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トラベルクロウ〜幼馴染達から始める美少女達とハーレム冒険譚〜  作者: ちゃんユウ
魔法都市ルヴェルシドタウン編
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鴉対七つの大罪

「おい、そっちがそう来るなら。遠慮はせんぞ?」


「お前の魔力は中々美味そうだね。それに、隣の子は何て魔力量だ。男の方は...食っちゃうかな」


女はシンヤとクロカの魔力量を見て興奮していた。そして、シンヤの顔を見て美味そうに唇をぺろっと舐めた。

長髪の男はずっとクロカを、見ていた。


「...女の方は、捕まえろ。奴の魔力量はあの方の養分になる」


「なっ?!あの女はワシの」


「気が変わったんだよ、あの女は俺らが活用させてもらうよ」


長髪の男は、リュウデルを壁に吹き飛ばし。クロカの方に長スピードで近づき触ろうとした瞬間、その腕は吹き飛んだ。


「なっ?!」


何が起こったと一旦距離をとった。

その時、シンヤの手に一本の刀を握っていた。


「クロカに触るんじゃね。殺すぞ」


長髪の男は、目を光らせシンヤとクロカの何かを見ていた。


「男の方は..ちっ、殆ど見えないな。一体何者だ?全魔法耐性、状態異常無効化、自動回復?」


何とシンヤのスキル名を言い出したのだ。

どうやら、スキルを見れる魔眼だったのだ。


「女の方は、あり得ない。無限魔力、魔法無効化、魔導の王。どれも、素晴らしいスキルだ。アスモディース、奴を捕獲しろ」


「ルシフェル、男の方は私が貰っても構わないよね?」


「勝手にしろ」


すると、アスモディースは必死にシンヤに触れようとしているが、全て軽く避け前蹴りで距離を取らせた。


「あの男、レディに躊躇なく蹴り飛ばしたわよ」


「俺は先に女を捕獲しろと言った」


ルシフェルは自分の命令より、アスモディースの欲を先に優先した事に気に食わなく睨みつけた。

そんな、我儘なルシフェルに嫌味を言うように言った。


「ルシフェルさ、あのお方の事を考えると頭の回転遅くなるよね?あの男を先に何とかしないと、女は捕まえられないよ?」


「なら、お互いあの男を潰すぞ」


「はいはい、」


「シンちゃん...」


クロカや呼び声にシンヤは頷いた。ルシフェル達は同時に襲ってきた。


「はっ!」


すると、ルシフェルからいきなりランスの様な武器が現れてシンヤを突き刺さうとしたが、シンヤはランスの先を素手で掴み止めた。


「化け物か、俺の突きを素手で止めるとは...だが、俺のランスに触った時はお前の運のつきだ」


「...ちっ、」


すると、シンヤの中の魔力がみるみると吸われる感覚がした。

ランスから手を離そうとしたが、なぜか離れなかった。


「シンちゃん!」


「大丈夫だ、クロカはそっちを相手してろ」


クロカはアスモディースに集中しろと言った。

何かの魔法を使って、シンヤの手を固定してる事に気付き、魔眼を使って無効化にさせた。


「なっ?!魔王の魔眼と言われる第三魔眼だと!なぜお前が...そうか、お前はここで始末しないといけないな。その魔眼は少々厄介でね」


「お前らが、何者かは知らないがクロカを狙うならここでお前らを殺す」


すると、ルシフェルは手を組んだと同時に魔法陣がシンヤとルシフェルに現れた。


「『火山蓮地獄』、アスモディース!俺が戻って来るには終わらせろよ」


「ちっ、」


シンヤはどこか飛ばされると悟り、魔眼で無効化しようとしたが少し遅かった。

2人の姿はその場で消えたのだ。

クロカが、シンヤの服を掴もうと走っても目の前でシンヤの姿が消えた事に怒りが込み上がってきた。


「おい、女。シンちゃんをどこにやった?」


「ふん、知らないわよ。ルシフェルの固有魔法の世界なんてどこにあるのか」


「そうか、ならお前を殺して連れ戻す」


「はっ、魔力が無限だけの人族が私を殺すって?笑わせないで」


「黙れ、早くシンちゃんを返せ」


クロカの周りに赤い炎が、青紫の炎に変わって行った。

あまりの暑さに、部屋が燃え始め熱気だけで近くの鉄類が溶け始めた。


「何て...炎よ、これって私不利じゃない?」


クロカの闘気を感じて、簡単には勝てないのと感じたのだ。


リン達視点〜〜〜〜〜


「シンとクロだけで大丈夫なのかな?」


「リンは誰と誰の心配してるの?あの2人同時に勝てる集団なんて思いつかないわ」


アリアは、シンヤとクロカが2人で居るので、余程の敵が襲ってきても負ける事はないと信じていた。

すると、空から先程のサイクロプスの集団が降ってきた。

リン達は瞬時に戦闘体勢に入った。


「お前らか、俺の子を殺した奴らは?」


次元から黒いワープホールが現れて、3人の男女が現れた。

大ハサミを持った女仮面と、太った男に先程喋っていた、紫髪のゴツい男が中から出てきた。


「お前は?」


アイは仮面の女に反応した。

剣の街でシンヤが倒れてる時に、近くに居た女と覚えていた。

仮面の女の正体は、レヴィだったのだ。


「...ちっ、何でここに居るのよ」


シンヤ達が魔法都市に居ると思わなく、レヴィは、周りに聞こえない様に言葉を溢した。


「おーー、どれも良いね、良いね。オデが全部食っちゃいたいね」


太った男、ベルセポネは近くに居たメイを襲った。


「影針」


ペルセポネの地面から、無数の影の針が襲って止めた。

だが、針は脂肪により突き刺す事は出来なかった。


「邪魔だ」


影針をバリバリと折ったのだ。

ワーブホールから、次々とサイクロプスが出てきた、ざっと数えると100を超えていた。


「お前らは全員捕まえる、あのお方の為に」





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