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シンヤが壊れた

ミリシアは震えていた


「私が人族相手に怯えてる?」


「どうした?興奮してるのか?手足が震えてるぞ?」


「貴様!!!私をこんなにバカにしよって!たかが人間如きが!!」


ミリシアの、右腕が弾き飛んだ。シンヤはミリシアを殺す事は簡単だったがあえて殺さず生かした。

ミリシアはそこで崩れ落ちた。シンヤは髪を掴み顔を近づけた。


「おい、正直俺は相当頭にきてるんだよ?昔ティナと仲良かったそうだな?」


「ティナ?ルティナの事かしら?ふっ、仲がいい?な訳無いじゃない、あんな魔族の恥を、グハッ」


シンヤはメリシアの腹に蹴りを入れた


「正直お前の方が恥なんじゃないの?相手の実力を測れない奴がティナを見下してんじゃーよ?そして、俺が1番怒ってんのはカノンを泣かした事。正直俺が来るのが遅い事に自分自身にも腹が立っているこれはただの八つ当たりだ」


「まさか、ここでこれを使うとはね。彼に感謝しないとね。」


ミリシアは赤いボールのような物を取り出した


「なんだそれ?」


「これは魔王化って言われてる薬よ、魔王に近い力を得るのよ」


ミリシアはそれを飲み込んだ


「ああ!最高!!漲る。力が漲るわ!!」


「おお、魔力がすげ〜上がってる」


メリシアの筋力魔力が全てパワーアップしてると分かるほど変わっている


「死ね!!ブラッドレイン」


血の針のような物がシンヤに遅いかかる。シンヤは刀を抜きそれを全て弾き返した


「なら、これならどう?ブラッドキャット」


猫のようなものが現れた。猫はシンヤに襲いかかり、シンヤはそのネコを斬った


「ちっ、溶かされたか。新しく買ったばかりなんだよ」


シンヤの刀は見事に溶かされた。


「どうする?武器もない貴方に何ができグハッ!」


シンヤはミリシアの、顎に蹴りをかました


「図太いな、普通なら今ので寝てくれるんだがなー」


「あんな、失礼な男ね。レディが喋ってる時に顔に蹴りを入れるなんて」


「敵には容赦しないからな、甘く見てたらやられてしまうからね」


どうしようかなー、気を込めた蹴りを入れてもなんとも思って無さそうやし。うーん、困ったな


『シンヤ!貴方もう武器召喚出来るよ。』


「なんだよ?また、お前か一体誰なんだ?」


「おい、お前今誰と喋ってる?」


シンヤはミリシアの問いに無視をした


『シンヤ、声に出さなくても私と喋れるから』


そうなのか、先に言って欲しかった


だって、1人で喋ってるのなんか頭のおかしい人って思われるもん。


『ごめんごめん、シンヤ。貴方武器召喚を使えなさい。名前覚えてるよね?』


ごめん、何それ?


『何やってんのよ、炎魔よ。そして、もう一つ呼びなさいそれが貴方の一生の武器になるわ。』


そうだ、思い出した。お前ケルベロスの時に出て来た女と同じ声だな!刀は呼べば現れるだよな?


『うん!!そして、もう一つの武器は雷聖』


シンヤは片腕を前に出した


「いでよ、炎魔と雷聖」


シンヤの目の前に二つの刀が現れた


「あんた何をしたの?なんでいきなり目の前に武器が?それ魔剣と聖剣の気配がする?」


俺はその刀の刀身を見た、炎魔も綺麗だけど雷聖も綺麗だな。黒い刃にヒビの様な..いや稲妻の様な模様。


「教えろ!それはなんだ?何故いきなり目の前から。クソブラッドキャット」


再び猫のモンスターが襲って来た。


『シンヤ大丈夫、斬ってもいいよ溶けもしないから』


シンヤは猫のモンスター全て斬った


「なんで?溶けない?身体強化。ブラッドアーマー!!」


ミリシアは身体強化をしてその上に血の鎧を纏った。


「死ね!!!!」


速い、さっきより速くなっている。いいね、いいよもっとだもっと俺を楽しませろ!


シンヤはミリシアの素早い攻撃を受け止めた。ミリシアは高速移動で接近して攻撃して、一旦距離をとりの繰り返しをした。


「武器は厄介そうだけど当たらなければ意味がないわ」


『シンヤ、刀に魔力を流してごらん」


シンヤは謎の女の言う通りに魔力を流した。

すると、炎と雷が両方の刀から現れた。


「なっ!?魔法まで使えるの?いや、魔法剣ね?」


魔法剣

剣の中に魔石があり魔力を流すと魔法が使えるようになる代物


「天撃」


シンヤはミリシアに炎の斬撃を飛ばした。


リンなら火炎天撃とか考えそうだな。


ミリシアはシンヤが飛ばした斬撃をそのまま受け止めた。


「弱い弱い!最初は驚いたが大した事ないわね!死ね!!剣はこうやって使うのよ!!」


複数の斬撃をシンヤに飛ばした。シンヤは全てを避けられず何発か受けてしまった。


「ちょっと、やばいな。こっちも本気で行かないとな」


シンヤは呪印を最大まで広げた。そして、再びシンやはミリシアに高速で近づき刀でミリシアの両腕を斬り落とそうとしたがミリシアは自分の体から出した無数の針でシンヤに貫いた。


「カハッ!」


「油断したわね、私の血は自由自在にあやつれるのよ?そのまま毒で死になさい」


シンヤは絶対絶命だった。何発か体に穴を開けられ、幸い心臓には当たらなかったがその血に毒が塗られるとは。だが、絶対絶命にも関わらずシンヤの顔は


「あんた?死ぬのよ?なんで笑ってんの?馬鹿なの?」


シンヤは笑っていた、心の奥から楽しんでいた、シンヤは死の隣り合わせの状況に楽しんでいた。


「いいね!いいね!最高だよ!もっともっと!俺を楽しませろ!!俺に死の恐怖を教えてくれ!」


「狂ってる...」


シンヤは防御を捨てミリシアに目にも留まらぬ程の剣筋の連撃をした。

ミリシアはその状況が危険と思いシンヤから一旦距離を置こうとしたがシンヤはそれを許さなかった


「逃がすわけねぇーだろ!雷撃」


シンヤは刀に雷を纏わせ薙ぎ払う。雷を纏ってるせいかいつものより物凄く速くなっている。


「クソ!死ね!何なのよ!ブラットスピア」


血で槍の形状を作り、シンヤに向かった。


「爆炎斬」


シンヤは炎の刀でその槍を、真っ二つに斬った。

その時シンヤは知らないはずの魔法?を唱えた


「八岐大蛇」


シンヤから真っ黒なドラゴンの様な頭がミリシアを襲った


「なんだ!それは!!見てて気色悪いわ!」


ミリシアはその頭から逃げようとしたが

シンヤはまた自分の知らない魔法?を使った


「アハハハハ!おい!どこに逃げようとするんだ?深淵の柱」


「アアアアアアァァァァアァァァア!!痛い痛い何よこれ!!!」


ミリシアの手足に黒い柱の様なものが突き刺さった。


「なんなのよ、なんなのよ!」


『シンヤ!落ち着きなさい!貴方()()()()()()()()()()()()()()()落ち着きなさい!」


謎の女の声を無視してシンヤはミリシアの体を真っ暗のドラゴンに噛みちぎらせた。


「痛い、痛い!ごめんなさい!ごめんなさい。もう辞めて下さい!!」


ミリシアはその苦痛に耐えきれず命乞しだした。


「お前は人族や魔族を殺した事あるか?」


「あ、あります。人族を沢山殺して来ました。」


「魔族は?」


「ムカつく野郎を何人かは...」


「そうか」


「あああああああ、痛い痛い」


「なら、お前はその殺して来た奴の中にお前と同じで命乞して来た奴を見逃したのか?そんなわけないよな」


シンヤは真っ黒なドラゴンでミリシアの両足を噛みちぎった。ミリシアはその痛みで気絶しそうだった。


「なんだ?なんだ?もう終わりか?つまんねーな。」


その時シンヤはミリシアから落ちた赤い球が3つ転がって来た。


「ん?これってさっきの奴か?おい、これを飲ませればまだ強くなれるのか?」


「ダメ、1日に何個も摂取すれば体が壊れちゃう。」


「ふーん、どうせ殺すんだ。最後にこれ全部飲んで俺を楽しませてくれ」


シンヤは無理矢理ミリシアに赤い玉を全部飲ませた。

そして、シンヤはミリシアから飛んだ血をペロリと舐めた


「ガアアアァァアアァァァ!!!」


ミリシアの体はどんどん大きくなり。人型とは言えない怪物のようになってしまった。


「ゴロズ!!オマエゴゴデブヂゴロス!」


ドッガアアアアン!!!!


ミリシアは大きな腕を剣に変えてシンヤに斬りかかった


「おいおい、その大きさでその速さかよ!いいね!楽しくなって来たじゃーねーか!ハハ!八岐大蛇」


ドラゴンの頭はミリシタに噛んだが


「チッ、硬すぎで噛みちぎれないか」


「ガァァァ!!!」


逆にシンヤのドラゴンを喰われてしまった。

そして、シンヤとミリシアは何十分ぐらいお互い攻守を繰り返してたが。


「うん、飽きた。動きも遅くなって来たし、いや?俺が速く動けるようになっただけか?まぁいいや不知火」


シンヤはミリシアの首を斬った

だが、ミリシアは首がなくてもまだ動こうとする。

シンヤは切り落とした首を持った。


「もういいよ、死んで。あれを試してみるか一応条件従ってみたが、終焉ノ十字架」


ミリシアの心臓に大きな十字架が刺さって、その場にチリとなった。


「はぁはぁ、やっぱりこれスクロールに書いてた通りに魔力と体力ほとんど使われるな、はぁはぁ頭がクラクラして来た。」


この魔法使うと戦い自体がつまらなくなるから本当はあんまり使いたくないんだよな〜。2日前にティナが寝てる時に横にスクロールが沢山出しっぱなしだったから勝手に一つ読んでしまってスクロールを使ってしまったからな。バレてないよな?なんか禁句魔法って書いてあったけど。


終焉ノ十字架

条件を揃ったら確実的に殺せるどんなに回復力があろうが無敵に近い防御力があろうが関係なく殺せる。だが、魔力と体力をほとんど使う。連発すると寿命まで削る。


条件

・相手が自分と同じ同族を殺した事がある事

・相手の攻撃を何回かくらう

・相手を何回か攻撃をする

・相手の血を舐めるか飲む事

・相手を合計3分間視界に入れる事、それを10分以内にやる。間に合わなかったらやり直し。

・前の5つの条件が揃ったら相手のどこかに10秒間触れれば発動する


スクロール

巻物、その文章を読むとその魔法を覚えられる事が出来る。スクロール一個に一回しか使えない。使ったあと燃え尽きる


そして、シンヤはアイテムボックスにあるアリアが作ってくれた、毒消しのポーションと回復のポーションを飲んだ。毒は完全に無くなっていないが、毒が身体中に回るのが遅くなっただけだった、後でアリアに治療して貰おう。傷の方はアリアが治療しても跡は残りそうだった。


『シ、シンヤ?終わった?』


ん?まだ居たのか。もう終わったよ、んでそろそろ教えてくれお前はなんなんだ?


『じゃー、そろそろ本題に入ろう!」


おい!無視すんな!せめて名前ぐらい教えろ!


「じゃ、んーどうしよう。うん!ハルって呼んでいいよ」


絶対偽名だろ、まぁいい。で?なんなんだ?


『本当は伝える事があって出て来たんだけどタイミングが悪くてね。うん、私も時間が無いから早速言うね。シンヤ北のダンジョンに向かえなさい、()()()()()()()が居ます。そこでその子を仲間にしてそこで強くなりなさい。じゃ!私はそろそろ帰るね!また、会おう!シンヤ愛してるよ』


シンヤの中にハルが消えた感覚がした


「なんなんだ、あいつはまぁいいや、北のダンジョンか...」


そして、シンヤの後ろに誰か抱きついて来た


「おっ?カノンか」


「良かった、勝ったのね本当に良かった」


「当たり前よ!じゃ、カノンみんなの所に行くか」


カノンはコクリと頷き2人でみんなの所に向かった

カノンはそっとシンヤの手を繋いだ





 





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