私は騎士副団長のレーシンです、よろしくお願いします」
「ん、」
俺は運んで来た飯を食いながら、手をちょんと上げ挨拶した
シンヤ達は運ばれて来た飯を食っている、ギルマスはその光景が今から重要な話をするのに場違いな光景で苦笑いで見ていた。
「ゴブリンの集団に裏に魔族が居ると予想しておったが実際魔族はおったのか?しかも階級持ちの...」
「ん?おったぞ」
部屋の空気が重くなった
「やはりか...何人ぐらい確認できた?」
「俺は3人見たな、んでティナ以外は1人につき1人相手してたのかな?9人か?」
「私はクロカさんの後ろで見てただけでしてたから、合計8人です」
「だ、そうだ」
「ん?その言い方だとお前ら魔族と戦って来たのか?」
シンヤは飯に集中したかったので喋らずコクリと頷いた
「良かった良く無事で帰ってきたな。上位職業であっても逃げる選択は恥ではないぞ。冒険者にとって生きて帰ってくる事を誇りと思うべきだ」
ギルマスは俺らが逃げて来たと勘違いしてるようだ。
「全員倒して来たぞ?」
ギルマス達はシンヤの言葉を聞いて目が点となっていた。
「ん?すまぬ。ワシも歳でねあんまり聞こえなかった」
「だから、洞窟の中にある魔族は全員倒した。ほら魔石だ」
シンヤはアイテムボックスの中から大量の魔石をその場に出した。
「黒い魔石があいつらのか?」
シンヤはルティナに問いかけた
「そうじゃ、魔族は黒い魔石なのじゃ」
「じゃー、あれ?6つしかないやん」
「リンさんの所の魔石が見つからなかったです、あともう一つ私達の所は溶けました。」
「リンは確かマグの魔力を感じだなじゃ、ならマグは生きているな、あやつの回復能力は異常やからのう、なかなか死なないのじゃ」
魔石の量と魔族の魔石をみてギルマス達は空いたく口がうさがらなかった。
「え?待て待て待て、倒したのか?階級持ちの魔族を?」
「何度も言わすなよ、そう言ってんだろ?」
「それは誠か?!」
後ろにいた騎士団長が大声で言った
「目の前に魔石あるだろ?鑑定でもすれば分かるだろう?」
「こんな生意気なガキどもらが階級魔族を...」
どうやら、先程からの俺らの態度が気に食わなかったらしい、そして騎士達でも階級持ちの魔族を討伐するのに苦難であるのに、そんな生意気なガキ共らに簡単に討伐された事実も気に食わなかった騎士団長である。
「ガキどもら戯言をぬかしよって!お前らが階級持ちの魔族を倒せるとは思えん!本当の事を言え!」
「うるせぇよ、何にキレてんのか分かんねーがよ。何?もしかして自分達が出来なかった事を俺らが平然とこなした事に対しての八つ当たりか?」
「テメェ!!」
「ルクス団長さん!!」
騎士団長は剣を抜こうとしたが後ろに居た副団長に止められた
「ルクス!!辞めろ!事実だ、そいつらは俺より強いぞ!」
「なっ?!ガイムさんより強いのか?こんな奴らが」
「そもそもよ?こっちは腹が減ってんのにわざわざ来てやってんだぞ?もう話したから帰ってもいいよな?うちのお嬢様が疲れててまだ寝てんだよ?宿に戻ってベットに寝かしてやりたいだよ」
シンヤは自分の膝の上で寝てるリンの髪をかき上げた。
「あとネコさん、これ全部買い取れるか?」
「大丈夫ニャ!これも量が多いのでまた後日になるがいいかニャ?」
「ああ、それでいい。あと、俺らそろそろこの街出るからわ。次の目的地が決まったんでね」
「「「「え?そうなの?」」」」
アリア達もシンヤが言ったことにちょいと驚いてた。
「おう!次の目的地は!北のダンジョン!!ヴァレスガ国だ!!」
アリア「え?遠!!」
北のダンジョン編始まる




