元Sランクの実力
「よし、準備はいいか?ワシは準備万端だ。」
シンヤは木剣を手に馴染ませるように降っている。
「おけ!こっちも大丈夫だ!」
「審判は、私がやるニャ!」
ネコさんが、審判をやるらしい。ネコさんは、手を挙げる。
「両者準備は大丈夫?それでは!開始ニャ!!」
手を下げたと同時に、模擬戦の始まりを告げた。
両者、剣を構えた
「そちらから、来ないならワシから行くぞい!」
瞬時にギルド長の、木剣がシンヤに襲いかかったが、シンヤは軽く木剣で受け止めた。
「ほうほーう、今のワシの剣を受け止めたのか。その年で良い腕をしている」
「ん、ありがとさんよ!っと、」
シンヤは、ギルマスに顔面を斬りかかったが、ギルマスはそれを避け、一旦シンヤから距離を取った。
「ちっ」
「おいおいおい、いきなり顔面かよ。年寄りを大切にして欲しいな」
「ほざけ、そんな事をしてたら俺がやられる」
「ふむ、そろそろ本気で行くぞ?こちらも暇ではないからのう」
「ん、」
シンヤはこちらに来いと、手招きをした。
ギルマスが素早い剣技をシンヤに打ってくるがシンヤはそれを全て弾き返す。
「なっ?今の全て塞いだ?全盛期の時よりも弱いとは言え、一応これでもAランクは匹敵するぐらい自負をしていたがな、お主本当にFにするのが勿体ない。」
これで、実力的にAランクに匹敵するぐらいか...はぁ、とんだ期待はずれだ。
「もう、いい大体は分かった」
「?」
シンヤはギルマスの右腹に木剣が襲い掛かった。ギルマスは簡単に受け止めたが、それはフェイントでシンヤはギルマスの後ろに回り左腹に蹴りをかました。
「ガハッ」
ギルマスは、壁に吹っ飛び。ネコさんはギルマスの戦闘不能を確認して終わりを告げた。
「そ、そこまで勝者シンヤニャ!!」
「はぁ、イテテテ。お主流石に強すぎる。これだったら森を吹っ飛ばしたぐらいの実力はあると分かった。これでも、今この街で1番強いのはワシなのに。」
「え?まじで?ジィさんそれは流石に鍛えとけ、今の攻撃ぐらい俺らのパーティの連中なら軽く避けるぞ?」
シンヤは嫌味のようにギルマスを、ジィさんと呼んだ。
多分、カノンやルナも軽く避けれるぞ?もしかして、あの2人案外実力あるかもな、Aランクでこれか…流石に弱すぎるだろ?
ギルマスは、シンヤが言った言葉を聞いてジョーククロウの連中は自分より強いって思ってもおらず一瞬面を食らってしまった。
「本当か?はは、まじか...」




