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トラベルクロウ〜幼馴染達から始める美少女達とハーレム冒険譚〜  作者: ちゃんユウ
女神降臨と冒険者生活
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魔眼

「ナナリア、順調か?」


1週間の月日が経ち特にやる事がなく、船の中をウロウロしていると、操縦場所にたまたまついてナナリアがハンドルを握って目的の場所に向かっている姿を見て、後ろから声をかけた。


「む?船長か。そうだな、船が良いからな。あと私の見立てだと、あと4日所かな。今は大丈夫だとおもうが、奴らの縄張りに近づいておる。明日あたりに出くわすかも知れないから、用心してくれ...まぁ、船長達には必要ないか」


シンヤやルティナは<気>で周りを探り、クロカは常に魔力感知を発動しており、アイはレーダーで動いているものや熱の反応などを確認をしてるの万全だった。


「シンちゃん...あと何日で作って?」


すると、クロカも暇してたのか船の前の部分で景色を見渡そうと操縦場所につくとシンヤの姿が、見えたので声をかけたのだろう。


「あと、4日ってよ」


「分かった...船生活で体が鈍ってるから...敵と出会したら暴れても良い?」


「好きなだけ、暴れようぜ。災害級のモンスターは早いもの勝ちだな」


「なぁ、クロカ殿。前々から気になっていたが、クロカの瞳から魔眼の気配がするのだ。鑑定をしても良いか?」


流石魔眼大好きナナリアだ。クロカが魔眼持ちを感気づくとは、本当に魔眼を愛してると分かるものだ。

 ナナリアの問いに、クロカはウンと頷いくと眼帯を外し鑑定眼を発動させた。


「誘惑眼か...なかなか良いの待ってるな」


「いる?...私必要ない。便利だと思ったらなかなか不便」


誘惑の魔眼は魔力ではなく、体力を使うのでパーティ内で体力が少ないクロカは戦い中体力を節約する為使う機会が現れない。


「でも、『魔眼強奪(エビルアイ)』を使える?」


「確か、魔眼を奪う魔法であろう?私にはそんなの必要ない、いや似たのを持っているからのう。固有魔法『大魔眼館(エビル・ロードアイ)』、本来の私の両目は黒色なの」


ナナリアの固有魔法『大魔眼館(エビルアイマスター)』は右目にある黒赤目が赤く光出した。

 魔眼を愛しすぎた事に、他人の魔眼を貰ったり奪ったりそして、明け渡したりする事も出来る。

そして、本来なら魔眼とは強力な上に危険がつきものなのだ。


相性と言うものがあるのだ。暴走する恐れや、自分に合ってないと体調を崩したり運が悪ければ死ぬ恐れもある。

 ナナリアの『大魔眼館(エビル・ロードアイ)』は全ての魔眼が完璧に使いこなせる事が出来るのだ。

そして、1番の強みは魔眼を何個も使える事だ。本来なら多くて2つ、いや多い程死ぬ恐れがあるがナナリアにとってそこの所は心配ないのだ。


「なら、あげるよ...体力的にナナリアの方が...ボクより断然に多い」


「感謝する。貰うだけもフェアじゃ無い、欲しい魔眼があるのなら申してくれ、持っていたら交換しないか?」


「...ボク、魔眼要らない...」


「貰うだけだと、こっちも落ち着かないんだ」


「なら...ナナリアが一番要らないもの」


「要らないものか...魔眼を愛す者として要らない魔眼とはないが、強いてあまり使わない魔眼となると千里眼だな」


千里眼→保有者にとって遠くのものを見える様にする、一番凄い人は100キロ先のあとを見る者が居るらしい。


「千里眼便利じゃ無いねぇか?」


「そうだな、私1人だったら便利だが。私の範囲は5キロ、アイ殿のレーダーとやらは10キロぐらいの範囲だろう?なら、私には必要ないな。戦いに千里眼も使えないし。それに、そんな遠い場所を見てもつまらぬ。この望遠鏡があれば満足だ」


「千里眼か...ルナにあげて良い?」


ルナの視力は物凄く良い。流石弓師と言った所だ、ルナの眼球だけで2キロ先は見えるらしい。ルナは見えるものであれば全て打ち抜けるので、もし千里眼があれば5キロ先の敵を撃ち抜けるって事になる。


「ルナ殿か?良いぞ」


何話でルナを呼び、待ってると5分メイとスーと共にルナがやってきた。


「どうしました?」


「ルナ、千里眼欲しくないか?」


「...え?!欲しいです」


やはり弓師は目が大切なので、弓師にとって千里眼は物凄く欲しいものの様だった。ルナは嬉しそうに千里眼を受け取った。


「それが、千里眼」


「ルナ殿、いきなり遠い所ではなく近い所から発動させた方が良いぞ。千里眼は目眩が激しいからな」


「分かりました!」


ナナリアのアドバイスを聞いて、ルナは周りを見渡していた。


「そう言えばスー殿やヒナタ殿も魔眼の気配がしたのだが、スー殿は何の魔眼なんだ?」


「ヒナタのはナナリアと同じ鑑定眼、スーは何だ?」


「私?〜ん〜何だっけ〜」


「見ても良いか?」


「良いよ〜」


ナナリアは鑑定眼を使ってスーの魔眼を調べた。

 すると、スーの魔眼の正体を知ったのか目を見開いて驚いていたのだ。


「直死眼だと...」


「何だそれ?」


「カトブレパスと言う、希少種モンスターでねそいつの魔眼何だ。そいつの瞳を何秒間見つめると死ぬのだよ」


「え?強」


「まぁ、やはり弱点があってね。魔眼で殺せないものは結構多いのだよ。生命力が強いもの、自分より魔力や闘気が多いものは効かない事があるのだよ。それに、使えば使う程失明する事もある、私が使えば1発で失明だろうな」


「失明するのか...スーは大丈夫なのか?」


「大丈夫よ〜私スライムだから、全て回復する〜」


「なら、良いけど」


「ねぇねぇ、ナナリアちゃんは他に何の魔眼があるの?」


「そうだな――――」


5人はナナリアの魔眼の話しを聞いたのだった。

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