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トラベルクロウ〜幼馴染達から始める美少女達とハーレム冒険譚〜  作者: ちゃんユウ
魔法都市ルヴェルシドタウン編
247/283

鴉対七つの大罪 3

リン達視点〜〜〜〜〜


「アリア!!シンとクロカの魔力が感じなくなった!」


リンはクロカの魔力が途端に消えた事に感じて、近くに居たアリアに訪ねた。

アリアも消えた事に気付いて焦りで魔法を発動させると、生きてる事は気付いてホッと撫で下ろした。


「...いえ、死んではないです。どうやら、相手の魔法に捕まったのでしょ」


アリアは身内が生存を確認できる魔法を使ったのだった。


「ですが、少し心配です。少し急ぎましょう」


サイクロプスの集団を次々と蹴散らすが、減る気配がなかった。

あまりにも多さに、ルティナは苛立って居た。


「あーー!!多いのじゃ!ここは別々に行動するのじゃ」


一点に集まってるとサイクロプスの多さでやりにくいと思い、ルティナは別々に行動して、サイクロプスの集団を分散させる作戦を伝えた。

 その作品に彼女達は頷き、別々のチームに分かれた。


北チーム→リン、カノン、マナ、スー

南チーム→サラ、ヒナタ、メイ

西チーム→ルティナ、イヴ、ルナ

東チーム→アリア、アイ、キース 


七つの大罪も別々に別れた事を見て自分達も同じ作戦に出た。


「オデは、あの赤髪の所に向かう」


「なら俺はあっちに、レヴィはあっちに行ってくれ。残り一つは早い者勝ちで良い」


ベルフィンは西に、レヴィは東。


「は?何で私に命令するの?」


「そんな事を言ってる場合じゃない!」


「ちっ」


 レヴィは仕方なく東の方を向かって行った。

何故よりによってキース(あの子)の方に行かないと行けないのか、憂鬱の気分だった。


北チーム視点〜〜〜〜〜〜


「豚デブがこっちに来たよ」


「...カノンお姉ちゃんって、意外と口悪いよね」


カノンの容赦ないベルセボネの呼び名に、マナはジト目で見つめて居た。

すると、ベルセボネは鎖に括り付けた斧を投げ始めた。

 それを、リンが軽くいなし相手に斬撃を飛ばした。


「お前、強い」


横からスーがドラゴンプレスを放ったが、ベルセボネは豚の様な鼻で炎を吸って、スーに炎を投げ返した。

投げ帰った炎を、自分の腕をスライムに戻して吸い付くし防御した。


「4対1か...おい、赤髪名前は?」


「は?リンよ」


「ちょ!」


リンが敵の質問に馬鹿正直に答えた事に、カノンはもっと警戒しなさいと横で叱った。


「リンか...ブヒヒヒ、良い名前だ。リンちゃん、オデが食ってやるよ」


っとヨダレを垂らした姿が、あまりにもキモ過ぎてリンは背筋が凍った。


「このままじゃオデは負ける。本気を出すか」


と言った瞬間自分の口に腕をいきなり突っ込んだ。

 そして、口の中から先程食べたであろう汚いものがドバドバと吐き出して居た。

何か魔法の準備をしてると気付いたが、あまりにも汚さに4人は近づきたくもなかったのだ。


「オデの固有魔法『空腹魔人(ハングリー・マグリ)』お腹が空く程強くなる」


「いや、ゲロ吐けばお腹空くわけじゃ無いんだけど」


マナは普通にツッコミを入れた。吐き続けるベルセボネの身体はみるみると太った身体から筋肉質に変わって行った。


「腹減ったな。すぐに食ってやるよ」


「さっきから食ってやるってそれしか言えないの?脳みそまで脂肪で出来てるのかな?」


「ブヒヒヒ、そんな挑発にオデが引っ掛かるとでも?」


カノンの挑発に、ブヒヒと笑って居ただけだった。


「カノン〜、リン〜、マナ〜は周りの雑魚をやって〜私はこいつとタイマンしたいな〜」


 スーが不気味な笑みを溢しながら、3人の前に立った。

3人はスーの提案にコクリと頷いて、スーの事を気にしつつ意識を周りのサイクロプスに集中した。


「ブヒヒ、全員相手をしてもいいだぞ?」


「お〜そんな事したら、つまらないじゃん〜私も大食いが得意なんだよね〜」


「ブヒヒ?それがどうした?」


「だから〜私がお前を食べるって意味だよ〜」


 スーは手の平をベルセバネに向けると、手からシンヤの二本の刀やカノンの薙刀にメイの大剣が色々出てきて、ベルセボネを襲った。


「ふん!」


ベルセボネは持ってた斧で弾き返したが、何本か体に刺さってしまった。


「私の固有魔法〜『複製(ドュプリカァーレ)武具(・アルミーズ)』、魔剣、聖剣や特殊な武器のレプリカを作る魔法。本物よりは劣るけど〜普通に痛いよ?〜」


「ゲフッ、やるじゃねぇか!」


 ベルセボネは体に刺さった武器を抜いて、鎖で括り付けた斧をクルクルと回しながら、スーの所まで笑いながら走った。





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