キースとレヴィ
下ネタ酷いです。嫌いな方スキップしても、ストーリーには影響ないです
「何をしてるのじゃ?」
「あ、お兄ちゃん!」
ナナリアからの魔眼を聞いて居ると、2人は修行を終えシャワーの後の様で少し色っぽかった姿でシンヤ達が集まっていた事に何をしてるかと聞いた。
シンヤはルティナと出会したら事に丁度良いと、先程ナナリアから聞いた話で気になった事をたずねた。
「ナナリアから、魔眼の事を聞いていた」
ナナリアが持ってる魔眼や、ルナが千里眼を持った事や今話した内容を2人に説明した。
「ほーう、魔眼か...小僧、目を少し見せてくれ」
ルティナはシンヤの右目を良く観察した。
「ふむ、そろそろ第二魔眼が開眼しそうだな」
「第二魔眼?」
「そうじゃ、小僧が今使ってるのは第三魔眼じゃ。魔法の全てを打ち消す魔眼じゃ」
「本で前読んだけど、魔王の魔眼はいつ聞いても反則級に強いな」
ナナリアはそう言って、ルティナの隣に立ちシンヤの右目を良く見た。
シンヤの魔眼を見ながら、本で読んだ内容をシンヤに話した。
「魔王の魔眼は他の魔眼と違って特別な魔眼なんだ。一個の魔眼に一つの能力だが、魔王の魔眼は2つあると言われるの。第三魔眼の能力は良く知られてるけど、第二魔眼はどういった能力かな?」
「第二は単純じゃ。自分が言った事が起きるのじゃ」
「誘惑の魔眼や命令の魔眼見たいね」
「簡単に言えばそうじゃが、少し違うぞ?第二魔眼は発した言葉がそのまま現象として起こるのじゃ」
誘惑の魔眼は、自分を理想な人物に見える様になり従う事になるが、自分が本当に嫌なものは抵抗する事がある。命令の魔眼は命令出来るが、第二魔眼違って、1人に一回にしか使えないのだ。
そして、命令の魔眼と第二魔眼の違うところはもう一つある。
「どゆこと?」
ルティナの説明にまだシンヤは理解してなかった。
「ん〜、もし我がお主に翼が生えると言ったら生えるのじゃ。命令の魔眼は自分が出来る事をやれるのだが、第二魔眼は自分が出来ない事を無理矢理でも出来る様になるのじゃ」
「...強くない?」
あまりにも強い能力にシンヤは言葉をあまり思いつかなかった、本に乗ってなかった内容を知れてナナリアは満足した様な顔をしていた。
「まぁ、第二魔眼は第三魔眼より魔力の燃費が悪いのじゃ、自分の命令した難易度が高い程、魔力の消費は激しいのじゃ。もし、第二魔眼を開眼しても、死ねとか難易度高い命令はするなよ?下手したら自分が死ぬ事になるのじゃ」
「死ねで、本当に死んだら反則だな」
そんなの通じるのなら、負け無しじゃないか
「お兄ちゃん、もし気に入った女の子が居たら、俺の女になれって言ったらイチコロだね」
「...そんな事は言わないよ」
確かに魔王の魔眼は魔力さえあれば、限度はあゆが何でも出来る事に凄い眼を貰ったんだなと今改めて思った。
「一応言うが、第二魔眼は他の魔眼から上書き出来ないからな。第二魔眼の命令を消せるのはその魔王の魔眼だけじゃ」
「何て反則的な魔眼だな。鑑定で見たが、良くそんな燃費の悪い魔眼を使いこなせるな、私ならすぐに魔力枯渇しそうだ」
「まぁ、俺も何回か魔力枯渇したがな...」
「それに、先程魔王の魔眼は2つと言ったな?正確には3つじゃ。第三、第二と有れば第一もあるのじゃ」
「まだ、あるのか?」
「第三魔眼や第二魔眼より強力な魔眼になる事?」
ルティナの話から、第一魔眼は前の二つより強力な魔眼とナナリアは予測した。
「そうじゃな、書籍では世界を変える程の規模の強さだが、我も知らないのじゃ。第一魔眼は開眼出来たのは初代魔王だけじゃ。第二でも数人しか開眼してないのだぞ?」
「そうなのか」
世界を変える規模って...強力過ぎだろ
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「我従僕よ!」
「何だお嬢」
キースが仁王立ちで、俺の前に立った。
シンヤはスススッとお茶をゆっくりと飲んだ。
「セ○○スに興味がある!」
「ブブーー」
どストレートな言葉にシンヤは飲んでたお茶を膨大に吹き出した。
だがすぐにシンヤはキースの異変に気付いた、キースは普段そんな言葉遣いじゃないからだ。
キースの顔を良く見ると顔が赤い事に気付いた。少し近づきキースの匂いを嗅ぐと
「お嬢、もしかしてサラの酒でも飲んだか?」
サラのお酒は度数が高すぎる、俺でも飲むとすぐに酔ってしまうぐらい強いお酒ばかりだ。
多分間違えて飲んだか、キースの好奇心で飲んだかと違いない。シンヤは仕方なく立ち上がり、キースをお姫様抱っこして部屋に向かった。
「お嬢、今日は寝ろ」
「やっ!相手してくれるまで、寝ないから」
可愛いらしいキースにシンヤの理性は限界だったが、酒の意志で初めてを奪うのはあまり好まない事だ。
バン!!
すると、扉を強く開ける音が聞こえてきた。いきなりの大きな音に咄嗟に振り向くと、大きなサラのお酒を持った顔を赤くしたレヴィが入ってきた。
お前もか!!!
「レヴィちゃん?」
「おいぃ!ばぁかしぃんやぁ!あたしの事もまぜろ!」
「少し落ち着こ?ねぇ?」
レヴィがいきなり服を脱ぎ始めた。
シンヤは逃げようと立ち上がると後ろからキースにガッチリと抱きつけられ逃げられる状況じゃなかった。
「待て待て待て!俺今から襲われるの?!え?」
「うるしゃい!あたしにプロポーズしてから、すぐに他の女を作りやがって!このスケコマシが!!」
「アテナの事か?!確かに...」
「アテナじゃねぇ!アテナは実際あたしより前だろ?」
「じゃ!誰の事だよ」
本当に分からない、俺アテナの後誰も作ってないよ?
シンヤは本当に分からなかった事にイラつき、レヴィはシンヤの首に強く噛み付いた。
「マーキングだぁ!吸血鬼はあたし一人で十分!!これで、他の吸血鬼女は近づけない」
「ティナも、吸血鬼だよ?」
「ルティナは、サキュバスの血の方が強いだろ!」
「そうだけど...」
「ちょっと、我従僕?主人を無視するって良い度胸ね?」
二人の姿にシンヤの理性はどんどん限界に近づいて行った。
あ、やべ...
シンヤはまずキースの首を噛み付き、次にレヴィの首にも噛み付いた。
「おい!ばぁかしんや!!このあたしにマーキングするとは良い度胸だな!ますます、吸血鬼になりかけてあるぞ?」
「主人に噛み付く、従僕はお仕置きしないとね」
「うるせぇ」
「「え?」」
シンヤの言葉に二人はピタリと固まった。
「俺をその気にさせたから、逃げても許さないからな?」
シンヤの理性は爆発して、敵の縄張りの中に入っていても、お構いなく3人の夜は激しく続いたのだった。




