カノンとルナの実力
冒険者ギルドに行った。
「あ!シンヤ!ギルド長がお呼びニャ!」
「えー、何で2日連続でジィさんに呼ばれなくちゃ行けないんだ?」
「話があるって、言ってたニャ」
「はいはい、今回だけだぞ。次からはなんかある時自分から行けって言っといて」
「はいニャ!」
シンヤ達は再びギルマスの部屋に入った。
「シンヤか、悪いなまた呼び出してしまって。今回は話があってな」
「早く済ませてくれ、こっちは登録から4日も経って依頼まだ一つしかやってないんだぞ?」
早くランクを上げたい
「安心するが良い、今回はその依頼の話をするのだ」
「お!キングの討伐か?」
「違う、前言った森の調査だ」
「だから、それは断ったって」
「ふーん、昨日その一つのパーティのリーダーが捕まってしまってのう」
「そうなの?また何で?」
「誰かさんが、ボコして豚箱に入れたのだ、その男の名前はラッシルだ」
「ん?ラッシル?聞いた事ないな」
「え、」
ギルマスはまじかよーって顔でシンヤを見た
アリアさシンヤの耳元でポツリと喋った
アリア「シンヤ君、ラッシルは昨日貴方が蹴りを入れた人物ですよ」
あー、はいはい。そんな人も居ましたね
「思い出したようだね。そのリーダー不在の[炎の剣]と合同で調べてくれないか?」
「じぃさん?それは冗談で言ってんのか?」
シンヤはギルマスに威圧的に喋った
「安心するが良い、今は女しかおらん。そこのお嬢ちゃん達も楽に行けると思うぞ、あのパーティはリーダー以外はみんな、まともな人物だ。正直ラッシルはほとんど何もしてない。その女達が活躍してるんだ。あたかもラッシルは自分がやったと言いふらしてるのだ」
「そうか、相変わらずクズだな。まぁ、やるよ。今回だけだぞ?今回は俺のせいでそのパーティのリーダーが捕まった事もあるしな」
「じゃー今から森に行ってくれ、[炎の剣]は先に森に向かった。そこで彼女らと合流をしてくれ、これが彼女らの場所だ」
ギルマスはマジックコンパスを渡した。マジックコンパスはその人物の魔力を流すと、その人物がどこに居るかを針で教えてくれる。
「準備終えたら行ってくる」
シンヤ達は、森に向かった。
森の途中で。
「あ!そうそう、カノンとルナ一回俺と戦ってくれ、お前らの実力を知りたい」
カノン「いいよ」
ルナ「分かりました」
リン「じゃー私がやるね!」
「いや、リン俺がかくに「シン?」はい、そうでした」
今日はシンヤはリン達の言う事を聞かなくちゃ行けなかった
カノン「二体一でやるの?」
クロカ「なら..私が出る」
お!クロカ珍しい
「精霊魔法を...見てみたい」
精霊魔法
精霊族とエルフ族しか使えない魔法
そして、4人とも武器を構えた。
カノンは槍でルナは弓だ。
ちなみに、職業はカノンは槍姫、ルナ弓聖だ。どちらも、上位職業だ。
ルティナ「今回は我が審判をするのじゃ!じゃー行くのじゃ!はじめ!」
模擬戦の始まりの合図がした
リン「いっくよーー!」
カノン「来て」
リンはカノンに突っ込んだ、カノンは槍を薙ぎ払ったがリンはジャンプで避けて、カノンの後ろに着地して、回るようにカノンに斬りかかった。
ルナ「させないです!エンチャント・ウィンド」
ルナは風を付与した、5本の矢を同時に撃った。
クロカ「ファイヤアロー5本」
クロカのファイヤアローでルナの矢は全て撃ち燃やされた。
リン「にししし、貰った!」
リンはカノンの体に目掛けて剣で、切ろうとしたが。ルナの矢がそれを邪魔をした
クロカ「嘘..全部燃やした..のに」
ルナ「6本目がありましたのです」
5本の矢の後ろにクロカ達に見えないように一本の矢が隠れてたのだった。
そして、カノンは手で槍の柄を回し、槍の穂がリンの下から襲いかかったが、リンはバク転で避けて一旦カノンから距離を置いた。
リン「クロ!」
「ん、風と火の合体魔法・『爆風炎』」
風と火が竜巻の様に混ざり合った後に大きな爆発が起きた。
ルナ「精霊魔法・ウォールウィンド」
あれが、精霊魔法か通常の魔法より精霊魔法は何倍の効果を持つってクロカが言っていたな。あの、ウォールウィンドも精霊魔法のおかげで何倍の防御力が上がってるわけか、まぁ、マナの防御力と比べると全然弱いな
ルナは風の壁を作ったがクロカの魔法の威力が上で風の壁は破壊されてしまった。
「マナ」
「オーケーだよ!お兄ちゃん、ダブルシールド」
ルナの目の前に二重の盾が現れた。
ルナ「きゃーー!あれ?あ、マナさんありがとうございます。」
リン「最後はカノンだよ!」
カノン「まさか、リン達もここまでやるとは。もっと強くならなくちゃ。」
リン「えっ!!」
カノンがリンに目掛けて槍を投げた
リンはその槍を剣で弾き返した。
リン「あれ?カノンは?」
クロカ「リン!後ろ!」
リン「えっ?」
リンはカノンの槍に集中してる時にカノンは瞬時に気づかれないように、リンの後ろに回っていた。カノンはリンを背負い投げで倒した
リン「イテテ、うっそー負けちゃった!」
カノンは、瞬時に槍を拾い。最後に残ったクロカに向かった。
クロカ「やばい...なんーってね」
お?クロカスイッチ入ったな?
シンヤはクロカの状態に気付いた。
カノン「?」
クロカ「ボクはわざとリンを、襲い掛からせて。その間に魔法の準備をしていたの」
カノンの周りに100程のファイヤスピアーがあった。
クロカ「大丈夫!リンを槍で殺そうとした瞬間、リンに隠してた私の魔法を発動させていた。まぁ、リン相手に槍を拾う時間なんて無かったから背負い投げで倒したと思うけど。」
リンの懐に鳥のような物が出てきた。
「どうする降参する?このまま萌えちゃうけど?」
カノン「その鳥、さっきの風と火の魔法の時に..これは勝てない、降参。」
「イェイ」
カノンは両手を上げた
クロカは嬉しそうにVサインをした
マナ「お疲れ様!」
アリア「凄かったですよ。今から回復するので座ってください」
マナとアリアは四人の所に向かって行った
「どうだ?ルナとカノンは」
「ふむ、ルナは弓に関しては化け物じゃな。前の矢を重ねるように隠すとは、すごい腕前じゃ。精霊魔法をもっと上手く使いこなせればまだまだ強くなるのじゃ」
「確かにな、次にカノンは?」
「そうじゃな、あやつも相当化け物じゃな、戦闘や判断力はすごいのじゃ。じゃが、自分に合った武器だったらもっと自分の実力を発揮できるのじゃがな」
「確かにな槍使いとしてはすごい腕前だが、カノンにとってあの槍は合ってない様な気がするしな。カノンの槍は刺すより斬るだな。」
「そうじゃな、あんな槍術は初めてじゃ。そして、何か迷いがあるのじゃ。それがなかったらもっと強くなると見たのじゃ」
「迷いか...今度カノンに聞いてみるか。そして最後のリンだ。あいつ、槍使いと始めて戦うからって油断しすぎだろ。最後の背負い投げいつものリンなら簡単に反撃出来たのに」
「そうじゃな!リンは槍使いと始めて戦ったからワクワクしてたのじゃな」
そして、俺ら二人はみんなの所に向かった
クロカの「萌えちゃうけど?」は、誤字ではありません。彼女の口癖みたいなもんです。




