プロポーズ
「愚か者!!お前の様な奴がサティア様の名を気軽に喋るな!」
アリティンはアイがサティアの名前を呼び捨てをした事に気に食わなかったのか、アイの方を睨みつけた。
「おい、人間。お前の方こそ喋る相手を気をつけた方が良いじゃないのか?お前と喋ってる相手はかつて勇者ユウマのパーティの一員だった、漆黒の破壊者だぞ?」
「...本当ですか?漆黒の破壊者様なのですか?」
アテナがコクリと頷くと、アリティンは顔を青ざめ直ぐに土下座の体制に入った。
シンヤは、昔のアイの二つ名を聞くとニヤニヤとアイの方に近づいた。
「漆黒の破壊者様と呼ばれてましたか...」
「お恥ずかしながら、今の黒鉄の魔女がどれほどマシなのか分かりますよ」
アイはもっとマシな二つ名がないのかと、どこの誰かは知らないが名付けた奴に呆れていた。
シンヤは用が住んだと教会を後にしようと、で口に向かうと後ろから、アリティンに呼び止められな。
「貴様は...貴方様は何者なんですか?」
「そう言えばまだ名乗ってなかったな、俺はシンヤ。調べてると思うが最近ランクが上がったただの冒険者で、こいつの夫でもある」
シンヤはアテナ肩に手をポンと置いた、夫と言ってくれたことに、アテナは息を荒くして目がハートの状態で見つめられてしまったが、あまりにもキャラの変わりに見なかった事にした。
アリティンは目の前の光景に固まり、ポカーンと口を空けて、その場で崩れ落ちたのだ。
そんな、アリティンをほっといて教会を後にした。
「シンヤ様♡!」
「んだよ、」
「えへへ、呼びたかっただけですよ」
「はぁ〜」
シンヤを離さんばかりにずっと抱きつきながら、馬車に戻ろうとしていた、暑苦しいと言っておきながら、ずっと頭を撫でていた。
周りからは、美女の集団、最近話題の冒険者パーティ、そして真ん中に居る大女神に似た(本物の)アテナが居る事に周りから物凄く注目されていた。
「まずは、レヴィちゃんとアテナの冒険者登録だな。レヴィちゃんも良いよ...何だよ?」
レヴィの方を振り向くと、何故か驚いている様子で見られていた。
「こうも、女神と一緒に行動する事とは、昔のあたしには想像出来ないな」
「うふふ、別に私は神族主義者じゃないですからね。悪魔族でも、魔族でも私は交友を導きたいぐらいですよ。それに、シンヤ様の妻に当たるのなら尚更ですよ?」
「はぁ?!あたしは別にそんな奴と「なぁ、レヴィちゃんよ」
レヴィはシンヤの声がした方を振り向くと、キースに押されながら顔を赤くしたシンヤがいた。
顔見れば、何を言うのかはすぐに気付きレヴィも顔を赤くなってしまった。
「お前...」
「その、何だ。お前の事が悪くないと思ってるんだよ」
「従僕?ハッキリ言ってよ」
「...俺はレヴィちゃんの事が好きだ。もし良かったら、受け取ってくれないか?」
シンヤは前にシンヤが渡した何もないリングにリン達の様な綺麗な宝石がついてるリングを見せた。レヴィはいきなりの事に動揺していた。
「ふん、まぁ。お前程度の人生に縛られるのも悪くない。あまり、あたしをガッカリさせるなよ?」
「あはは、そうだな。レヴィちゃんを必ず幸せにするよ。それに、俺殺されない限り死なないよ?」
「は?」
「俺、いや俺達不老なんだよ。今の状態から年を取らないって事よ」
シンヤはアテナに不老にされた事、シンヤを愛した者シンヤが愛した者が不老になる事を説明した。最初は驚いていたが、すぐに笑って行った。
「あはは、そうか。なら、あたしを永遠の楽しませてくれよ?馬鹿シンヤ」
「当たり前だよ。言われなくてもする」
レヴィはリングを受け取り、不意打ちでキスをされてニカッと笑った姿がシンヤの心臓をドキっと跳ねらされたのだ。
「アテナ。二人目になっちゃって悪いが、俺はまだアテナの事を知らない」
「うふふ、私はシンヤ様の事をよく知ってますよ。私の事をこれから教えて行きますから」
「そうか、待たせちゃってすまなかったな。アテナももし良かったら、受け取ってくれないか?」
「はい、やっとですね。待ちくたびれましたよ」
アテナは嬉しそうに、シンヤからのリングを受け取ったのだ。
リングを受け取る際、アテナも不意打ちでシンヤの唇にキスをして、リングを受け取ったのだ。
俺の命持つかな?




