炎の剣
リン「あっちだね」
リンはマジックコンパスの針の方向を指している
マナ「お腹ぺこぺこ」
アリア「あちらと合流したら一旦ご飯にしましょうか」
「やったー」
マナは大喜び
「なぁ、カノン。」
「ん?」
「槍誰から教えてもらったなんだ?すごい腕前だったぞ」
「私、教えてくれて人いないよ」
「え?そうなの?独学?」
「ちょっと、違う。前に助けてくれた人のを真似してやっているだけ」
「そうなんだ。俺の知っている槍の使い方じゃなかったから、槍って主に突くイメージやったからね。カノンは主に振り回して薙ぎ払う感じだったからね。」
すごいな、真似だけであそこまでの腕前か
「私を助けてくれた人はそんな感じだった。槍の形も変わっていたの。それと似たような物を探しても見つからない」
「そうなんだ」
変わった形の槍ねぇ。
『シンヤ。それ、多分薙刀よ!』
「ん?」
シンヤは走る事をやめ、後ろを振り向いた
マナ「どうしたの?」
「いや、なんか声したけど」
リン「敵?」
クロカ「探知で...近くに誰もいないよ?」
クロカは移動中ずっと探知を発動させている。
ルナ「何も聞こえませんでしたよ?」
「ごめん、多分気のせいだ」
聞こえた気がするんだよな〜。どっかで聞いた事あるような声だし。
リン「あ!いたいた!炎の剣の方ですか?」
4人の女性がいた。
「はい、私たちは炎の剣です、初めまして。マチャールです。」
兎人族の茶髪の子がペコリと頭を下げた
「はいはーい!私はカルシーラです!気軽にカルって呼んで」
元気なピンク髪の子が自己紹介をした。
「わ、私はロロ。よ、よろしく、です」
今でも泣きそうな小人族の薄緑色の髪の毛だ。
「スルーシ、今回炎の剣のリーダーだ!して、そちらのリーダーは?」
「そこに居る、修道服とパーカーを合わせた感じの金髪がうちらのリーダーだ。」
アリア「え?!ちょっ、聞いてないですよ。はぁー、はい私がリーダーにされた。アリアです」
「そうか!アリアかよろしく」
スルーシとアリアは握手をした
スルーシ「さて、君が元私たちのリーダーをボコして牢屋にぶち込んだ人物だね?」
「ボコしてはないけど」
はぁー、面倒臭い。恨まれてるのかな。はぁー
スルーシ「そうかそうか!良くやってくれた。そのおかげであやつは我らのパーティから追放出来たわ!」
スルーシは嬉しそうに語った
「え?お前らのリーダーじゃないのか?」
「な訳なかろう、勝手に私達のパーティに入り。顔だけは良かったから言う事聞かなかったらいろんな噂を流すと言われてな。冒険者として悪い噂は避けたいのだ」
カルシーラ「そうそう!しかもほとんどモンスターは私達が倒してるのにあいつあたかも全部自分が倒したなんだ!って自慢してたのよムカつくのよ!」
「そうなのか」
あいつ、救い用のないクズだな。
「「「「だから!ありがとうございます!!」」」」
4人の女の子からお礼を言われた。
そして、シンヤ達も自己紹介をして。
そして、ジョーククロウと炎の剣で昼食を取った。
カルシーラ「皆さんってどう言ったご関係ですか?」
カルシーラはチラチラとシンヤを見てきた
アリア「あー、まぁ男1人で女多数のパーティですからね。まぁ、カノン以外はシンヤの嫁ですね。」
「すごい、こんなに美女達を嫁にするなんてよく男に喧嘩売られません?」
はい、正解です。めちゃくちゃ睨まれたらされてます。
スルーシ「よし!そろそろ本題に入りますか。森を調査しましたがゴブリンが見当たらないです。1匹や2匹いてもおかしくないのに、1匹も見当たらないってやっぱりおかしいですね。」
マチャール「私達の予想は何者かがゴブリン達を集めて何かしていると考えてます」
ルティナ「ふむ、正解じゃと思うのじゃ。何者かがキングを操りゴブリン共に命令をしてるのじゃ。問題はその何者かの正体じゃな」
スルーシ「その何者かは誰でしょうね」
アリア「魔族ですね。こんな事やるのは魔族しか思いませんね」
「我もそうだと思うのじゃ」
クロカ「うん...多分階級持ち..だと思う」
ロロ「か、階級持ちですか...」
魔族の階級とは、10〜1階級があり。強い程少ない数になる。そして階級の上には幹部7人、魔王直属四天王そして魔族の頂点の魔王だ。
ルティナ「ふむ、その階級次第じゃな。8級までならなんとかなると思うのじゃ。それ以上の階級だとなかなかキツイのじゃ。誰が後ろにいるか分からないから迂闊に攻められないのじゃ」
ルナ「じゃー!真正面から突破して誰が居るのか見てこれば良いんですね!」
ん?
「ちゃんと、ティナの話し聞いてたか?誰か分からないから迂闊に攻められないって!」
「だから、見てくれば誰か居るのか分かるじゃないですか?」
はっはーん?わかって来たぞルナの事が、金髪敬語でアリアとキャラ被りしてたけどアリアと決定的に違う所はルナはバカだ!
「アリア!良かったな!ルナはバカだぞ!よろこべよ!」
「シンヤ君何故ルナが、馬鹿だったら私が喜ぶと思ったですか?」
「シンヤさん、馬鹿じゃないです!酷いです」
「ルナそれだとダメだろ、他に何か」
「シン!私分かったわ!」
リンは何か思いついたのである。
「なんだ?リン言ってみろ」
「分からないなら、分かるまで暴れればいいって事ね!」
マチャール「それだと、先程と「リン!!」一緒?」
シンヤはリンの所に近づいた
「リン、お前頭いいな!分かるまで暴れるかそれでいいな!流石俺の嫁だ愛してる!」
シンヤはリンに抱きついた
「ちょ、バカ!何いきなり..ううぅ///」
リンは恥ずかしくなり頭から煙が出た。
アリア「いや、それだと。先程のルナとあんまり変わらないと..」
「リンと小僧よ..流石にそれは..」
アリア「そう言えばマナとクロカは?先ほどから見えませんが」
カノン「あっち」
カノンが指をやした方向にマナはまだご飯を食っていて、クロカはぐっすり寝ている
「はぁ〜」
アリアは疲れたように座り込んだ
スルーシ「苦労してるんだな、どうぞお茶でも飲んでください」
「ありがとうございます」
アリアはお茶を飲んでみんなは森の調査に行った




